野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
雨上がりの森はいつもと様子がちがう。こどもたちもすぐに気づく。
雨にぬれた木々から水分が蒸発して湯気みたい。湯気だからあついの?
山道を歩けばメープルシロップのような甘い匂いが漂う。いつもより濃い!
そんな会話をしていると、
よくお見かけする散歩中のおじさんが足をとめ声をかけてくれました。
「雨があがってよかったね。今日はこどもたちが少ないなあ」
「これ忘れた子はいないか。先週この子たちが遊んでいた池の近くに落ちてたよ」
その手には見覚えのある年中Kチの水筒。
こどもたちを一緒に見守ってくれているような気がしてとてもうれしく、
今日の天気のように心もぽかぽか。
カブトムシの幼虫を探す!と向かった先、梅の木とカブトムシが集まる木がある広場では
顔見知りのおばさんが声をかけてくれました。
「いつも元気だね。毎日薄着で外で遊ぶから風邪もひかないね」
「カブトムシが集まる木の下に幼虫がいるわけじゃないよ。腐葉土があるところを探すの」
「幼虫がちゃんと立てるようにもっと深く腐葉土を入れてあげるのよ」
カブトムシの幼虫が蛹になり、成虫になるまでを詳しく教えてくれました。
「土が乾いてきたらコップで水をあげればいいの?」
「うんちは入れっぱなしでもいいの?」
「サラサラの土はダメなの?」
こどもたちは真剣に耳を傾けて、質問まで。
「カブトムシも梅の実もまたここに取りにおいで」
おばさんは最後にこう言って軽トラで帰っていきました。
こども、おとなという垣根なく人と交わることの喜び。
人は開いていれば、開いてくれること。
森のたまごでよくある風景。
そんなじんわりとあたたかい場所でこどももおとなも育つのです。
(年長母みゆき)
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「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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今日も「どろんこチャレンジをしたい!」という勇士が、
ぬかるんだあぜ道を選びます。
年長Yゴ、Sホ、Mノ。「行くぞ!」と進みます。
Kオはしばらく迷って、「私も行く!」
年中Kチ、しばらく迷って考えて、「おれはやめとく。」
それも賢い選択。
年中Kタ、長靴だから無敵!「Kタは先に行ってくれ」と任されて嬉しそう。
Yゴの荷物を受け取ります。
今日はYゴ、無事着地!!
みんなも成功成功。
なんと、体験の小さいお子様が2人、後に続いてました。
キラっとかっこいいお兄さん、お姉さんを見て魅かれたのかな。
最後、当番母ちゃんのべっちゃん。
「どうやっていけばいいの~?」
「さあね!」
なぜか子どもたち、べっちゃんがはまるのを期待している(笑)にやにや
べっちゃん「えー?こういうとこで助け合うのが森のたまごじゃないのー?」
もりぐみの誰か「きずながないから(笑)」
大人びっくり。
「KIZUNA」……(笑)そんな言葉知ってるんだね~!
子どもと子どもは「きずな」があるそうですよ。
「べっちゃんとはきずながない」と口々に、嬉しそうに語る子どもたち。
めっちゃいじられてますやん。いいなーべっちゃん(笑)
そして今日もKチは「通れたかー?」って真っ先に走ってきました。
これがきずなかな?^^
(スタッフ なお)
田んぼのあぜ道のぬかるみを通る時、色々なドラマが生まれます。
こちらが1週間前のドラマ。10月9日(火)行きたかったから!
この日は、「もりぐみが先に行って通れるか確かめに行くわ!」とYゴ。そのあとに、Sホ、Mノ続きます。(Kオ休み)
1週間前どろんこになって泣いていたKチは、少し迷ってぬかるんでない道へ。そんな選択ができるのも大きくなった証拠。
先週通れたKタは自信があるようでもりぐみに続きます。
さて、もりぐみから一回は「バツ」って手で合図が送られてきたけど、長靴だったSホが
「先に行ってあげる!先に行ってあげる!Sホ行ける!」
とYゴに思いを伝えます。
Yゴは先頭を代わってくれて・・・
先に行ったSホが、Yゴの荷物を受け取る。
よし!がんばって!
あえなくYゴは着地失敗!靴がドロドロ。
「99パーセントダメージうけた!」
とのこと。それでも、
「Sホありがとう」「Sホのおかげ」
という言葉が出て、荷物持ってくれたから通れたという気持ちがあったみたい。
仲良すぎて喧嘩も多い2人だけど、こんなふうに助け合える場面いいなって思いました。
どろんこルートをやめて別ルートから行ったKチがこちらに走ってきます!
「通れたかー?」
って、友達のことが心配だったみたい。
KチはYゴに、靴を貸してあげてました。
着地失敗の悔しさ、どろんこになって嫌な気持ちを先週たっぷり体験したKチならではの優しさです。
Yゴにはちょっと小さくてきつそうだったけど、嬉しそう。
2人ともいい顔していたなぁ。
(スタッフ なお)
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「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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