日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

落ち穂拾いの師走

2015-12-25 23:55:36 | 旅日記
年内最後の遠征を予定していたクリスマスは、土壇場の見送りにより平凡な日常に変わって、五日間の平日が呆気なく過ぎ去りました。残った二日は日帰りの小旅行を考えています。初日はあろうことか今年一度も行けていない横須賀で呑み、日曜は車で秩父方面へ行くというのが現時点での構想です。
現時点でというのは、代替案があるということに他なりません。そもそも、忘年会のときと違って一旦帰る必要がない以上、泊まりがけにするのが本来あるべき選択というものでしょう。それならどこへ行くかと考えたとき真っ先に思いつくのが、透明な青空に富士山が映える駿河路です。今年は静岡へ行く機会を一度しか捻出できず、しかも初日は曇りがち、二日目も快心の青空とまでは言い難く、訪ねた酒場も清水の「新生丸」一軒限りに終わって、悪くはなかったものの完全燃焼するまでには至りませんでした。今月繰り返してきた落ち穂拾いの機会がもう一度巡ってきたとき、いくつかある候補の中から静岡が浮上してくるのは自然な流れです。
それにもかかわらず日帰りを二度繰り返そうとしている理由の一つは、今季の天候がいつまで経っても冬らしくならないことにあります。何しろ雪国へ行っても市街地には雪が一切なく、峠の方でわずかに積雪しているのがせいぜいです。太平洋側の晴天も今一つ冴えず、気温は高く、空は薄雲に覆われ、遠景は霞んで判然としません。この程度の晴天では、わざわざ車を飛ばす価値も半減するというわけです。年明けに行くことがほぼ確実ということもあり、年内に再訪する必然性は高くないと考えました。
もう一つの理由は体調が振るわないことにあります。先週会津に行ったとき、喉の痛みが出始めていると申しましたが、昨日から鼻水とくしゃみが、今朝には再び喉の痛みが出て、夕方からは全身に倦怠感が押し寄せ、かなり気力を削がれています。かような状態に鑑み、土曜か日曜のいずれかを休養に充てることも視野に入れつつ、二度の日帰りという妥協案を考えている次第です。
明日の朝になって冬晴れの青空が広がっていれば、倦怠感も一気に吹き飛ぶ可能性はあります。そうなれば車を飛ばして静岡へ行くのも悪くないでしょう。ともかく今夜は体力回復を図ります。おやすみなさいzzz
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