…と言うことで、
仙台の繁華街をしばし散策しつつ、
やっぱ仙台来たら牛タンでしょ~!
ということで、牛タン炭火焼の『利久』中央通り店で
同行のカメラマンと食事。
ダイエーのすぐお隣です
ここは、初めて仙台に来たときに
「一番美味しいお店」って教えてもらった所で、
一度食べて以来、仙台に行った時は毎回寄っている店です。
なんて言うか、
他の店(って言っても2軒くらいしか知りませんが…^^;)は
「美味しい牛タン」
って感じなんですが、
利久は
「これが牛タン!?」
という美味しさだったんですよね。
牛タンじゃないような美味しさで、
やられちまいました。
と言うことで、11時30分の開店に合わせて、
お土産を探しにいったりして時間を潰して、
開店10分前に再びお店に行くと、
すでに10人くらいの行列が。ほぉ~。
開店早々に席に着いて、
牛タン定食1.5人前をいただきま~す!
ご飯は麦飯&とろろで召し上がれ~
*****
…で、毎回仙台に降り立つ度に感じていた疑問が、
またしてもフツフツと沸いてきました。
なんで仙台名物は牛タンなの?
だって、牛タンだけって、育成できないじゃないですか ^^;)
例えば「仙台牛」とかの牛肉が名産で、
それで一緒に牛タン文化が生まれた
な~んていうのなら話がわかるんですが、
牛タンだけ名物で、牛肉はどこに行ったの? ^^;)
ってのが、毎回牛タンを食べる度に疑問に思っていたんです。
そこで今回は、牛タン問題にケリをつけるべく、
ちょっと調べてみました。
いろいろと資料を読んだところ、
戦後になぁ、仙台にGHQが進駐してきて、やたら牛肉を食っておったのじゃ。
でも、GHQは肉ばかり食いおって、タンやテールは捨てておったそうじゃ。
そんな様子を眺めていた仙台の焼き鳥店「太助」初代店主の佐野啓四郎が、
「そうじゃ、タンを薄い切りにして塩焼にするとウマそうじゃ!」と
牛タン焼き専門店を開業したことが 「仙台牛タン」 の始まりなんじゃ
ということらしい(常田富士男風で)。
*****
この佐野啓四郎氏という人は、
二十代の頃に東京で日本料理の修業をしていたそうで、
その時にフランス人のシェフからシチューなどに使う牛タンの味を教わって、
日本人好みになるように、味付けに工夫を重ねていたような人だったそうです。
しかし、当時は地元ではそれほど牛タンが広まっていたわけではなく、
「珍味」扱いだったそうなんですが、
高度成長期になって、他の都市から多くのサラリーマンが
仙台に転勤してきたり単身赴任で来るようになり、
この珍味を好んで食べはじめたんだそうです。
それを出張やら単身赴任から戻った人が
「仙台の牛タンは美味しい」ということを口コミで広げ、
やっぱ仙台来たら牛タンでしょ~!
っていうことで、地元の人よりも
出張者や観光客を中心に話題となっていったそうです。
ってことで、僕も口コミで罠にハマった、
代表的な人間だ、っつことのようです(^◇^)
#注:
#ただし、GHQうんうんの話は、
#仙台牛たん振興会は全面否定しているらしいっす。
…ということでなぁ、
これから仙台に行く人はなぁ、
安心して牛タンを食べるとエエぞなぁ(市原悦子風で)。
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しかし予想外に、楽天イーグルス色が薄かったなぁ~>仙台