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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

無何有庵マクロビオティック料理教室<羹のコース(応用)>第2回 

2010年06月03日 22時03分48秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
5月20日は、羹のコースの第2回を開催いたしました。
何だかんだで、二週間近く記事のアップが遅れてしまいました。

今回は、<出汁、スープをマクロビオティックする>というテーマでした。

昆布や干し椎茸、野菜や、豆といった精進出汁を使って、和洋中、様々なお料理を作ろうというちょっと、実験的な教室となりました。






まずは出汁の種類と割合についてお話いたしました。
そして、混合出汁を作る前に、それぞれを味くらべいたしました。

昆布出汁に塩だけ、醤油だけ、塩・醤油で味をつけたもの。
干し椎茸出汁に塩だけ、醤油だけ、塩・醤油で味をつけたもの。
昆布と干し椎茸の混合出汁に、醤油だけ、塩・醤油で味をつけたもの。

9種類の出汁をそれぞれ、味見いたしました。



野菜屑をオーブンで空焼きして、スープを取ります。



写真を撮り忘れてしまいましたが、炒り大豆や切り干し大根の出汁も作りました。

それらの出汁を使ってたくさんのお料理を仕上げましたよ。





今回もたくさん作りましたね。



寿司揚げに玄米ごはんとカボチャのマッシュなどを入れて揚げ焼きにした巾着にトマト風味のスープでいただきました。



玄米焼きおむすびに春雨で作ったふかひれ風スープをかけました。



甘い野菜のスープの野菜屑を使った甘い野菜の寒天よせ。



切干大根と取れたての生わかめをさっと湯通しして二杯酢で和えた酢の物。



切り干し大根の出汁で作った大豆タンパクの時雨煮。



小松菜と焼き椎茸のお浸し。



干し椎茸や残り野菜とスープを寒天と屑で固めて包んだ小龍包。



カボチャのポタージュ。



カボチャの和風プリン。甘味は一切いれず、上にかけたあんは野菜屑のスープに醤油と葛でつくりました。びっくりする甘さでしたね。



玄米ごはんのロールキャベツはトマトスープで煮込みました。



揚げ車麩の中華スープ



混合出汁と豆乳に玄米粉でとろみをつけた青梗菜のクリーム煮



打ち込みそうめんの白湯スープ



トマトスープパスタ



ラタトゥイユ



お手当てのめにゅーとして、甘い野菜のスープ



デザートはバニラウォーターのクリアジュレ


以上昆布、干し椎茸、混合出汁、豆、切干大根、屑野菜、バニラビーンズの7種類のスープをベースにアレンジして、17種類のお料理をつくりました。

みなさん、お疲れ様でした。




























マクロビオティック料理教室<羹のコース(秋冬)>卒業式(まだまだ続くのですが途中経過)

2010年06月03日 21時58分28秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
あとキャプションがまだですが、とりあえず写真だけでもアップします。


4月3日(土)は無何有庵マクロビオティック料理教室定期講座<羹のコース(秋冬)>第12期生の卒業制作&卒業式でした。

11時頃から順次集まりだして、盛り付けなどの準備をして、遠方(加古川)からの方など
もいらしたので、結局13時頃から試食が始まりました。

羹のコースの卒業制作は、ご飯、おかず、汁物、デザートで組み立てて、習ってきたことの集大成を発揮することが条件です。
もちろん、ソースなど、市販品、加工食品などは使わず出来る限り手作りをします。
甘味は米由来のものを使用。
出来るだけ、オーガニックな素材を使用する。
調味料は、古式製法のものを使用する。
という基本ベースを大切に作っていただきます。

早々に来られたIさんは、「自分でもこんなに作れるようになっているなんて、びっくり!レシピ無しで、次々できるから、めちゃめちゃ嬉しかった。我ながら凄いってちょっと自慢しそうです~」ってとても嬉しそうに語ってくださいました。

「とにかく楽しかった。はじめは大変やって思っていたけど、全然そんなことなくって、むしろ楽しくて楽しくて!」そんな風に仰る方もいらっしゃいました。

「前日早くに寝て、夜2時に起きて作りました」という方も。

「朝早くから、頑張っていたので、主人が洗い物を担当してくれました」

「主人が、メニューカードを一生懸命作ってくれたんです」

「お孫ちゃんが、一緒に作ってくれました」

などなど、作品にはその方その方のストーリーやヒストリーがあるんですね。
だからこそ、卒業制作は、とてもパワーがあって、皆さんの気持ちがこもっているんです。

今回も、素晴らしい大作が誕生いたしましたよ。





あきちゃん。
真剣な表情で・・・
かっこいい~。



「え?写真撮ってるの?」
でも、やっぱり笑顔が素敵です。



食器どれにしようかなぁ・・・



穀類をたくさん使って基本食を上手にアレンジしましたね。



玄米おむすびの<きんしゃり食堂>オーナーらしく玄米ボールがメインです。
お、のびるのぐるぐる、特製柚子味噌ですね。



里芋とジャガイモをマッシュしたもっちりほくほくコロッケ。ソースは根菜ベースで作りました。



もち黍と無水煮した人参と牛蒡を大根で包んだ、あっさり大根餃子。



コーフーを焼いてマスタード醤油で味付け。季節のアスパラも添えました。
美味しかった~。



切り干し大根と青菜、人参の和風マリネ。
これ、大好きです♪



デザートは和風に、牡丹餅と畑の蓬の白玉団子 黒胡麻ソース添え。
牡丹餅は柔らかな甘さで、作り手の優しさが伝わってきました。

あきちゃんの味付け、私好みだわ~♪



いつも黙々と動いて、万事スマートな中原あささん。
パン教室のnatural food klass te-maを主催されています。
今年からマクロビオティック対応のパン教室もスタートいたしました。



