野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
前夜から雪がちらつき始め、朝にはちょっぴり銀世界?!
そんな中、登園時間を1時間遅らせて、いつもの集合場所にたまご達はウキウキしながら集まっていました。
もちろんほとんどみんな雪遊び仕様の格好!?
さあ寒さに負けず出発!!と思いきや、すでにそれぞれ遊びが始まってる…。
年長ボーイズはみんなで雪を集めたり探検したり…。
Mんは出発前から服が濡れちゃって、あまりの寒さに泣けちゃうみたいで、当番母ちゃんは出発前に上着探しに右往左往。。。
いざ出発!!
年長ボーイズはやっぱり先頭。
AっきとRきとCたはずーっと仲良くポケモンの話で盛り上がり、途中立ち止まって落ち葉の塊を足で散らしたりしながら
ずっとぺちゃくちゃ…。
その間Cたは何故か大きな雪の塊を運び続け、雪だるまでも作るの?!
Rうは側溝に降り積もった落ち葉と雪をざくざく踏み進んで満喫してる様子。
年長さん達は何故かあまり寒さを感じていないみたい。
KぎとSこは珍しく年長ボーイズと同じ速さで進んでいましたが、2人とも手袋が出発前から濡れてしまい素手で寒そう。
Kぎはすぐに「寒い。冷たい。」と弱音&泣いてばかり。
Sこは「私の手は温かいよ。」って、今までにないぐらいの頼れる存在。
先頭集団と後ろのメンバーはかなり間が出来てしまい、姿も見えないし声も聞こえない。
そんなこんなで結構進んだ頃にMんとYoYoが追いついてきました。
ところが年長はみんなYoYoと意気投合したのか、どんどん離れて行っちゃう…。
気が付いたら、弱音ばかりのMんとKぎ、頼れるSこと私の4人。
雪はどんどん沢山降ってくるし、向かい風。
おまけにこの散歩道、私は初めて。
分岐点に差し掛かる度に段々不安になってきて、他の当番母ちゃんやYoYoに電話しても繋がらない。
そんな時に限って年少の3人は向かい風で「雪が目に入って進めない」って泣き言。
え~~~?!
「口を大きく開けて前に進んでごらん。雪が口に入って楽しいよ」って提案してみたら、素直に挑戦。
ちょっと間抜けな感じで笑えましたが(^^;)
こんな時に遭難か?!と思いつつ、とりあえず進み続けました(笑)←今だから笑えるんですけど…。
ゴールのプレイハウスには案の定上手に辿り着けず、なんか遠回りしてしまったようで、
苦労して到着した割には「そんな所から来ちゃいけないんだよ」とRとの手痛い歓迎。
いつもはどんなに寒くても外で活動する森たまでも、さすがに震える年少を見かねてYoYoが全員到着するまで
プレイハウスで休憩しようと提案してくれ、私も生き返りました。
Mんは2枚履きのズボン両方と靴下が、Kぎは靴がずぶ濡れで靴下を着替え、少し冷えが治まった様子。
着替えが終わった頃には、集合場所に全員到着しているのが見えたので合流し、外で昼食。
太陽が出てきて、日に当たっていると少しはマシなのですが、風が治まらない。
ママが当番の年少さんは甘えが出てしまうようで、Hのも少しぐだぐだになりながら何とか昼食終了。
今日は本当に「寒かった」の一言につきる一日でした。
(やーち)
今朝はすごく寒かったです。
公園の手洗い場の水にも薄い氷が張っていました。
さすがの子供たちも寒そうに肩をすぼめたりして、何枚重ね着しているか自慢し合う姿も見られました。
今日のお散歩はPちゃんの希望で遊具のある公園まで行くことになりました。
みんな元気に出発しましたが。。。5分後、定番の小川付近で各々腰をすえて遊びだしました。
年長さんたちは川の生き物を探すも何も見つけられず、広場で隠れんぼ。
年長&年中ガールズはご近所の庭に実っていた柿をいただいて、ホクホク。
(ありがとうございます!)
皮ごと丸かじりしておりました。さすがです。
お昼近くになっても遊具の公園に向かう気配はありません。
遊具の公園に行きたかったPちゃんは納得してくれるか心配でしたが、「きょうはま、いいけどね」とのこと。
ありがとね、次は行けるといいね。
そのままお弁当も広場でいただき、午後も同じ場所で遊び続けました。
Cイちゃん、Sヤちゃん、Hノちゃんの3人娘はおかあさん、おじいさん(時におとうさん)、おばあさんになってドライブです。
Hノ 「車をうんてんしまーす。あ!火事だ!!」
Sヤ 「じゃあ、おとうさんが事故になって、車が燃えたことにするね。」
「ぶーーーっ!!スピード出して事故になりました!!!」(地面に転がって死んだふり)
Hノ 「つんつんしてみよう!」(つつくとSヤが笑う)「まだ生きてます、しゅじゅつします!」
(上着のファスナーを下ろしてお腹ツンツン手術。Sヤ大笑い)
Sヤ 「生き返りました!車は壊れたから、新しい車を買いました!黒だよ!」
Hノ 「あそこで火が燃えています!あっちも!こっちも!!」
全員 「ビシャビシャ~~~~!」(全員ホースをもって辺りを消しまくる)
3人のドライブは予想外の展開で、見ている私はついていくのに必死です。
油断するといきなり消防署の電話役がまわってきたりするしねぇ(笑)。
3人は同じ世界を見て、同じ体験をしていました。
誰かが突然すっとんきょーな言い出しても、3人は瞬時に同じ世界を共有して、役に入り込みます。
想像力!創造力!
他の子供たちは、泥団子つくりを目いっぱい楽しんでいたようです。
帰りの会の後は、TマちゃんとKミちゃんの泥団子屋さんで全員泥団子をお土産に買っていきました。(泥団子1個=葉っぱ1枚)
(じゅん)