日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

キャンプ総括 2015 - 用具編

2015-12-01 23:34:47 | 旅日記
先日の房総をもって、本年のキャンプは終了と相成りました。ライダーハウス、バンガローの世話になったり、テント泊のつもりが車中泊を余儀なくされるといった想定外の事態はありながらも、それらを含め9ヶ所で延べ11泊という結果です。14泊した去年には及ばなかったものの、終わってみれば今年もそれなりの充実ぶりでした。そのキャンプを二夜にわたって振り返ります。第一夜は用具編です。

寝具と調理器具を中心に様々な道具を調達した昨季に対し、今季はmont-bell製の少し厚手の雨合羽と、消耗品のガス以外の用品を全く買いませんでした。よって、道具の使用感につき昨季のようにいちいち語るようなことはありません。これは現有の戦力に不足を感じなかったということでもあります。
去年装備を拡充して気付いたのは、キャンプ道具を揃えること自体が楽しみになり得るということでした。キャンプをすることよりも、道具集めを生き甲斐にしているかのような人々が少なからず存在する中、自分も深みにはまる可能性がなきにしもあらずだと思ったものです。しかし、自分にとってキャンプは手段の一つに過ぎず、旅の目的そのものにはならなかったとでも申しましょうか。暗くなってからキャンプ場に着き、日付が変わる頃まで晩酌し、翌朝も早々に撤収して立ち去るという流れ上、簡素な装備で手早く済ませることに主眼が行き、快適性をとことん追求しようとする動機が乏しいのです。
かような方針は晩酌にも表れました。肌寒い中でのキャンプが多かった関係上、鍋物などで火を使う機会は多かったものの、俎板と包丁の出番は減り、焼き網を使ったのも一度か二度だけです。もちろんないよりあった方が便利に違いないとはいえ、開始時刻が10時前後にもなると、準備と後片付けに時間をかけるより、手早く済ませたいという考えが支配的になってきます。同様の傾向は来季以降も続くと思われ、当面は現有の戦力で乗り切ることになりそうです。
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