日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2020(21)

2020-08-15 08:04:39 | 野球
高校野球に明け暮れた日々にも仕舞いの時が近付いてきました。週末にもかかわらず、中継のWeb配信は7試合にまで減りました。しかしその内訳は千葉の準々決勝4試合と甲子園での交流試合です。「量より質」とはいえるかもしれません。始まる前に昨日までの試合結果を振り返ります。

・第41日(8/11)
連休明けも続くのは東北、三岐の両大会を含む11大会のみです。月曜は決勝2試合、東北大会1試合を含む7大会42試合の開催でした。
埼玉では二日続けて不戦が出ました。連盟による発表は「学校の都合」から「感染症の疑い」による出場辞退に訂正されました。単なる「都合」ではあらぬ噂が立つと見て、有り体に開示する方針に転換したのでしょうか。真相のほどはともかく、「選手の都合」が蔑ろにされているのは他の例と同様です。

・第42日(8/12)
甲子園での交流試合を除きWeb中継は1試合もなく、東北大会決勝を含む3大会20試合の開催にとどまりました。一日の試合数が30以下となるのは第21日以来でした。北海道の支部予選が戦われ、秋田で全国初の県王者が決まった日です。その間たかだか三週間とはいえども、様々なことがあったと実感させられます。
この日をもって全出場校が出揃うかと思いきや、花咲徳栄戦が順延されたことによって持ち越されました。甲子園での交流試合の緒戦から中一日ではさすがに厳しいという判断でしょう。この他に6回降雨コールド引き分けという珍事もあり、同じく翌日仕切り直すこととなりました。高校野球では本来ノーゲームになっていたはずの試合です。今季に限り7回制を採る関係上、5回で試合成立という特例が採られたのかもしれません。
六県の覇者により競われた東北大会はこの日をもって終戦。準決勝までの4試合中3試合が1点差、残る1試合も3点差、全試合が両軍合わせて5点以内という僅差の勝負が続いたものの、決勝だけは一方的でした。これが最終戦になる聖光学院と、中一日で甲子園へ向け出発する仙台育英との間で、意気込みに差が出たかのような結果でした。

・第43日(8/13)
山梨、香川の決勝を含む5大会26試合でした。花咲徳栄が遅い遅い初戦を終えたことにより、全出場校が出揃いました。結果は5回降雨コールド勝ちというものでした。やはり、5回で試合を成立させているという仮説は正しいようです。
大宮工は大差で散り、選抜無敗記録を保持する8校の夏が終わりました。同じく毎年数えている初代代表10校についていうと、十日前に終戦となっていたようです。早稲田実、桐蔭、久留米商の3校が揃って散ったためですが、それぞれ西東京8強、県8強、実質県8強にあたる地区準優勝という戦績はさすがでした。

・第44日(8/14)
千葉、神奈川では試合がなく、埼玉、滋賀の2大会13試合にまで減りました。この日をもって近畿は終戦。埼玉では32強、千葉では8強、神奈川でも16強に絞られており、残りの試合が数えられるようになってきました。大都市圏の大会しか残っていない状況では、話題も自ずと限られるでしょう。全ての試合が終わった後、もう一度だけ振り返って締めくくろうと思っているところです。

★東北大会
・準決勝(8/11)
 明桜1-2x仙台育英(延長10回)
・決勝(8/12)
 聖光学院8-0仙台育英
★埼玉大会
・2回戦(8/11)
 浦和3-0大宮南
 所沢商2-1聖望学園(延長8回)
 川口工不戦勝- 不戦敗新座
・3回戦(8/11)
 正智深谷5-3上尾
・2回戦(8/12)
 叡明1-1白岡
 鷲宮10-0三郷工技
・3回戦(8/12)
 進修館2-9熊谷
・2回戦(8/13)
 叡明4-7白岡
 花咲徳栄4-1春日部工
・3回戦(8/13)
 浦和北2-8浦和
 大宮工0-10x大宮北
・3回戦(8/14)
 春日部共栄2-5花咲徳栄
 川越東1-2x星野(延長8回)
 三郷北4-5x越谷南(延長9回)
 昌平9-1白岡
 越谷総合技術2-6鷲宮
★神奈川大会
・3回戦(8/11)
 西湘0-6横浜商
・4回戦(8/12)
 東海大相模10-3相模原
・4回戦(8/13)
 川和0-5横浜商
★山梨大会決勝(8/13)
 山梨学院4-5東海大甲府
★滋賀大会決勝(8/14)
 水口東1-6近江
★香川大会
・準決勝(8/11)
 丸亀城西0-15尽誠学園
 大手前高松6-10高松商
・決勝(8/13)
 高松商0-5尽誠学園
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