クマゼミ、ということでー口吻

2015年09月28日 | 昆虫
 これが樹皮にねじ込まれるんですね。真ん中に筋溝があります。きっと毛管現象によって導管や師管の樹液が吸い込まれて行くのでしょう。
周囲の細毛は刺さり込む方向の逆を向いています。樹皮の繊維を掻き分けるように挿入する際に、力加減を調整する為のセンサーの役割をしているのでしょう。

  口の部分です。筋溝を覆うようにしていますが、ここにセミの「舌」にあたるものがあるかもしれません。水分の多い導管からの樹液なのか、養分を多く含む師管のものなのかを感じとっているのかも。

 うわぁーっ出た!  バルタン星人!  大迫力。
本当にこんなのが、人間サイズか怪獣サイズで現れたら腰ぬかしますよね。