日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明かり煌めく仙台へ 2020 - 長崎亭

2020-12-26 23:05:35 | B級グルメ
余勢を駆って殿町の繁華街にやってきました。目当ての店は「長崎亭」です。
長岡でちゃんぽんを売る風変わりな店の存在に気付いたのは、数年前のことでした。長崎の「宝雲亭」ゆかりの店と知り、初めて暖簾をくぐったのは去年のことです。しかしあれから一年あまりで世相は一変してしまいました。深夜営業があたかも悪であるかのように叫ばれて、酔客相手の店は商売あがったりです。見舞いを兼ねての再訪となります。
先客のうち一組が入れ違いに出て、残ったのは自分を含め三組七名。土曜の深夜ともなれば、平時なら大賑わいのところであり、依然として苦境には違いありません。しかし今のご時世、これ以上密集すれば落ち着かなくなってくるのも事実です。見方によっては、最低限必要な秩序が無言のうちに形成されているともいえます。少なくとも、閉じこもることが目的化されていた一時よりもましでしょう。一抹の希望を抱かせる光景です。

長崎亭
長岡市殿町3-4-10
0258-32-2331
2030PM-200AM
日祝日定休
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明かり煌めく仙台へ 2020 - ますます。

2020-12-26 21:45:59 | 居酒屋
「魚仙」へ行き損なったことはたしかに痛い失策です。しかし見方によっては好機ということもできます。影に隠れて出番の来ない名店を、久々に訪ねることができるからです。続いては「ますます。」を訪ねます。
「松本」以上に久々の再訪です。これまでに訪ねた数も知れています。しかし、たかが数回訪ねただけとはいえ、居酒屋としての実力にはただならぬものを感じていました。何が秀逸かといえば、呑兵衛をくすぐるような一仕事が施されていることです。作風と呼んで差し支えない次元に昇華された仕事ぶりは、身近なところで例えるならBETTAKOを彷彿させるものがあります。無口な店主が様々な技巧を駆使する点に着目するならば、浅草の「ぬる燗」にも通ずるといってよいかもしれません。
その本領は今夜も発揮されました。日替わりの品書きに綴られた肴はざっと二十種。佐渡寒ブリに食指が動きかけながらも、選んだのは真鯛あん肝和えなる一品です。次いで選んだエビクリームコロッケは、細かい衣をカリカリに揚げ、いわゆるアメリケーヌソースで仕上げた一品で、千切りキャベツの食感ともよく合っています。実力のほどを再認識する逸品でした。

アキナイ酒場 ますます。
長岡市殿町1-3-3
0258-33-3955
1630PM-2300PM(LO)
火曜定休

山古志
越乃白雁
お通し(豚キムチ)
真鯛あん肝和え
エビクリームコロッケ
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 小料理松本

2020-12-26 20:55:27 | 居酒屋
痛恨の失策です。当てにしていた「魚仙」に振られましたorz
店主の鉄人ぶりには敬服させられます。日曜のみ定休で祝日は営業、連休のときはその日曜すら返上して臨時営業していたことが何度もありました。だからといって代休をとることもなければ、早仕舞いすることもありません。日曜を除きいかなるときも開いているという安心感は絶大です。しかし、今回はその安心感が禍根となります。店に着くなり仕舞いと宣告されたのです。忘年会が重なって何かと慌ただしかったため、今日に限って早く閉めるとのことでした。そうだとすれば、このご時世にあってむしろ歓迎すべきことともいえますが、こうなることを想定できていたとすれば、長岡まで関越道を飛ばしたでしょう。とはいえ後の祭りでもあります。気を取り直して「松本」の暖簾をくぐるという顛末です。
この店との出会いは今も語り草です。風雪吹きすさぶ早春、直江津から長野を通って帰るつもりが果たせなくなり、やむなく長岡経由を選択したのがそもそもの始まりでした。「魚仙」は休み、さりとて一から店を探す時間もないという状況で、地獄に仏となってくれたのがこの店です。それ以来、汽車旅の最後はこちらを愛用してきたものの、115系が追いやられていくに従い、その機会も少なくなっていきました。今回も「魚仙」へ行くという考えで凝り固まっていたのが実情ではあるのです。しかし、「魚仙」へ向かう途中に当店の前を通ったとき、苦境の中で素通りすることに対する申し訳なさを感じました。近いうちに長岡を再訪するという前提で、今回はこちらへ行っておけという思し召しが働いたのかもしれません。どのような理由であれ、久々に立ち寄れたのは幸いです。

小料理 松本
長岡市城内町2-甲749-10 水瀬ビル1F
0258-35-1788
平日 1130AM-1400PM/1700PM-2300PM
日曜 1700PM-2200PM
月曜定休

想天坊
酒座
お通し(わらび)
タイお造り
岩もずく
幻魚一夜干し
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明かり煌めく仙台へ 2020 - みぞれ混じり

2020-12-26 20:22:59 | 甲信越
長岡に着きました。寄り道を最小限に抑えた結果、出発からの走行距離は280kmにとどまり、234567kmまで残すところ52kmとなりました。
つい先日、沿線が記録的な積雪に見舞われたと聞きました。しかし、国境を越えれば眺めが一変するかと思いきや、意外にそうでもありませんでした。小出で関越道を下りると路面が積雪しており、川口でみぞれ混じりの雪が降り出すも、小千谷まで走る間に雨となり、長岡の市街に入るやそれも止むという経過でした。ただし、路肩と中央分離帯には背丈以上の雪がありました。去年は全く雪がなかった市街も積雪しています。明るくなれば雪景色が広がるかもしれません。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 上越国境

