選手権の「中止」によって空白の夏が訪れるかと思いきや、地方大会とほぼ同規模の独自大会が開かれて、七月は例年通り高校野球に明け暮れました。しかも、週末に試合を集中させたことにより、例年ならばとうの昔に終戦している今もなお、戦いはまだ続きます。翌週の連休までにほとんどの大会で帰趨が決する見込みではありますが、それまでは野球漬けの毎日が続きそうです。第31日は36大会191試合の開催でした。
この他に不戦の1試合があります。またもや感染者かと思いきや、今度は校内に濃厚接触者が出たという理由によるものでした。何のための「自粛」かがなおざりにされたまま、閉じこもることが目的化されていた頃と同様、「感染拡大防止」なる号令の下、触らぬ神に祟りなしとでもいわんばかりの右へ倣えが繰り返されます。大人達の都合により、球児が連帯責任を負わされる現状は嘆かわしいばかりです。
全国大会の中止により、各大会で独自の仕組みが採り入れられた結果、例年ならばあり得ない珍現象が毎日のように出現し、それらを綴っているだけでも話題は全く尽きません。前日の試合結果で特筆すべきは、広島で出た9回ノーゲームという謎の一戦です。
7回が終わった時点で試合が成立する以上、9回まで進んでいればノーゲームになるはずがありません。しかるに何故こうなったかと考えてみるに、本大会で導入され、弊害が露わとなった時間制の影響という可能性が浮上しました。二時間経てば、7回に満たなくとも問答無用で試合を終了させるのが本大会独自の仕組みです。そのためには、試合が成立する時点を、7回まで戦い終えたときではなく、二時間経ったときにする必要が出てきます。そうすると、9回まで戦ったものの決着せず、さりとて二時間経ってもいない状況では、コールドでなくノーゲームになり得るというわけです。そう考えれば辻褄は合うものの、よくよく調べてみたところ、8強以降は時間制を採らないこととされており、この仮説も成り立たないことになります。
その結果浮上したのは、始めから戦われなかったという可能性です。一球場で四試合が戦われるにもかかわらず、第三試合が終わったのは17時半でした。おそらく雨による中断があったのでしょう。思った以上に時間が押し、第四試合がナイターにならざるを得なくなったことから、開始前に中止したと考えるのが最も自然ではあります。9回ノーゲームなる報道の真偽はさておき、仕切り直しの一戦は昨日の今日で戦われる予定です。
★福島大会4回戦
磐城4-2学法石川
★栃木大会3回戦
青藍泰斗5-0栃木工
★茨城大会
・3回戦
竜ヶ崎一3-2水戸商
・4回戦
霞ヶ浦11-1鹿島学園
多賀6-5水戸一
★東東京大会3回戦
城北0-8x二松学舎大付
★西東京大会4回戦
創価8-7工学院大付(8回終了)
佼成学園9-1日大桜丘
明大中野八王子0-7早稲田実
★新潟大会4回戦
高田北城2-5上越
日本文理5-2新潟
★長野大会
・3回戦
上田千曲2-9x上田西
地球環境4-3上田染谷丘(延長11回)
東海大諏訪1-2松川
岡谷工6-11下伊那農
・4回戦
長野1-11長野日大
更級農3-9飯山
★富山大会2回戦
不二越工5-2富山国際大付
桜井9-3伏木(8回終了)
★石川大会準々決勝
鵬学園5-9日本航空石川
★福井大会準決勝
武生商・武生商工商0-14敦賀気比
★静岡大会準々決勝
静岡2-3静岡商
静岡市立4-5x駿河総合(延長8回)
★三重大会3回戦
四日市11-4神戸
白山9-2暁
明野3-7四日市工
★滋賀大会2回戦
近江兄弟社5-1守山
★京都大会
・Cブロック決勝
福知山5-9京都文教
・Dブロック決勝
洛東4-2同志社
・Eブロック決勝
久御山1-8京都翔英
★大阪大会3回戦
大阪学院大12-3三島
★兵庫大会
・2回戦
須磨東6-5神戸高塚
市尼崎9-1宝塚北
星陵8-5滝川
社10-0明石西・蒼開
県芦屋7-1西宮北
・3回戦
津名9-7明石(延長10回)
報徳学園13-4川西明峰
★和歌山大会3回戦
智弁和歌山7-4市和歌山
新翔6-7x和歌山高専
★広島大会準々決勝
高陽東5-2神辺旭
広島新庄8-9広陵
呉港8-1広島商
瀬戸内(中止)武田
★山口大会準決勝
豊浦4-5x高川学園
★徳島大会準々決勝
鳴門1-0鳴門渦潮
城南7-8x徳島商
★香川大会
・2回戦
飯山2-14高松商
観音寺総合1-8高松南
・3回戦
尽誠学園8-0高松
小豆島中央0-1大手前高松
★愛媛大会1回戦
丹原1-3今治西
今治工3-2川之江
宇和島東11-0八幡浜工
松山商7-6松山城南
★高知大会準決勝
高知商0-10x明徳義塾
高知4-2岡豊
★福岡大会
・北九州地区準決勝
真颯館5-4門司学園(延長10回)
