ももせいづみさんの
運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方―必ず願いがかなう
を図書館で借りてきました。
ももせさんの著書は、毎日の生活の中での気づきを大切にしつつ、肩肘張らずに「気持ちよく」暮らそうよ!というメッセージがこめられています。
ももせさんのお人柄が偲ばれて、優しい気持ちになれるものが多いのですが、この本は、その中でももっとも、メッセージ性が高いもので、読むだけで肩の力を抜いて、明るく楽しい、しかも前向きな気持ちになれる、年末年始にお奨めの内容です。
ここに書かなければ実現しないけど、書けば必ず実現する
願い事手帳は、「願い事」を書いておくだけというシンプルなものですが、願い事というのは「やらねばならない」To Doリストではいけないのです。
例として、私が思いついた願い事をあげると
宝くじで3億円当たって年利回り3%で運用する。
歌が上手になって、大勢の前で歌って拍手喝采を浴びる
拘束時間が短くて時間に自由が利いて、適度に出張があって、高給で、長く続けられる転職先からオファーがくる
PCのディスプレイを使って画像を映せてデジタル放送に対応している安価なTVチューナーが見つかる
息子1号がサッカー上手になってJリーガーになる
息子2号が野球上手になって阪神タイガースに入団する
オットが体脂肪率10%台まで痩せて動きが軽くなる
若い(オムツは不要な程度に成長した)男性にモテモテになってちやほやされて、誘いを断るのに嬉しい悲鳴をあげられるような、美女になる
なんて、いう風で、実現可能性とかは考慮してはいけません。
「願い事」だから。
自分のことでも、自分の周囲の人のことでも構いません。
それから、
絶品で簡単で短時間に作れるケーキのレシピに出会う
お正月のスキーは晴れて気持ちよく楽しめる
知的でスマートに見えて、着回しが効いて、着心地がよくて、手ごろな価格のスーツが見つかる
というような、日常のちょっとしたことも書いておきます。
願い事の粒度や期間は問わないのです。
そして、叶ったら円をつけて「幸せ」な気持ちを貯蓄する。
この幸せな気持ちが運を呼び寄せるのです。
やってみると、自分の願望に正直な気持ちで向き合うことになりますから、とてもよい時間を持てると思います。
自分の正直な願望と言うのは口に出すと結構恥ずかしいものだったりするので、なかなかに認めたくないという気持ちも生まれてきます。
そこを敢えて書き出すことによって、潜在的な力を顕在化することが可能になるのでしょう!
なんて、理屈をこねること自体がNGなんですよ。
さて、願い事を書き出すための練習は
1.今いる場所を見回して、足りないなあと思っていたもの、あったらいいなあと思うものがあったら、書き出してみる。
2.自分を頭の先からつま先まで意識を集中して確かめてみる。「こうなったらいいな」「あれが欲しかった」と思ったことがあったら書いて見る。
3.家族、友人、周りの人との関係を一人ひとり確かめてみる。その中で「こうあってくれたら嬉しいな」と思うことがあったら書き出してみる。
4.仕事や趣味、地域活動の中で「こうなって欲しいな」と願っていたことを思い出して、具体的に書き出してみる。
5.自分の中に眠る大きな願いにまで思いを広げる。身(健康、身体)、知(知識、経験)、社(地位、資格)、財(お金のこと)、心(充足感、満足感)の5つに分けて考えてみるのがお奨め
と、ここまで読んだところで、先の願い事を挙げてみたわけ。
で、続きがもちろんあって、
【願い事を書くためのコツ】
1.気づいたらそうなっていた、という棚ぼた式に書く。
2.障害や限界を考えずに書く。
3.わかりやすく具体的に書く。
4.自分が持っているものを有効利用する。
5.努力を必要とする願いは、楽しいこととセットで書く。
6.まわりの人のこともいっぱい書いてみる。
【願い事手帳のNGワード】
1.誰かが不利益をこうむったり、不幸になるような願い事をしない。
病気になる、いなくなる、嫌われる、評価が落ちる、損をする、失敗する
2.主体性のない言葉や漠然とした言葉は使わない。
欲しい、したい、~してほしい、やってもらいたい、~だったらいいのに、
~になってほしい、そうなるといいのに
3.あいまいな言葉で考えない。具体的に考えよう。
いい子、いい学校、いい夫、いい家、いい仕事、何か楽しいこと、
何かいいこと、もっといい暮らし、もっといいもの
「~したい」より「できるようになる」と書く方が前向きになれる。
【願い事手帳のOKワード】
1.手帳を開いただけでいっぱい幸せな気持ちになれる言葉をたくさん使おう
楽しく、すっきりと、すんなりと、順調に、穏やかに、幸せに、納得できる
2.棚ぼた式に、そうなった自分を想定できる言葉を使おう
うまくいく、手に入る、みつかる、出会う、舞い込む、実現する
~できるようになる。~になる。~する。
3.どうかなうと嬉しいのか、頃合いを示す言葉も使ってみよう
ひょんなことから、ひょっこり、さくさくと、ゆるやかに、偶然に、
思ったとおりに、ちょとだけ、十分に
願い事は、書いたら書いたとおりにかなうと思って!
【手帳運用方法】
1.叶った願いにはマルをつけて日付を書き込んでおく。
2.年に一度メンテナンスをする。
【手帳パワーアップ法】
1.本気でかなえたいのにながいことあまり動きがない願いは、
(1)ピックアップした願いをひとつ、手帳の別の場所に書き出す。
(2)その願い事について、今すぐ自分ができるアクションを3つ考えて、書き出してみる。
(3)手帳を閉じて、普通に生活する。(すぐに(2)を実行しないことに注目)
2.一人で願っても叶わない願い事を、複数の友人や家族で願ってみる。
3.一人で考えるより、誰かの知恵を借りたほうが実現するかも、と思える願いは外に向かって公開してみる。
と、すべて読んだ後のパワーアップした願い事は、
宝くじで3億円当たって年利回り3%で運用し、運用益で日当たりと風通しがよい住み心地のいい部屋へ引っ越す。
いつのまにか歌が上手になって、大勢の前で楽しく歌って拍手喝采を浴びる
近所に事務所がある拘束時間が短くて時間に自由が利いて、適度に出張があって、高給で、長く続けられる転職先からオファーがきて、円満に転職し、家族でお祝い旅行に出かける
PCのディスプレイを使って画像を映せてデジタル放送に対応している安価なTVチューナーがちょっとしたはずみに見つかる
息子1号が楽しくサッカー練習に取り組めるようになって、Jリーガーを目指したいほど楽しくなる
息子2号が阪神タイガースへの入団を楽しみにして、思ったとおりに野球練習を続けられる。
いつのまにかオットが体脂肪率10%台まで痩せて動きが軽くなり、快適に活動できる
と、まだまだ、訓練が必要みたいですね。