わいるどぴっぐの猪突猛進

いつも疑問に思うことを書いていきます。

己を利するってどうなの?

2016-05-15 23:53:47 | 仕事
こんばんは、ぴっぐです。
実はですね、このブログを好評価してくれる医療機関の方がいまして、ちょっとこれから広め方を考えたいと思います。

さて仕事ですが、まずはボーナスをもらうことを目標にします。
そこまでは続けたい。

今回はその話題はおいといて、気になることを1つ。
私はクレイジージャーニーという番組が好きです。テレビで見る数少ない番組です。

公式HP
TBS 毎週木曜日深夜00:10から
http://www.tbs.co.jp/crazyjourney/#midokoro

簡単に言うと、世界の変わったところに行く人に同行する番組です。
今までは世界のスラム街を紹介する丸山ゴンザレス
世界の変わった自然現象などを写真に収める佐藤健寿 などなど。

特に私のお気に入りは丸山ゴンザレスです。
そのゴンザレスが、先週あたりメキシコの麻薬カルテルの取材をしていました。
メキシコの麻薬カルテルは、わりと有名ですね。アメリカに輸出するために、住民を拉致したり、見せしめに殺したりしている人達です。
本当のところすべての街で危険なのか、一部の街だけなのかはわからないです。

外務省によると、
・殺人件数は増加傾向
・警察官が関与したと疑われる事件が地方都市で発生するなどしているため,一般的に治安機関に対する国民の信用は低く,2014年9月にゲレロ州イグアラ市で発生したアヨチィナパ教員養成学校生徒襲撃及び行方不明事件では,イグアラ市長が襲撃事件を指示したと見られており地方政府、地方治安機関、犯罪組織の繋がりが明るみに出た。
・メキシコにおける誘拐発生件数は,2015年の公式統計では1,053件で,タマウリパス州230件,メキシコ州163件,ベラクルス州97件,ゲレロ州81件,タバスコ州78件

そうです。
行政が信用できないわけですね。

デイスカバリーチャンネルでは、麻薬をアメリカが購入→他の作物よりもうかる→農家を誘拐、脅す→麻薬を作らせる→麻薬のマーケットをめぐりギャングが対立→市民巻き添え、だったと思います。

そこで住民は自警団というのを作る訳です。
もっとも、ここからがポイント。
普通の市民からすると、自警団も必ずしも歓迎されてない。その理由まではテレビで詳細にやってませんでしたが、こんなやりとりがあります。

ゴンザレス「カルテルについてはどう思いますか?」
市民「どっちのカルテル?」(苦笑い)

そうです。
市民にとっては自警団も麻薬カルテルも、同じ「カルテル」でくくられているということです。つまり、自警団も悪い人と認識されている可能性がある訳です。

番組後半で、自警団のメンバーが警察に銃の不法所持で逮捕されていました。
番組の最初では、「自警団は警察から許可をとって銃を所持している」とゴンザレスは聞いていました。
つまり今まで放置していたけども、急に取り締まったということです。

なぜ急に取り締まったのか?
自警団を取り巻く政治的な動きがあったんでしょうね。

この中で最後にゴンザレスがこう言います。
「どの組織が正義ということはない。みんな己を利するために動いているだけであり、自警団のメンバーが隠れてカルテルをしていたり、警察が自警団を利用することもある。何かが正しいという価値観で見ていると理解できないと思う」

私はこれを見て、ドーンと来ました。

長くなりましたが、ここからが本題です。
私はいま生産品質管理部で部長に保護されています。しかしそんな部長の行動が、数日前に変わりました。

なんで変わったのかなと思うと、思う理由は1つ。
社長の私に対する風あたりが変わってきたのだと思います。
社長のコネで入った以上、社長は私を気にかけていた。しかし組織の矛盾点ばかり指摘する私は、扱いにくい存在。それゆえにもめ事も沢山おこす。
そこで少し距離を置くことにしたんでしょう。従業員からは「恐怖政治」と揶揄される社長ですから、みんな社長の動向に敏感です。
そんな社長が距離を置いたということは、「ぴっぐを保護しても己を利するものがない」と部長が判断したと思われます。

実際に部長がどう考えていたかは分かりません。
しかし部長というか役職についている人の殆どは社内ではイエスマンと言われていることからすると、社長の動きに敏感なのでしょう。
つまり、「組織の将来」という判断基準は、各々の役員にないのでないか。
あるのは「評価者の評価基準」という基準のみ。
評価者が組織の将来を考えているならば、組織の将来=評価者の基準となります。
しかし実際はそうは見えない(本当はそうかもしれないが、平社員の私にはわからない)

私の部長を見ていて、ふとクレイジージャーニーの麻薬戦争が思いついたわけです。

<参考>
外務省海外安全渡航情報「メキシコ」