オリヴィアを聴きながら

2男児の母、業歴XX年のシステムエンジニアが日々のもろもろを雑記します。
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共働き家庭で一人が転勤になったら・・・その8

2007-05-30 01:19:01 | 最近思うこと
結婚してマンションの契約を1回更新した直後にオットがそれまでの横浜支店勤務から名古屋本社勤務に転勤になりました。

入社から3年以上横浜支社勤務だったので異動は不思議ではなかったんですが、東京にも本社がある会社で、関東の大学出身だったので、次の異動も関東地区だろうと思っていました。
が、どうもオットは「企画」部門をやってみたいと手を上げていたそうなんです。(JOBローテーションとして営業以外ならどこがいい?という希望を必ず聞かれるらしい。)その希望が聞き入れられての異動でした。

夫婦二人でしたし、親が自営業で『転勤』経験のない私は未知の土地で生活するということも心躍るものがあって、別居せずに自分も転勤を希望しました。
当時は、まだ若かったので、転勤できなきゃ会社変わってもいいやくらいには考えていました。

が、会社も、若い奴はみんな欲しがるのでわりとすんなりと中部支社へ転勤できました。(引継ぎに2ヶ月必要だったので2ヶ月間、別居でしたけど。)

それから、「そろそろやばい」といいながらも、まったく転勤などしない日々が続き、3年目くらいからは「これ以上、ここにいると私が偉くなりすぎて転勤なんかできないよ!」と冗談を言うくらいに・・・

予定外に子供も生まれて、さらにオットが衝動的にマンションまで買おうと言い出し、組合の委員長になって転勤がないのをいいことにもう一人子供生んで、オットは大学院まで行ってしまいました。


現場を離れること14年のオットがいまさら営業職になることもないだろうからずっと本社勤務だねぇと思いかけたところに、会社が吸収合併。
ばたばたと転勤です。


洒落にもならないんですが、転勤を願い出てもすんなり出してもらえないポジションとおいそれと受入側が手を挙げられない程度の年齢になっている私。

実は、2号チャンの育児休業明けの復帰後、どうも今の位置では先の展望が見えない状況で、異動か転職を考え始めていました。
(そういうと、オットは『なんだかんだ言って、君は今の会社が好きだから辞めないんだ。辞めるつもりなら5年前に辞めてるさ!』とか言いがかりをつけるのですが、5年前って2号チャンを背負いながら息子1号の世話をし、大学院(るんるん)とか言って家事も育児も私に任せっぱなしのオットしかいなくて、転職なんて考えられる状況ではなかったってことは、これっぽっちも思えないらしいです、オット。)

異動なら東京にしか私がやりたい職はないんですが、オットを名古屋に残して私が東京に転勤したら・・・・(きっとオット両親は私ではなく私の両親に怒鳴り込んでくるでしょう。)
名古屋の会社に転職したらオットがどこぞに転勤になった際には、名古屋に残らざるを得ませんが、そこまで名古屋に住み続けるだけの動機が私にはない。
(オットの両親も岐阜だし。)

と、いうことでジタバタと2の足も3の足も踏んでいたのです。
だから、オットが東京転勤というのは私にとっては波風立てず、東京へ転勤できる格好のネタともいえます。

できれば、転勤先は技術教育だとか開発本部だとかの技術系間接部門がいいなぁ・・・と、夢見つつ上司に転勤願いを出したのですが・・・・

誤算です。

直属の上司は私の力になろうと誠意は尽くしてくれるタイプですが、時間と人脈がありません。そもそもそのレベルの人事異動ができる職位にありません。
その上の上司がそのレベルになるのですが、彼は自分の利益にならないことに関しては決して動かないタイプです。
私の異動って彼の利益にまったくならないんですよ。
自分のために稼がない奴は他の部署に行こうが、他の会社に行こうが同じ事。
だったら、時間を割いて、人にアタマを下げて手配する意味はない。
ま、動いているってことにしておけば下にはわからないし・・・・

というわけだったと思います。
私には結構、人脈による非公式な情報網があるのでわかります。

そんなこんなで、自分で何とかせねばねぇと、ちょっと前から始まった社内公募制度の募集を眺めていると以前、「こんな方法じゃ商売にならない」と発表会に来た人たちを酷評した内部統制ソリューション提供部隊が募集中。

これは面白いかも・・・・
とりあえず、転職するにも必要になるから職務経歴書を書きましょう・・・・

と、ながーいながーい隅田川の流れのような長さの経歴書を書き上げました。(大作です。)

直属の上司もあれこれ考えて、また、昔いっしょに流通系のお客様にいっしょに売り込みに回った営業部長が後押ししてくれて、自社パッケージ今年中に100本売るぞプロジェクトの東京駐在実働部隊として私を派遣するという段取りを付けてきました。
(誰か、東京に行かせなきゃいけないし、行きたがってる私はいるし、上司にとっては渡りに船だったかも)

中部所属のままだと給料安いし(地方は住居費が安いのでベースとなる給与が安い)、そんなパッケージ売れなかったら私の仕事ないし。。。ってあまり喜べる選択肢ではなかったんですが、転職までのつなぎにはなるかなぁ・・・と考えていました。

と、そのまま駐在路線で行く気でいたんですが、上層部の振る舞いに「ああ、もうだめだ中部支社」と強く思うことが相次いで、沈む船から逃げるねずみのごとく公募書類を人事に送ってしまいました。

と、いうわけで次回は中部支社脱出作戦に続きます。