陽数の9が二つ重なる事から陰暦9月9日を重陽の節句として五節句のひとつにあげられ、10月11日が旧の重陽の節句となります。季節柄、菊の節句とも言われ、菊花を酒に浮かべて健康長寿をお祝いするのだそうです。
菊花は、中医栄養学的には、味は辛、甘、微苦、性は涼。不老不死の薬草と言われます。浄血作用があり、眼精疲労や充血を取り、風邪の熱や頭痛、のぼせ高血圧にも効果があるとされています。
九州阿蘇の脇園農園のご主人が、お野菜とともに95歳になる母や家族のために菊花を送ってくださいました。今日は曇り空で上弦の月を拝むことはできそうにありませんが、秋の夜長、菊酒を頂きながら、ゆったりと過ごしたいですね。