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羽迫博己さんの町屋あれこれ・・・~吉良川町の歴史~

2011-06-12 | 室戸市内の見所・ウオッチィング

羽迫博己さんの町屋あれこれ・・・~吉良川町の歴史~

 

~吉良川町の歴史~

 

 浜街道沿いの在郷町で、近世から豊富な山林資源を

 産物に、木材や薪を海路、京阪神地方に移出した。

 良質で火力の強い、樫や馬目樫が好んで用いられ、

 帰りの船に京阪神地方の雑貨・文化を持ち帰った。

 煉瓦や洋風の建築意匠がこのときに伝えられた。

 大正元年に、紀州より備長炭の創始者を招き、

 土佐備長炭を完成さている。

 

    「浜地区~旧街道に沿う地区

 

 地区の特徴は、旧街道に面して主屋が並び、奥行き

 の長い敷地割りで構成されており、屋敷が浜まで続き

 小舟で沖に停泊する貨物船まで荷物を運んだ。

 民家は、通気と防犯からつし二階の二階窓に鉄板・

 鋼鉄製の扉をつけているが、赤煉瓦の塀も土佐漆喰

 と水切り瓦とあいまって町並みにモダンな印象を

 与えている。

 以前は海岸に沿い、松林が植えられ防風林の役目

 を果すと共に、浜の景観を形作っていた。

 

    「丘地区」~その北側の微高地に展開する地区

 

 地割りは江戸中期の農家型の方形を保っている。

 家屋は大正期が中心で周囲にいしぐろとよばれる

 塀を巡らせたもの=浜石や河原石を半割り、また

 そのまま練積みにして積上げている。

 防風石垣塀で地域の風土が生んだ

 伝統的な築塀法。

 

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