「アトムおやじ」の自然農園~自然と遊ぶ~

自然農法研究農園を中心に、天然生活を楽しみながら、いろんなことを妄想していきます。

薩摩芋も自家種芋にこだわっている。~自然農園~

2018-03-01 19:34:21 | 自然農園
今日の朝には雨は止んでくれたが、台風を思わせるような強い風が吹き荒れていた。窓ガラスが軋むほどの風圧で、心地が良いものではなかった。
2、3日前からは、今日の自然農園の休みを決めていたが、やっと、昨日、確定申告の収支を計算するための基本となる領収書の整理にかかっていたことから、自然農園に薩摩芋の種芋を取りに行くことにした。
≪まず、閃いた引出しの無い引出の活用。≫
で、自然農園に着いて、先日、少しばかり掃除をしていた引出しの無い机の引出しが使えるようにした。
それは、板を敷くだけで完成だ。

残念ながら、電動バリカンは、高さが高すぎて収められなかった。それでも、ジグソーとトリマー2台の計3台を収納することが出来た。
白い色のジグソーとトリマーはもう10年来使っているが、刃も丈夫で使い勝手が良かった。が、緑のものはプロ仕様でハードユースに耐えられるだろうとバリカンとトリマーを買ってみた。ところが、バリカンは直ぐにダメになって、替刃を買うくらいならと2台目も買ってみたが、それも使い物にならないものだった。
ただ、このメーカーの回転刃の充電式草刈り機は重宝している。
≪壊れた冷蔵庫の恒温庫で種芋保存≫
この恒温庫を使うようになって2年目になる。
初めての時は、温度だけの設定で使っていたが、乾燥し過ぎでダメにしてしまったことから、今年は加湿も自動でできるようにしていた。

その恒温庫が、なかなか調子が良くて、上手く越冬が出来たようだ。
この恒温庫では、自家種の生姜も保存している。
≪自家種芋へのこだわり≫
薩摩芋の種芋は、「えい紅はるか」と「ベニアズマ」という品種の2種類だ。いずれも自家芋だ。
この自然農園では、自家芋、自家種でしか育ってくれない感覚なので、種にはこだわっている。
今までの経験の中で、必然的にそうなっていったのだが、作物たちは過去に育った環境をDNAに記憶しているらしく、安心して子孫を残せる場所であると判ると伸び伸びと成長してくれると考えている。
そんなことから、自然農法では、2、3年以上同じ環境で育った自家種や自家芋であることが最低限の条件だと思うようになった。
≪当然、自家芋で苗作り!≫
そして、薩摩芋の苗作りは、自然農園の地温が発芽温度になるまで待つわけにはいかないので、自然庭園の温室でするようになった。
それでも、苗が植えられるようになるまでは、2か月以上かかってしまうため植込みが遅くなっていた。
他にも、発酵熱の利用もしてみたが、2年続きで失敗におわっていた。
それで、今年から防水の電熱線で苗床を温められるようにした。
当然、苗床の土も自然農園のものだ。さらに、肥料などは一切使わない。おまけに、灌水用の水は雨水を貯めて使っている。
今日から3日間ほどは、宇宙エネルギーを取り入れているというバイオダイナミック農法のカレンダーによる根菜類の植込みの最適期なのだ。
左の2個が「ベニアズマ」、元苗が農業屋のもので、自家種芋としては2年目になる。右の少し大きい3個は「えい紅はるか」、自家種芋としては3年目で、元芋はスーパーの食料品売場で買ったものだ。

このバイオダイナミック農法は、何年も前に出会ってはいたが、その当時は肥料を使うという感覚から無視していた。
ところが、去年、ひょんなことから月の満ち欠けを利用した播種を始め、自然にこのバイオダイナミック農法カレンダーに導かれていた。
これらの採用で、発芽率も改善され良いものが出来るようになったと感じている。
≪バイオダイナミック農法とは≫
この農法は、ドイツのルドルフ・シュタイナーが提唱した有機農法で、太陽、月、惑星と地球の位置関係が土壌や生命体の成分及び氣象等に影響することから、天体の動きにあわせて種まき、苗植え、耕うん、調合剤の準備や施肥、収穫などをするというものだ。
で、月の動きに焦点を合わせたムーン・カレンダーによるものでなく、「バイオダイナミック・カレンダー」という専用のものが用いられている。
さらに、土壌バランスや植物を健康に保ち効果的な収穫をあげるためのサプリメント或いはコンディショナーのような調合剤を使う。これらは、天然のハーブや鉱物、家畜を利用しており、人為的な化学物質は一切使っていない。
材料はそれぞれの調合剤によって異なるようだが、具体的には「水晶」「カモミール」「ノコギリソウ」「たんぽぽ」「雌牛の角」などが使用されているようだ。
いずれにせよ、これらの材料は、宇宙からのエネルギーを作物たちが最大摂り込めるように常磁性のあるものだと推測されるところだ。