りん日記

ラーとか本とか映画とか。最近はJ-ROCKも。北海道の夏フェスふたつ、参加を絶賛迷い中。

クド…カン…?マツ…ケン…?

2009-10-08 22:43:25 | 映画
『カムイ外伝』を見てきたのです。

原作:白土三平
脚本:宮藤官九郎、崔洋一
監督:崔洋一
出演:松山ケンイチ、小雪、佐藤浩市、伊藤英明、小林薫、ほか



んー…… ぬあー…… あれぇ……?
と、終始首をかしげながらの鑑賞となりました。


以下、短い感想。ネタバレはありませんが、未見の方は先入観入っちゃうですよー











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生ぬるいんですよ。
エッジが効いてない。
キャラが立ってない。
クドカン色もどこにもない。

なんでだー?なんでこんなんなったー??

ワイヤーアクションの処理や小舟で海に出るシーンのCGやサメ退治の大きい帆船のCGが
なんだかお粗末で、最初は効果を狙ってわざとチープ感出してるのかと思ったくらい。
(パンフレットを見るとどうもちがうみたい。リアルさにこだわったって??ウソー。)

小林薫や佐藤浩市の使い方が中途半端。せっかくいい俳優さん使ってるのに。

そして松山ケンイチくんは…
トーク番組などに出ているときの彼は、黙って立ってるだけで独特のオーラがあって、
しゃべらせるとかわゆらしくって、とっても魅力的なのに、
役の人物を演らせるととたんに精彩を欠くような気がしてしかたがない。
今回も、アクションはエラく頑張ってたし、
常に死と隣り合わせで追われ続ける者としての研ぎすまされた雰囲気はよく出てたけど、
抜け忍の悲しみや、それでも生き抜こうとする強い意志はあまり伝わってこなかった。
原作読んでないけど、この二つがこの作品のテーマなんじゃないのかなぁ。
けど届いてこなかったなぁ。
最後に流れる倖田來未の歌も興醒めだったなぁ…

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