24日(木)は、朝は例により、少々冷え込んでいましたが、午後は強烈な日差しになり、初春の感じではありませんでした。
テレビで気象予報士等が「桜ソメイヨシノの開花宣言」をしています。大阪より数日前に東京の開花宣言がなされていました。それぞれに開花を宣言するサンプルの標準に決めた樹があって、その樹に5~6つの花が開いた時に「〇〇地方の開花」と宣言するのだそうです。たとえば、大阪と言ってもかなり広い地域になります。ここが大阪で一番早いわけでもなく、逆に北へ向かって高地も丘陵地区もあれば、陽の十分射さない場所もあります。色々な条件で開花でない所もあるでしょう。それが大阪城近辺の標準樹が開花したことをなぜ大阪の開花と言わねばならないのか、私は昔から疑問を持っています。自然の季節変化でしょう?寒い季節、春は恋しいし、桜の開花も嬉しい気持ちはあります。でも大阪城公園の中のある特定の樹が開花宣言したことが、どれだけ府民や市民、それに社会の皆さんにとって意義があるのでしょう。私の家の近く豊中市で、今日桜並木を眺めると数個以上の開花があるようでした(写真)。近所の開花を私達は見る事ができ、マスコミや官制の開花を何も宣言してもらう必要はありません。開花は自分で見つけて喜ぶものでしょう。ごく一部を表す開花宣言の存在には疑問です。
先日、古い(50年くらい前の)本を読んでいると、「桜開花の時期には暖かいので、スプリングコートを脱ぎ、薄着になって、半袖セーター姿になる青年が多い」という表現がありました。そうだったですね。私も暖かい時は一枚ニットの半袖のセーターを愛用していた時代がありました。所が最近は、男性用のニットの半袖セーターはどこにも売っていません。インターネットの通販で探しても、せいぜいTシャツ的なシャツです。似ていますがセーターでない。なぜないのでしょう。不思議。