日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明かり煌めく仙台へ 2020 - 麦とろ

2020-12-28 22:10:17 | 居酒屋
歳に応じて食が細り、はしごするにも二軒が限度になってきました。しかし今夜は好調です。わずかな余力で「麦とろ」へ飛び込みます。昨晩行ったばかりとはいえ、これが年内最後の機会です。物騒なご時世、次にいつ戻ってこられるかも分かりません。苦境が続く飲食業へのささやかな支援もにかこつけ、「迷ったら買え」の原則に従った次第です。

麦とろ
会津若松市栄町4-9
0242-24-9886
1100AM-1400PM/1700PM-2300PM

彌右衛門
会津娘
お通し(山菜煮物)
とろろ天
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 籠太

2020-12-28 20:01:56 | 居酒屋
今夜の主役は「鳥玄」ですが、年内最後の機会となれば、「籠太」にも行っておきたくなるのが人情ではあります。最小限の余裕を残して飛び込みました。
万全な腹具合ではないものの、一月ぶりの再訪なら趣向を変える余裕はあります。念頭にあったのは、前回いただき損なったおでんとにらまんじゅうでした。しかし、こちらの考えを見透かしたかのごとく、席に着くなり勧められたのは、教祖によって絶賛された生ビールと、当店自慢の〆鯖です。いずれも会津でいただくことの必然性までは感じず、食わず嫌いをしてきたのが真相ではありますが、趣向を変えたいこちらにはお誂え向きの品々でもあります。ありがたく勧めに従いました。

籠太
会津若松市栄町8-49
0242-32-5380
1700PM-2100PM(LO)
日曜定休

プレミアムモルツ
冩楽
辰泉
会津中将
切り干し
親父のしめ鯖
籠太おでん
にらまんじゅう
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 鳥玄

2020-12-28 17:35:18 | 居酒屋
先を急がず会津にとどまることにしたのは、慌ただしい移動を避けるためだと先ほど述べました。しかし、それだけなら戻ってくる必然性はなかったともいえます。米沢へ駒を進めておくのも一案だったからです。決め手の一つとなったのは、「籠太」の年内最終営業日に駆け込めることでした。それと並んで大きかったのが、久々に「鳥玄」へ行けるということです。「麦とろ」「籠太」と両立させつつ訪ねるには、少なくとも連泊するしかありません。それも、定休の日曜を避けてです。看板が非常に早いため、七時台には暖簾をくぐれるという条件も加わります。その条件がことごとく揃った今回、今しかできない方を選ぶという行動基準に照らし、連泊を決断したというのが真相です。
屋号の通り焼鳥の店です。郷土料理、季節料理が各種揃っているわけではなく、品書きはいつも変わりません。酒は栄川一本槍で、会津の地酒を楽しみたい向きにはおすすめしがたい一軒です。しかし、それらの点を補って余りある価値を当店は持っています。一言でいうなら庭園のような、隅々まで計算された美しさです。少なくとも店舗に限れば、デザイナーに丸投げしてもそれなりのものはできるでしょう。しかし、店の佇まいから店内の設え、調度、什器、酒器に食器、さらには店主の所作に至るまで、何もかもが感嘆するほど美しいのはここだけです。
先月会津を訪ねたとき、その所以の一端を知る出来事がありました。日曜の昼に店先を通りがかったところ、店主自ら樹木の手入れをしているところだったのです。店主自ら選び抜き、入念な手入れを続けているからこそ、この美しさが保たれているということでしょうか。この人あっての当店と、再認識した次第です。

鳥玄
会津若松市栄町4-46
0242-24-9663
1700PM-2100PM(売切御免)
日祝日定休

榮川二合
茄子漬け
かぶら漬け
酒粕
かしら
鳥もも
つくね
蒸し餃子
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 連泊

2020-12-28 17:06:53 | 東北
先ほど言及した通り、今夜は連泊という結果に落ち着きました。中町のフジグランドホテルに投宿して本日の走行は打ち止めです。仙台まで行くつもりが舞い戻ったことにより、走行距離は80kmにとどまりました。
今回は長居をせずに失礼し、仙台へ向かって距離を稼いでいくつもりでした。坂下まではその構想通りに進行しました。ところが、喜多方で時間を空費したことにより形勢が変わります。野暮用もいくつか割り込み、それらを片付けた時点で三時を回りました。あと一時間もすれば日が暮れて、仙台までの行程の大半が暗い中となります。到着後も慌ただしくなるのは避けられません。しかも、予報では降らないとされた雨まで降り出す始末。その結果、先を急がず会津にとどまり、明日仕切り直そうという考えに大きく傾いたのでした。帰りを一日延ばしても差し支えない、年末の旅だからこそできた芸当です。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - うめや商店

