日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

冬晴れ

2015-12-18 23:42:21 | 旅日記
12月も半ばというのに、季節外れの煮え切らない天候が続いていた今季でしたが、昨日は都心から男体山もアルプスも見渡せる冬晴れでした。一昨日に比べれば気温も下がってきました。ようやく冬らしくなってきたところで、予告していた会津への旅に出ます。
今年は花見で行き損なったため、三月以来の再訪です。前回は久々に列車を利用したはよいものの、結局中途半端な結果に終わって、列車で会津に行っても面白くないという事実を再認識させられました。それにもかかわらず再び列車で行こうとしている理由は、六月にも乗車した東武の快速列車にあります。
今や普通列車といえば、運転区間も編成も短縮され、車両も無残なまでの安普請となって、長時間の乗車には到底向かない代物となってしまいました。そのような中、昔ながらのクロスシート車が会津まで延々四時間かけて走るのは、奇跡以外の何物でもありません。しかし、車齢を考えるとこれとて末長く安泰とはいえないでしょう。「今なお現役」などと称して趣味誌に取り上げられでもすれば、乗車を目的にした連中で雰囲気が一変してしまうことも十分に考えられます。そうなる前に、この列車で一度会津に行ってみたいというのが、前回乗車したとき以来の宿願でした。翌日仙台まで足を延ばす関係上、車では時間的に慌ただしくなるという事情もあり、決行するなら今だと思い立った次第です。
列車は6時台から10時台まで毎時一本発車しており、終点の会津田島までが四時間、そこから若松までが一時間といった見当です。始発で出れば昼前には若松に着き、「麦とろ」で昼から一献傾けて、夜も五時から呑むことができます。10時台の列車でも、乗車の前に浅草で軽く一杯引っかけ、若松に着いてから一風呂浴びれば五時になるため、こちらはこちらで悪くありません。帰りが遅くなってしまったため、明日早起きできれば可能な限り早い時刻の列車に乗り、そうでなければ余裕を持って出発という流れになりそうです。
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