【東一番の悪】
"麦わらのルフィ"と"海賊狩りのゾロ"の手配書が世界に配布された。
「道化のバギー1500万ベリー」「海賊艦隊提督 首領・クリーク1700万ベリー」「魚人海賊団 ノコギリのアーロン2000万ベリー」という「東の海」の大物海賊達をのきなみ倒した”麦わらのルフィ”は、賞金額アベレージ300万の「東の海」において3000万ベリーという破格の賞金額となった。
「鷹の目のミホーク」はその新しい手配書を手に嬉しそうに「赤髪のシャンクス」を訪ねた。
シャンクスは手配書を見ると「来たか!ルフィ!!」と目を輝かせて喜び、大いに祝杯をあげた。
一方、ルフィの出身地「フーシャ村」の村長はルフィの手配書を手に「・・・夢か・・・運命か・・・」と空を見上げてつぶやいた。
【始まりと終わりの町ローグタウン】
"麦わらの一味"の5人は、「ローグタウン」に上陸した。
ここは「始まりと終わりの町」と呼ばれる地で、海賊王ゴールドロジャーが生まれ、そして死に、大海賊時代の幕を切った場である。
【ゾロとたしぎ】
ゾロは、この町でひ弱ながらもなかなかの剣捌きを見せる女に出会い、驚愕する。
その女は、自分が世界一の剣豪になると誓った、死んだ親友の「くいな」と瓜二つの女だったからだ。
ゾロは、「いっぽんマツさん」の経営する小さな武器屋に入り、無くした2本の刀の変わりを探していた。所持金の少ないゾロに持っている刀を売って3本の刀を買うよう勧める店主に、先程の女「たしぎ」が割って入った。
たしぎは刀に詳しく、ゾロの刀を一目見て大業物21工の1本『和道一文字』、1千万は下らない名刀だと言う。
自身は業物『時雨』を受け取りに来ていた。
女は、「世界の名刀が悪党の手に渡るのが許せない、世界中の悪党に渡った名刀を命を懸けて集めるのが夢だ」とゾロに語った。
また女は、安物のセール品の中から、業物『三代鬼徹』を見つけ出した。
この先代で『二代鬼徹』は大業物、『初代鬼徹』は最上大業物とされるが、呪いがかった『鬼徹』は持ち主を死に至らしめる妖刀であると云う。
ゾロは「どっちが強いか試してみようか。おれが負けたらそれまでの男だ」と言うや、鬼徹を放り投げ、落下軌道に自分の腕を差し出した。刀はゾロの腕をスルリとなぞって床に突き刺さる。
これに感動した店主は、家宝の良業物の名刀『雪走』も一緒に貰ってくれとゾロに差し出した。
世界一の剣豪を目指すゾロ、世界の悪党から名刀を奪い返したいたしぎ、そして妖刀を持っていたいっぽんマツが、この小さな店で交差する。たしぎの運命は、ここで大きく舵を切ることになる事を、たしぎ自身はまだ知らない。
【処刑台】
ルフィは、22年前に海賊王が処刑された処刑台に上って、海賊王がかつて見た景色を眺めていた。
するとそこへ【悪魔の実】を食べてきれいになった"金棒のアルビダ"と"道化のバギー"が現れ、ルフィを処刑台へと貼り付けて、
公開処刑を始めた。
バギーは処刑前に言っておくことはないか、とルフィに聞くと、ルフィは「おれは海賊王になる男だ!!!」と宣言してみせた。
だが、残念ながら今から処刑だ。
バギーが剣をルフィの首目がけて振り下ろそうとした時、ルフィは仲間達を見つけて言った。
「わりぃ、おれ死んだ」そして、ニカッと屈託なく笑った。
だが、まるで天がルフィを逃がそうとしているかのように、寸手の処でバギーの剣に落雷し、海賊王ゴールドロジャーが処刑された処刑台は燃えて灰になり、ルフィは無傷で立ち上がると、シャンクスから預かっている"麦わら帽子"を被りなおした。
これを見た、ローグタウンを管轄するス海軍のモーカー大佐は目を見張った。
