わいるどぴっぐの猪突猛進

いつも疑問に思うことを書いていきます。

ポールペン、市場を開く

2015-08-14 15:05:01 | 日記
先日、大学の後輩に会いました。
彼は時事通信からスタートして、記者を続けてました。

記者だから経済観念の話は殆どでなくて、「真実」とか「正しい」といった単語が沢山でてきて、なんだか司法試験の憲法を思い出して懐かしかったです。そのうちの彼の口から、博多駅事件とか北海タイムズ事件とか出てくるかもしれません。なんて。

彼は「ピッグさんは商社が向いてると思うんですよ。商社は大きければ大きいほど、誰一人としておなじタイプの人がおなじ会社にいない。組織だからそれをまとめるリーダーはいると思うんですが、そのメチャクチャな個性を良い方向にまとめられているんじゃないでしょうか」という趣旨の発言をしました。
私はなるほどなあ、そういうもんなのかなあと思ってました。

そんな彼がついでに、こんな話をしてくれました。
いまやボールペンで皆が知ってるジェットストリームですね。三菱鉛筆からでてますが、滑らかな書き心地がいいでですね。
水性インクは滑らかだけど、書けないとこがあるし落ちる。油性は落ちないけど、滑らかでない。そこでジェットストリームは落ちなくて滑らかということで、爆発的ヒットしたわけです。
油性ボールペン嫌い”が油性ボールペンをヒットさせた(友人の記事ではないです)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/forefront/080220_jetstream1/index.html

彼はこの発明者に取材をしており、私はその話を聞きました。
彼の話から私が推測するに、この発明者は窓際族だったんでないかと思います。
ハンコ事業部から、全く関連のないボールペンの配置にされた訳です。ボールペン事業も当時の花形ではないような記事がネットに散見しているところからして、やはり窓際のような気がします。

ネットの記事なんかを見ても、1年間は完全に放置されていたとあります。
なんだか私の状態に似ていますね。

さて問題はこれからです。
何に着目して、自分の居場所を作ろうとしたのか。
そして新商品ができた時に「お前すごいな!」とはすぐにならなかったと推測されるが、その中でどうやって周囲を変えていったのか。

この辺が分かれば、自分のヒントにもなるのかなと思っています。

私はいま9月に復帰しようと考えています。
そのために復帰にあたり上司と交渉をしようと思っているので、どんな交渉の文面を作ればいいのか考えています。