★長崎大会準決勝
大崎2-0長崎南山
波佐見3-4鹿町工
★熊本大会
・熊本市内準決勝
熊本北不戦勝-不戦敗熊本工
★沖縄大会準決勝
八重山8-7ウェルネス沖縄(延長10回)
未来沖縄10-5美里工
この他に不戦の1試合があります。またもや感染者かと思いきや、今度は校内に濃厚接触者が出たという理由によるものでした。何のための「自粛」かがなおざりにされたまま、閉じこもることが目的化されていた頃と同様、「感染拡大防止」なる号令の下、触らぬ神に祟りなしとでもいわんばかりの右へ倣えが繰り返されます。大人達の都合により、球児が連帯責任を負わされる現状は嘆かわしいばかりです。
全国大会の中止により、各大会で独自の仕組みが採り入れられた結果、例年ならばあり得ない珍現象が毎日のように出現し、それらを綴っているだけでも話題は全く尽きません。前日の試合結果で特筆すべきは、広島で出た9回ノーゲームという謎の一戦です。
7回が終わった時点で試合が成立する以上、9回まで進んでいればノーゲームになるはずがありません。しかるに何故こうなったかと考えてみるに、本大会で導入され、弊害が露わとなった時間制の影響という可能性が浮上しました。二時間経てば、7回に満たなくとも問答無用で試合を終了させるのが本大会独自の仕組みです。そのためには、試合が成立する時点を、7回まで戦い終えたときではなく、二時間経ったときにする必要が出てきます。そうすると、9回まで戦ったものの決着せず、さりとて二時間経ってもいない状況では、コールドでなくノーゲームになり得るというわけです。そう考えれば辻褄は合うものの、よくよく調べてみたところ、8強以降は時間制を採らないこととされており、この仮説も成り立たないことになります。
その結果浮上したのは、始めから戦われなかったという可能性です。一球場で四試合が戦われるにもかかわらず、第三試合が終わったのは17時半でした。おそらく雨による中断があったのでしょう。思った以上に時間が押し、第四試合がナイターにならざるを得なくなったことから、開始前に中止したと考えるのが最も自然ではあります。9回ノーゲームなる報道の真偽はさておき、仕切り直しの一戦は昨日の今日で戦われる予定です。
★福島大会4回戦
磐城4-2学法石川
★栃木大会3回戦
青藍泰斗5-0栃木工
★茨城大会
・3回戦
竜ヶ崎一3-2水戸商
・4回戦
霞ヶ浦11-1鹿島学園
多賀6-5水戸一
★東東京大会3回戦
城北0-8x二松学舎大付
★西東京大会4回戦
創価8-7工学院大付(8回終了)
佼成学園9-1日大桜丘
明大中野八王子0-7早稲田実
★新潟大会4回戦
高田北城2-5上越
日本文理5-2新潟
★長野大会
・3回戦
上田千曲2-9x上田西
地球環境4-3上田染谷丘(延長11回)
東海大諏訪1-2松川
岡谷工6-11下伊那農
・4回戦
長野1-11長野日大
更級農3-9飯山
★富山大会2回戦
不二越工5-2富山国際大付
桜井9-3伏木(8回終了)
★石川大会準々決勝
鵬学園5-9日本航空石川
★福井大会準決勝
武生商・武生商工商0-14敦賀気比
★静岡大会準々決勝
静岡2-3静岡商
静岡市立4-5x駿河総合(延長8回)
★三重大会3回戦
四日市11-4神戸
白山9-2暁
明野3-7四日市工
★滋賀大会2回戦
近江兄弟社5-1守山
★京都大会
・Cブロック決勝
福知山5-9京都文教
・Dブロック決勝
洛東4-2同志社
・Eブロック決勝
久御山1-8京都翔英
★大阪大会3回戦
大阪学院大12-3三島
★兵庫大会
・2回戦
須磨東6-5神戸高塚
市尼崎9-1宝塚北
星陵8-5滝川
社10-0明石西・蒼開
県芦屋7-1西宮北
・3回戦
津名9-7明石(延長10回)
報徳学園13-4川西明峰
★和歌山大会3回戦
智弁和歌山7-4市和歌山
新翔6-7x和歌山高専
★広島大会準々決勝
高陽東5-2神辺旭
広島新庄8-9広陵
呉港8-1広島商
瀬戸内(中止)武田
★山口大会準決勝
豊浦4-5x高川学園
★徳島大会準々決勝
鳴門1-0鳴門渦潮
城南7-8x徳島商
★香川大会
・2回戦
飯山2-14高松商
観音寺総合1-8高松南
・3回戦
尽誠学園8-0高松
小豆島中央0-1大手前高松
★愛媛大会1回戦
丹原1-3今治西
今治工3-2川之江
宇和島東11-0八幡浜工
松山商7-6松山城南
★高知大会準決勝
高知商0-10x明徳義塾
高知4-2岡豊
★福岡大会
・北九州地区準決勝
真颯館5-4門司学園(延長10回)
★長崎大会準決勝
大崎2-0長崎南山
波佐見3-4鹿町工
★熊本大会
・熊本市内準決勝
熊本北不戦勝-不戦敗熊本工
★沖縄大会準決勝
八重山8-7ウェルネス沖縄(延長10回)
未来沖縄10-5美里工