
今回のメニューは、玄米や雑穀を形を変えて頂けるようなアレンジ料理です。チャパティ、高黍のロールキャベツ~人参クリームソース、ひよこまめのクリームスープ、ジンジャークリーム羹、お手当てで里芋パスターをしました。ジンジャークリーム羹は旬の桃のソースでいただきました。
羹のコース2回目を受けておられるKさんがご主人とお二人でヨーロッパを2週間も旅行なさって来られて、お土産に「豆の発酵ペースト」を持ってきてくださってので、チャパティに添える蒸しキャベツをカレー味にせずに、このペーストをつけていただきました。陽寿に似た味噌や醤油っぽい味で美味しかったです。


お料理も手際よく、さすが羹のコースです。
今回、特に感じたのは、みなさんがとても誰かのお役に立ちたいと思っていらっしゃるということです。
マクロビオティック料理やお手当てを半年、一年・・・と学んでいくとその素晴らしさにどんどん引き込まれ、まず自分にうれしい変化が訪れて、その次は家族、友人と輪が広がっていきます。
気がつくと、マクロビオティックの素晴らしさをあちらに向いて、こちらに向いて話し始めている自分に気がつき、ついには全く赤の他人から望まれて料理法やお手当て法をお伝えしているのです。

この素晴らしいメンバーですから、食養指導についての話になるとそれはそれはディープな時間となります。皆さんの活動の内容や悩み、励まし、経験談・・・。
今やっと、ここまで成長した皆さんに本当に頭が下がり、また、私も学ばせていただいております。
ご自身の、そして家族の健康を目的に始められたマクロビオティックは、彼女達の中で大きく育ちその芽はもう蕾を持ち花開こうとしています。
正食クッキングスクールや自然医食フォーラム西川先生の下で学んだ私がしなくてはいけない役目は、この地球上に一杯のマクロの種を蒔くことです。そう考えると無何有庵の羹のコースで学んでくださっている皆さんの「今」は本当にうれしいことです。
九州の柿本先生やマクロ美風さん,大好きな山村先生がいつもおっしゃっているほんまもんのマクロビオティックは、日本一小さな県・香川でも少しづつ広げていくためのマンパワーが育っている実感がしています。
食養指導士のたまご達(もちろん私も入っています)に乾杯!