2020-12-28 16:43:29 | MOS
詳しくは後で述べますが、結局悪魔のささやきに負けました。会津若松へ舞い戻ったことにより、忘れ物を取り戻すことができます。立ち寄るのはうめや商店です。
忘れ物と表現するのは、ここに寄るのをすっかり忘れていたからです。植木屋商店、渡辺宗太商店の二軒に比べて付き合いが浅く、自分の中での存在感が希薄だったためでしょう。しかし、会津の地酒の品揃えは既存の双璧にも引けを取りません。

うめや商店
会津若松市大町1-2-39
0242-22-1547
900AM-1900PM(祝日 -1800PM)
日曜定休
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明かり煌めく仙台へ 2020 - モスバーガー会津喜多方店

2020-12-28 14:52:06 | MOS
会津若松を出るまでは順調だったにもかかわらず、喜多方での八連敗で時間を消費し、雲行きが俄に怪しくなってきました。もう一泊と悪魔が囁き始める中、ひとまずMOSで腹ごなしをしていきます。
昔ながらの佇まいを残したMOSも、年々少なくなってきました。あまつさえ一連の騒動が追い打ちをかける中、当店の動静が俄然気になるところでした。幸いにして店は健在だったものの、一切無縁というわけにもいきません。玄関にあったのは、当面八時で店仕舞いする旨を告知する張り紙です。レジカウンターには例によってビニールの幕が貼られています。二人掛けのテーブル席は向かいの席を撤去して一人用となり、四人掛けのテーブルも向かい合わせで二席分に減らされ、間には衝立が置かれるようになりました。世知辛いご時世を否応なしに感じる光景です。
しかし、年代を感じさせないほど艶やかに磨かれ、気の利いた小物で飾られた店内は健在です。紙ナフキンを収めるコーヒーカップを模した容器はおそらく手作りでしょう。中央にあしらわれた赤いMマークが心憎いばかりです。かつてない苦境の中、この店舗が受け継がれていくことを願ってやみません。

モスバーガー会津喜多方店
喜多方市字井戸尻4129-1
0241-22-1342
900AM-2000PM
第540号
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 大安食堂

2020-12-28 13:59:39 | B級グルメ
呑み屋については最大で七連敗した経験があります。あの記録が更新される日が来るとは思いませんでした。右往左往をした末に、辿り着いたのは「大安食堂」です。
最近は「ひさじ屋」に頼りきりでした。一月ぶりの再訪は、趣向を変えるよい機会と思っていました。しかしそれが躓きの始まりでした。まず向かった「まこと食堂」では、定休日に重なりました。「はせ川」に目標を切り替えるも、平日でこれかと思うほどの待ち客が出ており敬遠。次いで目指した「あべ食堂」では駐車場が埋まっており、またもや敗退を喫しました。悪い流れは連鎖します。噂に聞きし「一平」を訪ねてみるにはよい機会と思い直すも、先ほど通りがかったときにはいなかったはずの待ち客が出ていたのです。四連敗を喫したところで観念し「ひさじ屋」へ向かったところ、暖簾のない店先に唖然とさせられました。さらに一軒臨時休業で振られた後、「あべ食堂」に再挑戦を試みると、待っていたのは目の前で暖簾がしまわれるという何とも無情な仕打ちです。「坂内」も何故か休んでおり、八連敗となったところで小一時間を空費しました。代わりの店の心当たりが尽きたわけではないものの、根気が尽きたとでも申しましょうか。延べ九軒目にしてこちらに流れ着くという顛末です。
人気店が取り付く島もないほど混み合う状況でも、難なく入れる穴場のような店があります。いわば駆け込み寺として、「ひさじ屋」と並び愛用してきたのが当店です。その「ひさじ屋」にすら振られるという絶望的な状況を、またもやこの店が救ってくれました。

大安食堂
喜多方市3-4775
0241-22-6268
1030AM-1900PM
祝日除く水曜定休
チャーシューメン850円
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 五ノ井酒店

