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どれが良い? フォノイコライザーアンプの方式 vol.15

2015-10-12 | 雷鳥 Raicho
『どれが良い? フォノイコライザーアンプの方式 vol.14』の続きです。

MCカートリッジ専用フォノアンプ caldo(カルド)の特別な機能、

『カートリッジの負荷抵抗を軽くすることができる』についてです。

負荷抵抗が軽いとか重いというのは

いったいどういう状態なのでしょう?

これは自動車で考えるとわかりやすいと思います。

自動車に1人で乗っている場合と5人で乗っている場合を考えてみます。

加速する場合、1人のほうが早く加速ができまます。

ブレーキをかけた場合も1人の方が早く止まることができます。

これをカートリッジで考えてみると

音量が急に大きくなったとき、負荷が軽いとスピード感をもって対応することができます。

その結果、伸び伸びとした音質が実現されます。

しかし、自動車の乗り心地を考えた場合、

急加速、急ブレーキよりもゆったりとスピードが変化したほうが良いでしょう。

カートリッジで考えると

バイオリンや金管楽器のように鋭い高域をもつ音がマイルドになるのです。

これはカートリッジの性格や音楽によっても評価が異なるのです。

SPUのようなカートリッジは100オームではなく

もっと高いインピーダンスで使用した方がヌケがよく、

開放的な音になります。

ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ春は100オームの負荷をかけて聴いたほうが

落ち着いた音になると感じました。

カートリッジの負荷インピーダンスは

ユーザーの愛用のカートリッジや音楽にあわせて変更しても良いと思います。

次回に続きます。


MCカートリッジ専用フォノアンプ caldo(カルド)\69,800-(税別)は10月20日発売です。

この製品は国内では当社ネットショップでのみの販売となります。


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