なぜ笑った手・・?死刑台で死を前にして笑ったのは、かつての海賊王ゴールド・ロジャー唯一人・・・。
スモーカーは自分の名にかけて、この海賊を逃がすまいと震えるものを感じた。
スモーカーもまた、ここで運命の舵が大きく切られることとなる。
【嵐】
処刑台広場から逃走したルフィ達は、突然降り出した大雨の中を走っていた。
途中、ゾロがたしぎ曹長とやりあっていたが、「くいな」に顔だけでなくセリフまでそっくりで、
ゾロはいつもの冷静さを欠いて言い合いのケンカになってしまい、調子が出なかった。
ルフィは、ロギア系【モクモクの実】の能力者スモーカー大佐にあっけなく捕まってしまう。
「悪運尽きたな」とルフィを取り押さえたスモーカーに「そうでもないさ」と答えたのは、革命家ドラゴンであった。
革命家とは、世界政府や国家転覆を狙う海賊とは別の勢力である。
スモーカーは、世界レベルの大物が、麦わらの味方をして逃がそうとする理由がわからないでいたが、その時、突風が吹いてルフィ達は吹き飛ばされるようにして、無事にローグタウンから逃げおおせる事が出来た。
革命家ドラゴンは「海賊か、それもいい」と、ルフィ達の船出を見送った。
ローグタウンを出た"麦わらの一味"は、グランドラインに入る前に、進水式としてそれぞれの夢を口にした。
「おれはオールブルーをみつけるため」
「おれは海賊王」
「おれは大剣豪に」
「私は世界地図を描くため」
「おれは勇敢なる海の戦士になるため」
行くぞ!!!偉大なる航路(グランドライン)!!!
これらは止める事が出来ないものだ
受け継がれる意志、人の夢、時代のうねり
人が自由の答えを求める限り、それらは決して止められない
海賊王Gロジャー
"麦わらのルフィ"と"海賊狩りのゾロ"の手配書が世界に配布された。
「道化のバギー1500万ベリー」「海賊艦隊提督 首領・クリーク1700万ベリー」「魚人海賊団 ノコギリのアーロン2000万ベリー」という「東の海」の大物海賊達をのきなみ倒した”麦わらのルフィ”は、賞金額アベレージ300万の「東の海」において3000万ベリーという破格の賞金額となった。
「鷹の目のミホーク」はその新しい手配書を手に嬉しそうに「赤髪のシャンクス」を訪ねた。
シャンクスは手配書を見ると「来たか!ルフィ!!」と目を輝かせて喜び、大いに祝杯をあげた。
一方、ルフィの出身地「フーシャ村」の村長はルフィの手配書を手に「・・・夢か・・・運命か・・・」と空を見上げてつぶやいた。
【始まりと終わりの町ローグタウン】
"麦わらの一味"の5人は、「ローグタウン」に上陸した。
ここは「始まりと終わりの町」と呼ばれる地で、海賊王ゴールドロジャーが生まれ、そして死に、大海賊時代の幕を切った場である。
【ゾロとたしぎ】
ゾロは、この町でひ弱ながらもなかなかの剣捌きを見せる女に出会い、驚愕する。
その女は、自分が世界一の剣豪になると誓った、死んだ親友の「くいな」と瓜二つの女だったからだ。
ゾロは、「いっぽんマツさん」の経営する小さな武器屋に入り、無くした2本の刀の変わりを探していた。所持金の少ないゾロに持っている刀を売って3本の刀を買うよう勧める店主に、先程の女「たしぎ」が割って入った。
たしぎは刀に詳しく、ゾロの刀を一目見て大業物21工の1本『和道一文字』、1千万は下らない名刀だと言う。
自身は業物『時雨』を受け取りに来ていた。
女は、「世界の名刀が悪党の手に渡るのが許せない、世界中の悪党に渡った名刀を命を懸けて集めるのが夢だ」とゾロに語った。
また女は、安物のセール品の中から、業物『三代鬼徹』を見つけ出した。