2020-12-28 12:27:22 | 酒屋
西へ車を走らせて、会津坂下にやってきました。目当ては五ノ井酒店です。
植木屋商店にしても渡辺宗太商店にしても、会津の地酒専門店の拡大路線は近年目覚ましいものがあります。当店が大幅に増床されたのは一昨年でした。片側の壁際に日本酒専用の冷蔵庫を19面も設え、反対側の壁にも常温保存の酒を並べた店内は壮観です。店主、女将と若主人による家族経営だった店も、最近では手伝いの青年、お姉さんらが主力になりました。店主と女将のご両人を揃ってお見かけするのは久々です。

五ノ井酒店
河沼郡会津坂下町市中一番甲3551
0242-83-2170
900AM-1930PM(1-3月 -1900PM)
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 渡辺宗太商店

2020-12-28 10:55:31 | 酒屋
続いては渡辺宗太商店に立ち寄ります。無闇な「自粛」の横行により飲食業、酒造業が死活問題に直面している中にあっても、当店の繁盛ぶりだけは変わりません。

渡辺宗太商店
会津若松市白虎町1番地
0242-22-1076
900AM-1900PM
火曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 関漆器店

2020-12-28 10:38:06 | 東北
続いては関漆器店に立ち寄ります。先月訪ねたことにより、喫緊に買うべき品はありませんでした。しかしあのとき、女将の嘆き節を聞いていたこともあり、むざむざ素通りし難いものがありました。ささやかな支援ができないだろうかと考えて、思い出したのは蒔絵の年賀葉書です。いよいよ押し迫った時分ながらも、これが最後の一枚という起き上がり小法師の絵柄と、干支にもちなんだ赤べこの絵柄をそれぞれ一枚いただきました。店主に暮れの挨拶もでき、これで一石二鳥です。

関漆器店
会津若松市中央1-4-12
0242-25-0151
900AM-1800PM
不定休
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 植木屋商店

2020-12-28 10:02:10 | 酒屋
連泊も視野に入れてはいるものの、今のところは仙台まで移動する案が有力です。若松には戻らないという前提で、寄るべきところに寄っておきます。まずは植木屋商店です。当店に寄るというと閉店間際のことが多く、明るいうちに訪ねるのは久々のような気がします。

植木屋商店
会津若松市馬場町1番35号
0242-22-0215
930AM-1930PM
日曜定休
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 中町フジグランドホテル

2020-12-28 09:05:13 | 東北
平時でも年末年始に宿が混み合うことはありません。非常時ならばなおさらです。日曜という条件まで加われば、宿がこぞって投げ売りするのは目に見えていました。しかし今は、安く泊まれることよりも、なじみの宿に少しでも金を落としていくのが第一です。他と比べるまでもなく、中町フジグランドホテルの世話になりました。
無料だった朝食が500円となったのは去年のことでした。それが前回700円に値上げされていたことも既報の通りです。そして今回再訪すると、さらなる値上げが告知されていました。年明けからの正規料金は800円です。
無料だからこそいただいていたという面はあります。700円になった今も、朝食付きのプランであれば実質400円相当でいただけるため、迷わずそちらを選択しました。値上げ分が上乗せされて500円になったとしても、依然として出費に見合った価値はあるように思います。しかし、一律に正規料金を申し受けるということになると、かねてから構想にある朝ラーメンへの乗り換えが、いよいよ現実味を帯びてくるかもしれません。
ただし、相次ぐ値上げに一連の騒動の影響があることは想像に難くありません。有料化に見合った充実を図ったはよいものの、騒動の影響によって宿泊客が激減し、あまつさえさらなる衛生管理を求められたことで、固定費の負担が重くなったばかりか、人手の確保も難しくなってきたのでしょう。それでも看板を下ろすことなく、温かい朝食を提供し続ける姿勢には敬服します。その気概に応えるべく、少なくともこの騒動が一段落するまでの間は、朝食をとろうと思っている次第です。
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明かり煌めく仙台へ 2020 - 三日目

2020-12-28 07:58:08 | 東北
おはようございます。先月泊まったときと同様、若松の市街は霧に覆われています。霧が出たときは後々晴れてくることも多いものですが、今のところ予報は終日曇です。しかし、曇で済むなら雨に降られた去年よりもましではあります。今のところ仙台へ行く予定ではありますが、会津での滞在が長引いた結果、もう一泊と悪魔が囁き始めたときは、それに従うのも一興といったところです。
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