今日の予定 1230から感染制御部の部会。1715から定例会議。本日は新型コロナウイルス感染に対する院内方針が話題になる。明日から小中学校が休校になる。多分軽症者(小児)が発生しなければリスクのある人の罹患なしひいては重症肺炎患者が少なくなるという想定なのだろう。新型インフルエンザ発生に備え立案した非常時の社会機能維持のプランは活かされているのだろうか?
病原体 希望した人全員がPCR検査を受けるようにせよと意見を述べる声の大きい人に国中が引っ張られているような気がする。そもそも想定病原体の断片を無理やり増やして見たところでそれが病気を起こしたのかたまたま有ったのかの区別はつかない。まして今回のような重症肺炎はARDSやサイトカインストームという病態でその病原体は引き金になるだけでそのまま有り続ける必要もない。
知性と知恵=常識 声の大きい人は知性あふれる感染対策分野以外の他分野の専門家の人物に多い。いつもノーベル賞を二度も受賞したポーリング博士のビタミンC大量有効説を思い出す。風邪によしがんに良しという。活性酸素のスカベンジャーとしての作用は認めても大量に投与すれば尿を介して体外に出るはず(意外なことに大量ではスカベンジャーどころかSOD阻害もという説も?)知性と常識の乖離?
ニセ科学と陰謀論 不安が渦巻くときに力を持つのがこの二つ。理系の人はニセ科学に強くても陰謀論にけむに巻かれる?文系の人はレトリックの破綻に気づくので陰謀論には強いが科学を装う説には降参?教育現場ではガン教育が導入されているようだがその前に必要なことはニセ科学や陰謀論の怪しさを見抜く方法の伝授ではなかろうか?
専門医ほかの分野へ力見せ
博士号あるが専門限られる
過ちを認め謝る知性人