口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

本日の結果

2016-02-26 18:00:00 | 日々是日常
本日の左耳聴力検査の結果。

500Hz以下の低域はかなり回復しましたが、1kHzより上はまだまだ。とは言え『重度』は脱出できたかと。

発症時は、正直「あ~ダメだこりゃ」と諦めていたので、これでも御の字。みなさん、耳は大切に!




モーリス・ホワイトとホテル・オークラの想い出

2016-02-05 23:00:00 | 日々是日常
モーリス・ホワイトが他界した。

去年、ホテルオークラ閉館時にも書きましたが、2002年EW&Fの楽屋で、モーリス・ホワイト本人から突然、『明日ホテルで取材してくれ』と言われ、急遽、訳も分からず行ったインタビュー。一生の想い出です。


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この時の取材って、最初は、割と気軽な案件でした。いわゆる広告絡みで、EW&Fサポート・メンバーの若手パーカッショニストに、ホテルでちょこっとインタビューするっていう。

それでライブ前に、滞在先のオークラに行ったら、彼が『フィリップ・ベリーも連れてくるから、2人でやろうよ!』って言い出して、こっちがビックリ。あっと言う間に、彼が(勝手に・笑)フィリップを呼びに行っちゃったと思ったら、『じゃあ、ホテルじゃなくて、リハ後の楽屋でやろう!』って話になっちゃって(本当はライブも観る予定はなかったんです)。

それで、ビビりながら楽屋に行き、しかもフィリップ用の質問なんか考えてなかったし、さらにそもそもが広告縛りの案件ということもあって、頭の中が真っ白のまま、なんとか小一時間の取材を終え、ホッとしてたら、その様子をモーリス・ホワイトを見ていたらしく、招聘先の担当者に『何の雑誌なんだ?』と。それで、ジャズライフであることを告げると、『僕が作ったエレクトリックカリンバってのがあるんだ』と。

そんな顛末で、その場で突然、翌日の取材が決まってしまい、ならばライブも観ておかないと話にならないってことで、急遽、席を用意してもらって。だからこのライブ・レポとモーリス・ホワイト記事の2ページは、もともと台割になかったもで、無理矢理にページを割いてもらったんです(しかもそれが、校了予定日のわずか5日くらい前!)。

そんなこんなで、とにかく、すべてが想定外の、驚きの展開での取材でした。




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おまけ。

その取材、ホテルオークラってだけでで完全アウェイなのに、さらにアウェイ感倍増のスイートルームに連れていかれ、そして目の前にモーリス・ホワイトがいるっていう^^;;;

そんな取材後、緊張のあまりにヘトヘトでホテルのカフェに入ったら、確かコーヒーが一杯2200円くらいで驚いて、そしたらケーキセットの2800円が安く見えちゃって^^;;; 取材と変わらんくらいに緊張しながらケーキを食べたのが、オークラ本館で唯一の想い出。

そのオークラ、というか、またひとつ日本の素晴らしい建築財産も、壊されてしまいました。

【朝日新聞】さよならホテルオークラ 本館営業休止、建て替えへ
2015年8月26日15時19分
http://www.asahi.com/articles/ASH8F4V60H8FUTIL020.html