日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明かり煌めく仙台へ 2020 - 麦とろ

2020-12-27 20:55:11 | 居酒屋
日曜の晩に非常時という条件が拍車をかけ、若松の繁華街には行き交う人の姿もほとんどありません。そのような中、路地の奥にぽつんと灯る店の明かりがなおさらありがたく感じられます。満を持して「麦とろ」の暖簾をくぐりました。
「魚仙」の店主の働きぶりを鉄人と評しましたが、ここの店主も引けを取りません。去年の暮れに訪ねたとき、二月に一日休んだだけだと聞きました。今年はどうかとたずねたところ、一日も休んでいないとの返答が。自粛自粛と叫ばれて、同調しない者に対するいわれのない嫌がらせまで横行する中、明かりを灯し続けていたということです。ただし、勤勉、実直という形容がふさわしい「魚仙」の店主と、飄々としたこちらの店主は好対照でもあります。何事もなかったかのような口調が店主ならではです。

麦とろ
会津若松市栄町4-9
0242-24-9886
1100AM-1400PM/1700PM-2300PM

三春駒
花泉
舞茸煮物
たくあん
馬さし
とろろ飯
みそ汁
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 月夜

2020-12-27 20:04:44 | 東北
国道290号線をさらに走って49号線に合流。長岡から200kmを走破して会津若松に着きました。一ヶ月という短い間隔での再訪です。現在の気温は1度、数字ほど寒く感じないのは、風が全くないからでしょう。上空はいつしか晴れて、煌々たる月夜になりました。
日曜につき籠太は休み、麦とろだけが頼みの綱という状況は、去年の暮れに訪ねたときと同様です。長岡で足をすくわれたこともあり、念のため一報入れて、まだ開いていることを確かめておきました。投宿し、一風呂浴びてから向かいます。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 村松郷土資料館

2020-12-27 17:47:30 | 甲信越
村松の町に入りました。前回当地を訪ねたのは九年前、新潟の中越、下越で花見をするという、自身にとって貴重な経験となった活動の途中でした。あのとき訪ねた電車を定点観察していきます。立ち寄るのは村松郷土資料館です。
九年も経つと記憶も定かでなくなります。桜の名所、村松公園の中にあるかと思いきや、調べたところここでした。混同してしまったのは、あちらと同様桜並木に囲まれているからでもあります。風雪に晒されるからでもあるのか、屋根の下にもかかわらずかなり荒れてはいるものの、街灯に浮かび上がった小さな電車が印象的です。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 粟ヶ岳

2020-12-27 16:25:12 | 甲信越
加茂から内陸へ向かう県道に入ると、分厚く積雪した山が正面に見えてきました。方角からすると粟ヶ岳でしょうか。並行する川に架かった橋の上から眺めれば、ごく淡い夕日に染まった山肌が印象的です。結局今日は雨風に見舞われることもほとんどなく、時折日も射す穏やかな一日となってくれました。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 見桝屋

2020-12-27 15:54:14 | 酒屋
お上による横文字混じりの振興策には与しないと、かねて宣言していたところではありますが、最近は現実路線に転換しました。予約サイトを利用するだけで適用されるものについては、恩恵に与ることにしたのです。昨晩の宿泊により、手元には千円分の商品券が残りました。問題はどこでそれを使うかでしたが、三条の市街に酒屋が現れたため、こちらで利用していきます。

★見桝屋
三条市西潟30-1
0256-38-5757
800-1900PM
月曜定休(8月及び12月は無休)
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 大黒亭

2020-12-27 14:24:16 | B級グルメ
去年三条を訪ねたとき、かねがね噂に聞いていた背脂醤油ラーメンの店に飛び込みました。身体には悪かろうと思いながらも、つい癖になりそうな一杯でした。再訪を果たした今回、念頭にあったのもあのラーメンです。しかしそのつもりで車を走らせると、沿道にカレーそばの幟が見えてきました。同じく噂に聞いていたカレーラーメンのことでしょう。背脂で頭が凝り固まってはいたものの、カレーラーメンがいかなるものかという興味を俄かに掻き立てられ、一旦通り過ぎながらも飛び込みました。立ち寄るのは「大黒亭」です。
ラーメン各種を筆頭に、丼物、炒飯、餃子を取り揃えた品書きは、「いこい食堂」にも通ずるものです。ただし店舗は一回り小さく、十名少々入れば実質満席という店内を、快活な店主、女将と手伝いの青年が仕切ります。目当てはもちろんカレーそば、ただし貴重な機会を生かすべく、220円増のかつカレーそばを注文。運ばれてきた丼には、カツが二枚も乗っていました。しかもその下にチャーシューが三枚隠れており、麺もぎっしり詰め込まれていて、物量感は相当なものです。
あえて難癖をつけるとすると、当地ならではの個性がそれほど強く感じられないということでしょうか。背脂醤油ラーメンとカレー中華のいずれにしても、全国的にはそこまで珍しいものではありません。しかし当地の背脂醤油ラーメンには、刻んだ玉葱が使われます。その玉葱が油を吸って、味わいが徐々に変わっていくという仕掛けは秀逸でした。それに匹敵するような独特さが、当店のカレーそばからは強く感じられません。
ただし、自家製の細麺の喉越しは上々です。無闇に太くしてしまうと、カレーうどんとの差がつかなくなることから、試行錯誤を重ねた末、この細麺に行き着いたのでしょう。客席の一角には年末年始営業の告知があります。今年こそ中止に追い込まれたものの、例年は年越し営業をしているようです。当店のラーメンで年越しするのが、地元客の間での習わしなのかもしれません。半端な時間にもかかわらず、三々五々お客が入ってくることからも、地元での根強い人気が窺われる一軒でした。