この先代で『二代鬼徹』は大業物、『初代鬼徹』は最上大業物とされるが、呪いがかった『鬼徹』は持ち主を死に至らしめる妖刀であると云う。
ゾロは「どっちが強いか試してみようか。おれが負けたらそれまでの男だ」と言うや、鬼徹を放り投げ、落下軌道に自分の腕を差し出した。刀はゾロの腕をスルリとなぞって床に突き刺さる。
これに感動した店主は、家宝の良業物の名刀『雪走』も一緒に貰ってくれとゾロに差し出した。
世界一の剣豪を目指すゾロ、世界の悪党から名刀を奪い返したいたしぎ、そして妖刀を持っていたいっぽんマツが、この小さな店で交差する。たしぎの運命は、ここで大きく舵を切ることになる事を、たしぎ自身はまだ知らない。
【処刑台】
ルフィは、22年前に海賊王が処刑された処刑台に上って、海賊王がかつて見た景色を眺めていた。
するとそこへ【悪魔の実】を食べてきれいになった"金棒のアルビダ"と"道化のバギー"が現れ、ルフィを処刑台へと貼り付けて、
公開処刑を始めた。
バギーは処刑前に言っておくことはないか、とルフィに聞くと、ルフィは「おれは海賊王になる男だ!!!」と宣言してみせた。
だが、残念ながら今から処刑だ。
バギーが剣をルフィの首目がけて振り下ろそうとした時、ルフィは仲間達を見つけて言った。
「わりぃ、おれ死んだ」そして、ニカッと屈託なく笑った。
だが、まるで天がルフィを逃がそうとしているかのように、寸手の処でバギーの剣に落雷し、海賊王ゴールドロジャーが処刑された処刑台は燃えて灰になり、ルフィは無傷で立ち上がると、シャンクスから預かっている"麦わら帽子"を被りなおした。
これを見た、ローグタウンを管轄するス海軍のモーカー大佐は目を見張った。
なぜ笑った手・・?死刑台で死を前にして笑ったのは、かつての海賊王ゴールド・ロジャー唯一人・・・。
スモーカーは自分の名にかけて、この海賊を逃がすまいと震えるものを感じた。
スモーカーもまた、ここで運命の舵が大きく切られることとなる。
【嵐】
処刑台広場から逃走したルフィ達は、突然降り出した大雨の中を走っていた。
途中、ゾロがたしぎ曹長とやりあっていたが、「くいな」に顔だけでなくセリフまでそっくりで、
ゾロはいつもの冷静さを欠いて言い合いのケンカになってしまい、調子が出なかった。
ルフィは、ロギア系【モクモクの実】の能力者スモーカー大佐にあっけなく捕まってしまう。
「悪運尽きたな」とルフィを取り押さえたスモーカーに「そうでもないさ」と答えたのは、革命家ドラゴンであった。
革命家とは、世界政府や国家転覆を狙う海賊とは別の勢力である。
スモーカーは、世界レベルの大物が、麦わらの味方をして逃がそうとする理由がわからないでいたが、その時、突風が吹いてルフィ達は吹き飛ばされるようにして、無事にローグタウンから逃げおおせる事が出来た。
革命家ドラゴンは「海賊か、それもいい」と、ルフィ達の船出を見送った。
ローグタウンを出た"麦わらの一味"は、グランドラインに入る前に、進水式としてそれぞれの夢を口にした。
「おれはオールブルーをみつけるため」
「おれは海賊王」
「おれは大剣豪に」
「私は世界地図を描くため」
「おれは勇敢なる海の戦士になるため」
行くぞ!!!偉大なる航路(グランドライン)!!!
これらは止める事が出来ないものだ
受け継がれる意志、人の夢、時代のうねり
人が自由の答えを求める限り、それらは決して止められない
海賊王Gロジャー
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