エスニックなコースに仕上げました。



大豆のチリコンカン&三年番茶玄米ごはん



きんぴら牛蒡の玄米粉クレープ巻き~白胡麻ソース~



小豆カボチャと玄米のペッパーコロッケ



彩美な野菜と麦のエスニックスープ





天然酵母のコーンブレッド&ひじき蓮根とアボガドのディップ





くるみのバナナケーキ&レーズンクッキー



どれも、大人の味わいで美味しかったです。
盛り付けも洗練されていましたね。
ご主人が一生懸命書いてくれた、メニューカードが輝いていましたよ。





きんしゃり食堂のあきちゃんと同様、教室に通いながら自宅カフェ<玄季旬菜食堂こにこ>を立ち上げた猪熊けいこさん。
マクロビオティックに出会って、人生が本当に楽しく輝き始めたお一人です。
ご自身の体調管理も万全になり、定期健康診断も、全てクリアになりました。
何せ、飯のコース受講の半年間で七号食を3、4回やってのける素晴らしい女性です。
彼女の持ち味は、何といっても「おかあさん」のあたたかさです。

今回の卒業制作には、ご主人の協力がとても大きかったようです。
洗い物は全てご主人が担ってくださったそうで、いつもながら仲の良いところに当てられっぱなしです。頂く前から、ごちそうさまでした(笑)。



テーマは春のお弁当です。



春の香りを乗せた桜のお寿司。



干し椎茸に味を含ませて、具を詰めて焼きました。
あんかけにしていただきます。



牛蒡の蒸し煮と菜の花を板麩で巻きました。



蓬豆腐と土筆など。



竹の子のオーブン焼きとわさび菜のジェノベーゼ



ひじき蓮根ごはんの白菜巻き



里芋のコロッケ























































































































蟲愛づる姫君さま

2010年06月03日 18時21分16秒 | 庵主の日記
11世紀、「源氏物語」とほぼ同時期に書かれたといわれる
「堤中納言物語」の中に出てくる
「蟲愛づる姫君」は、平安の都に住む大納言の姫さまでした。

小さな虫を小箱に入れ「これが成らむさまを見む」「鳥毛虫(かはむし)の心深きさましたるこそ、心にくけれ」と言ってとても可愛がりました。

大納言さまや母君さまは心配なされ、侍女たちも逃げ回りましたが、

「人々の、花、蝶やと愛づるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり。本地(ほんじ)訪ねたるこそ、心ばへをかしけれ」と問いかけます。

「毛虫をじっと見ていると、あなた方が美しいという蝶になるのです。あなた方は花や蝶を美しいというけれど、これらははかないものでしょう。生きる本質は毛虫のほうにあり、時間をかけてみているととても愛おしくなる。これがわかりませんか」



イノチの不思議、現代科学では読み取れない、イノチの本質を
こんな昔の日本の古書に綴られていました。

窓辺のカーテンを揺らすイノチの息吹を感じながら、
読んでみたい一冊です。


















季節の優しさ

2010年06月03日 16時34分03秒 | 庵主の日記
無何有庵でご縁を頂いたNさんはハーブの先生です。

今日診療室に来られた折に、
「時間がなくて遊びにきてもらえないだろうから・・」
って、リンデンの花を枝ごと持ってきてくださいました。





今が花の時期。

一週間くらいでその時期が終わるそうで、
昨年も届けてくださいました。












可憐な花は、とても優しいお茶としていただきました。





一緒に、ジュンベリー(6月のベリー?)も頂きました。
ほんのり甘くて柔らかな実。
美味しかったです♪





いつも気にかけてくださって、ありがとうございます。
























八ヶ月

2010年06月03日 10時46分19秒 | 松見歯科診療所にようこそ
また、短い政権でしたね。

鳩山さんって方は、ココロ根は悪い方ではなかったように思います。
育ちの良さのようなものもあり、おっとりとしていらっしゃる。
ただ、政権を取り動かしていくには、あまりにも未熟だったのでしょう。
後ろ盾の方が、あまりにも百戦錬磨のヨゴレだったのが彼の政治家としての品位を
落としてしまったのでしょう。

そして、親子間の自立ができていなかったことも、稚拙な言動にでてしまったのかもしれません。

後ろ盾道連れにできたことは、大きな成果かもしれませんね。

残された民主党の方々がこれでようやく力が発揮できることをココロから願います。
そうでなければ、私の一票は、本当に無駄になってしまう。

問題は、何一つ解決できていないのです。

この八ヶ月は、世界中に日本の体たらくを知らしめました。
たった20年間に16回もの政権が変わるという異常な日本を周知したのです。

「国民ってどこにいるんだろう?」

って、尊敬する師がこぼしました。

国民のため、全ての国民に、民意を問う・・・。
私は国民なんだろうか?

「国民」という民さんはどこにいるんでしょうね。
民さんを主にする党・・・。

コトバは、もっと意味を持ち、力を持つものでなくてはいけません。
言霊といわれるように、コトバには魂が宿らないと
国民は耳を傾けなくなるのです。

たった八ヶ月の仮住まいでは宿らないのでしょうね。
・・・総理官邸の改装費、返してよ(笑)