2020-12-26 18:20:54 | 関東
三たび関越道に乗り、谷川岳のパーキングエリアに着きました。現在地の気温は0.5度、水上を過ぎた頃から小雪が舞っています。
本活動は奇しくも去年の焼き直しとなりました。あのときは沼田を過ぎたあたりで早くも雪が舞い、やがて路面にも積雪して、この先どうなるかと身構えたにもかかわらず、意外にも国境を過ぎると雪は全くありませんでした。その後会津と仙台を経て帰京するも、冬タイヤが本来の役割を果たしたのは、後にも先にもその日だけでした。しかし今回は、土樽から長岡まで冬タイヤ規制が出ています。国境を越えたとき、いかなる眺めに変わるかが楽しみです。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 前橋温泉

2020-12-26 17:39:30 | 温泉
近年では温泉より銭湯を贔屓にしがちです。先月当地を訪ねたときも、銭湯の世話になりました。しかし、長岡までの移動を控えている状況では、手早く風呂に入れることも重要です。今回は経路上無駄なく寄れるかどうかという観点で決めました。久々に前橋温泉を訪ねます。
加水、加温、循環濾過しているとはいうものの、いわれなければ気付かないほど、仄かに油臭が立ち上る塩辛い源泉は上々です。銭湯を訪ね歩いて気付いたのは、どこもかしこも湯が熱く、長く浸かれるような代物ではないということでした。それだけに、適温のお湯がなおさらありがたく感じられてきます。石造りの広々した浴槽に、長めに浸かってから上がりました。

★前橋温泉
前橋市関根町2-10-1
027-233-0202
1000AM-2130PM(最終受付)
火曜定休
入浴料600円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温 57.1度
pH 8.0
湧出量 毎分127リットル(動力揚湯)
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 登利平

2020-12-26 16:25:09 | B級グルメ
薔薇は散ったと知りながら、前橋にわざわざ寄った理由の一つは登利平でした。しかし、つけ麺をいただいてからそれほど時間が経っていません。ここで鳥めしをいただけば、夜の部に影響するのは必至です。今回は朝食用の弁当を押さえるだけにとどめます。

★登利平 北支店
前橋市青柳町492-1
027-234-2360
1100AM-2100PM(LO)
鳥めし松重900円
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 敷島公園

2020-12-26 16:09:06 | 関東
関越道を再び飛ばし前橋で下りました。敷島公園に立ち寄ります。
先月訪ねた時点でさえ、薔薇はとうの昔に散っていました。さらに一月経った今、薔薇どころか銀杏もほぼ散り終わっています。しかし無駄足だったわけでもありません。ほぼ同じ時間帯に訪ねたにもかかわらず、西日がまだ射しているのです。日の出の時刻は年末に向かってさらに遅くなる一方、日の入りについては先月の末が一年中で最も遅い時期でした。あれから一月経つ間に、わずかとはいえ日が長くなってきたということです。季節の移り変わりを感じる一幕でした。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 秩父鉄道

2020-12-26 14:09:35 | 関東
関越道を下りたのは、今一度秩父鉄道の貨物列車を撮りたかったからでもあります。たかが一回訪ねただけで、得心の行く写真が撮れるものではないからです。実際のところ、先週末も狙い通りに撮れたのは二時前の列車だけでした。「鉄は熱いうちに打て」の諺に倣い、前回の教訓が鮮明に残る今のうちに、もう一度撮っておこうと考えました。その判断は奏功し、同じ列車を完璧に仕留めたところです。ただし機関車は違うため、こちらはこちらで新たな収穫となります。三時過ぎの貨物列車も撮ってから移動を再開する予定です。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 車屋

2020-12-26 13:20:24 | B級グルメ
関越道を花園で下りました。六日ぶりの再訪です。「車屋」の暖簾をくぐります。
先週末、秩父鉄道の貨物列車を撮ったとき、この店と思いがけない出会いを果たしました。駅前でもない線路際に、大衆食堂然とした店が忽然と現れたのです。行きずりの店でいただいたラーメンの味が忘れられず、行きがけに寄っていこうと思っていたのでした。こうして暖簾をくぐったところ、カウンターには前回お見かけしなかった先代と大女将のご両人が。しかし、麺類は引き続き若主人の担当です。短い間隔での再訪という利を活かし、選んだのはつけ麺800円也。ラーメンには大勝軒の中華そばとの共通性があったため、つけ麺も然りかと思いきや、あちらのもりそば特有の甘酸っぱい風味はなく、つけ汁自体はラーメンのスープとほぼ同じものです。炙って乗せるチャーシューは一枚になり、煮卵は付かないという違いもあります。その代わり、茹で上げた後で麺を締めることにより、自家製の麺の歯応えがより直に感じられるという仕掛けです。どちらか一方選ぶとすれば、ラーメンの方が手堅いのは事実ながら、趣向を変える向きにはあながち悪くありませんでした。

車屋
深谷市小前田1557
048-584-4445
1100AM-1600PM
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 罪滅ぼし

2020-12-26 12:34:41 | 関東
記録的な暖冬だった去年に比べると、最近は冬らしい日が多いように感じます。今日も朝から雲一つない快晴です。それをむざむざ棒に振るのはいささかためらわれたものの、せめてもの罪滅ぼしをしてから出ることにしました。高島屋が開くのを待って買い出しを済ませ、自宅に残る両親に引き渡してから出発し、給油を済ませて関越道に乗ろうとするところです。
自宅を出た時点でオドメーターは234235kmとなっており、通算234567kmまであと332kmでした。よほど寄り道しない限り、長岡には300kmも走れば着きます。達成は明日の前半あたりになりそうです。
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