今年、入園したちいさい組のAひくん&Kくん。
2人が、もみあうようにやってきました。
Aひくんが、Kくんをひっぱって、そのはずみで転びます。
泣き出すKくん。
わけを聞いて見ると、理由は「てんとうむし」
Aひくんは、自分が見つけたといい、
Kくんは、Kめくんからゆずられたと、
2人の話は平行線。
そして、泣いているKくんは、てんとうむしを離さない。
涙が頬を伝うけど、しっかりと自分の意見は主張します。
ほっぺをふくらませて怒った、Aひくん。
「妥協したのに!」
と叫んで、上の畑に行ってしまいました。
Aひくんが行ってしまうと、Kくん、
「カエルつかまえようかな~」
と、地面を眺めながら呟きました。
「Aひ、てんとうむし、欲しかったみたいよ」
「てんとうむし、お家に帰したい」
上の畑から降りてきた、Aひくんに
「Kくん、カエル捕まえたいから、てんとうむしをお家に帰したいんだって」
と伝えると、
「ふーん、じゃあ、ちょうだいよ」
「お家に帰す」
Kくんは、Aひくんには、てんとうむしを渡したくない様子。
「じゃあ、下において逃がしていいよ」
Aひくんは、地面の草むらを指さしました。
Kくんは、そっと草むらにてんとうむしをはなしました。
草むらから、てんとうむしを捕まえたAひくんに笑顔が戻ります。
Kくんも、うつむきながらもちょっと笑顔。
KくんはAひくんの、てんとうむしが欲しい気持ちが分かっていました。
だから、カエルをつかまえたい、という理由でてんとうむしを手放そうとした。
でも、簡単には、ゆずりたくはなかった。
Aひくんは、そんなKくんの気持ちが分かって、お互いのおとしどころ、
納得のいくところを探っていたようです。
てんとうむしを譲りたくはないKくんへ、Aひくんの提案。
草むらにいた、てんとうむしを捕まえたなら、ゆずってもらったのではないね。
大人が一方的に、〇〇くんが欲しがっているからゆずったらどうか、
などと言わなくても、年少さんの2人は、自分たちのお互いの気持ちが落ち着くところを、
ちゃんとみつけていました。
きらりと光る物語を、見せてくれた2人。
ありがとう。

(こなんちゃん)
========================================
「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052
2人が、もみあうようにやってきました。
Aひくんが、Kくんをひっぱって、そのはずみで転びます。
泣き出すKくん。
わけを聞いて見ると、理由は「てんとうむし」
Aひくんは、自分が見つけたといい、
Kくんは、Kめくんからゆずられたと、
2人の話は平行線。
そして、泣いているKくんは、てんとうむしを離さない。
涙が頬を伝うけど、しっかりと自分の意見は主張します。
ほっぺをふくらませて怒った、Aひくん。
「妥協したのに!」
と叫んで、上の畑に行ってしまいました。
Aひくんが行ってしまうと、Kくん、
「カエルつかまえようかな~」
と、地面を眺めながら呟きました。
「Aひ、てんとうむし、欲しかったみたいよ」
「てんとうむし、お家に帰したい」
上の畑から降りてきた、Aひくんに
「Kくん、カエル捕まえたいから、てんとうむしをお家に帰したいんだって」
と伝えると、
「ふーん、じゃあ、ちょうだいよ」
「お家に帰す」
Kくんは、Aひくんには、てんとうむしを渡したくない様子。
「じゃあ、下において逃がしていいよ」
Aひくんは、地面の草むらを指さしました。
Kくんは、そっと草むらにてんとうむしをはなしました。
草むらから、てんとうむしを捕まえたAひくんに笑顔が戻ります。
Kくんも、うつむきながらもちょっと笑顔。
KくんはAひくんの、てんとうむしが欲しい気持ちが分かっていました。
だから、カエルをつかまえたい、という理由でてんとうむしを手放そうとした。
でも、簡単には、ゆずりたくはなかった。
Aひくんは、そんなKくんの気持ちが分かって、お互いのおとしどころ、
納得のいくところを探っていたようです。
てんとうむしを譲りたくはないKくんへ、Aひくんの提案。
草むらにいた、てんとうむしを捕まえたなら、ゆずってもらったのではないね。
大人が一方的に、〇〇くんが欲しがっているからゆずったらどうか、
などと言わなくても、年少さんの2人は、自分たちのお互いの気持ちが落ち着くところを、
ちゃんとみつけていました。
きらりと光る物語を、見せてくれた2人。
ありがとう。

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