艱難辛苦(10)

先日ようやく打開の局面が見えてきた歯の矯正治療に、さらなる進展がありました。ほぼ狙い通りの位置に噛み合ったとの診断が下されたのです。
上の前歯が若干前に出ており、さらに時間をかければこれも矯正できるとの話ではありました。しかし、自分にとって矯正治療の目的とは、傾いていた奥歯を直すことであり、模型のような歯列にすることではありませんでした。そして何より、これ以上の艱難辛苦は御免蒙りたいこともあり、迷うことなく断りました。これにより、一年半にわたって煩わされた矯正装置からようやく解放されることになります。
これで完治というわけではなく、さらに二年はマウスピースを使った治療が続くことになります。おそらくこちらも多かれ少なかれ違和感はあるでしょう。しかし脱着が可能になるため、飲み食いに際しての不自由は解消されそうです。半年経てば就寝時のみの装着で済むとのことであり、そうなればさらに負担は軽くなるでしょう。山は越えたというのが実感です。
間が悪いのは、次回の通院が正月休みと見事に重なってしまい、年内の決着が難しくなったことです。しかし正月明けの三連休には間に合うでしょう。それを励みに残りの一月弱を耐え忍ぶつもりです。