大黒亭 松屋小路店
三条市本町3-7-14
0256-32-2728
1120PM-1930PM(LO)
水曜定休
かつカレーそば870円
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 三条駅

2020-12-27 13:51:53 | 甲信越
信越本線に沿って北上してきました。続いては三条駅を定点観察していきます。
主要駅の役割こそ東三条に譲ったものの、市街地だけに往来は少なくない場所です。ところが今日はかつてないほど閑散としており、庇を回した寄棟屋根の木造駅舎を、人も車も写り込まない好条件で記録しました。こちらにとって願ったり叶ったりではありますが、物騒なご時世により人出が減った上での結果だけに、手放しで歓迎できないことでもあります。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 達成

2020-12-27 12:26:54 | 甲信越
直近の節目には一歩及ばなかったものの、ゆかりのある場所で達成することができました。帯織で通算234567kmに到達です。
越後線の上下列車を撮った後、次に目指したのがこちらです。直線区間に沿って防雪林が続く、その筋では名高い撮影地で、長岡から下ってくる115系の快速を撮ろうという算段でした。ただし微妙な距離でもありました。現地が近付く一方で、残りの距離もますます減り、どちらが先か何ともいえない状況が続きました。着くまでに超えてしまえば、列車の通過が迫る中、達成感に浸る余裕もありません。しかしここで奇跡が起きます。あと1kmとなったところで、目当ての場所に着いたのです。
ゆかりの場所での達成というと、昨秋のことが思い出されます。道東の中でも一方ならぬ思い入れを持つ片無去の集落で、通算22万kmを達成したのでした。正確にいうと、そのときもあと1kmだけ残っていました。しかし当時も述べた通り、20万km以上も走れば1kmなど誤差のようなものにすぎません。何度も通った撮影地が事実上の達成地点となったのは、偶然にしては出来過ぎています。
冴えない曇り空が惜しまれるところではありますが、わずかとはいえ雪が残り、見方によっては越後の冬らしい眺めということもできます。ここで達成できたのは幸いです。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 越後線

2020-12-27 09:43:20 | 甲信越
出雲崎で上り列車を撮影し、その後直ちに移動して、大河津の鉄橋を渡る下り列車を撮影するのがお約束です。本日は上りが懐かしの新潟色、下りが二次新潟色の編成でした。
成果としては去年に及びませんでした。長岡の市街を出るや雪景色が広がるも、峠を越えると目に見えて雪が少なくなり、撮影地の周辺には全く雪がなかったのです。しかも、時折日が射すようになって色めき立ったのも束の間、通過の前には曇ってしまいました。しかし昨秋、北海道へ向かう途中に115系をを撮ったとき、次の機会があるのだろうかと思っていました。ところが豈図らんや、年内だけでさらに二度撮影し、今春の改正でも最後の7編成そのままが生き永らえて、そのうち二本を今回再び撮影できたことになります。健在ぶりを見届けられたのは幸いです。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - ホテルニューグリーンプラザ

2020-12-27 08:11:38 | 甲信越
ようやく借りを返すことができました。昨晩世話になったのはホテルニューグリーンプラザです。
「魚仙」へ通い始めてからというもの、定宿としてきたのがこちらです。しかし、当地に残った115系が次第に追いやられていくにつれ、長岡に泊まる機会も少なくなっていきました。当館の世話になるのは実に四年ぶりのことです。その間何度か長岡に泊まってきたにもかかわらず、当館と縁遠くなってしまったのは、法華クラブを贔屓にしがちだったという事情によるところがあります。その法華クラブが今回は割高だったこともあり、久々に原点回帰を果たしたのでした。
実はその間、一度粗相を働いています。予定していた活動を当日に急遽見送ったことにより、手配していた当館を解約してしまったのです。宿が相当混んでおり、空きが出てもすぐ埋まりそうな状況だったため、実質的には迷惑をかけたわけでもありません。その時点では、次の機会に埋め合わせればよかろうと思っていました。しかるにその「次」が一向に訪れなかったことにより、あのときの申し訳なさがいつまでも片隅に残っていました。宿泊業が未曾有の危機に見舞われる中、せめてもの埋め合わせができたことを幸いに思います。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 二日目

2020-12-27 07:52:50 | 甲信越
おはようございます。長岡に着いてからというもの、雪ではなく雨が断続的に降っています。しかし、市街にまだ雪が残っていることからして、郊外へ行けば雪景色が広がっているかもしれません。115系を狙うべく、まずは越後線の沿線へ向かいます。
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