TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

遅ればせながら‥‥

2021年06月30日 | インポート
5月半ばに申請していたマイナンバーカードの準備ができたので取りに来るようにとお知らせがきた。
最寄の区役所に必要書類を添えて取りに行けばいいと思っていたら、これまた予約制だという。受け取るのに、どんだけ時間がかかるというのだろう。密になるほど殺到するとも思えない。予約という言葉はすでにワクチンで聞き飽きた。
ネットの予約表を開くと8月末までいっぱい。取りに行くだけなのにと、どうしても納得いかず、電話すると、「予約したかたが優先なので、予約外のかたはお待たせするかもしれませんが、それでもよろしければ」来てもいいという。ほおら、ごらんなさい。予約しなくてもいいなんて、このはがきには全く書いてなかったわ。そこですぐに出かけた。役所勤めの不便なところは、平日に役所に行けないことである。開庁時間が勤務時間に重なるからだ。今回に限っていえば、休暇中が幸いした。
担当部署はそこそこ混んではいたが、シーズンオフではあるし平日なので、最初に言われた「一時間ほどかかるかも」という予測を大きくはずれ、30分ほどで受領。
うのみにしないで聞いてみるものですね。

そういえば、明日あたりには、50代以上の市民に、新型コロナワクチンの接種券が届くらしい。しかし当面、市町村の接種会場を予約できるのは、基礎疾患があるかたや高齢者施設のスタッフのみらしい。そのほかのかたには8月ごろに再び通知が来るというから、東京などの大規模接種会場や、職域接種、大学での接種など、お急ぎの方はそちらでどうぞ、というわけだろう。ともかく接種券がなければ、選択肢が増えないのだから。
わたしは医療機関勤務に準じるということで、復帰後、7月から接種できるらしいが、はて、そこで打つのが早いのか、市町村接種のほうが便利なのか、ふたをあけなければわからない。基礎疾患の認定も、医師の裁量によるところが大きいと、主治医がそう話していた。
あっちでもこっちでも実施しているから、わかりづらくなってきた。集団接種はうっかりミスも相変わらず多いし……。
住民の多い地区は便利なことも多いが、このように限られた資源を分け合うようなことになると、たちまちやきもきとさせられることになる。
そういえばアベノマスクも届くのがすごく遅かった。(まあ、あれはいらなかったけど)。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呼び名は大事

2021年06月26日 | インポート
新型コロナワクチン接種がすすむにつれて、副反応以外の、今まで考えられなかったようなできごとも増えてきた。高齢者に3回打ってしまっただの、ワクチンを冷やす冷凍庫のプラグが抜けていたなどに始まり、1日に2回打つものだと勘違いして来た人がいて、スタッフもそれに気づかなかったとか、そしてさらに昨日は大規模接種会場のキャンセル待ちに徹夜組200人とか……。
初めてのことなので、あちこちで煽られたり間違いが起きたり、ありえないような勘違いが起きたりするのだろうが、こういう話を聞くと、いかに、今までは整然とした秩序だった世の中に暮らしていたかがよくわかる。マスクやトイレットペーパーの買いだめに走る、なんてのはほんの序の口だったわね。

 先日、同世代の保健師とメールで話した。関心事は、身に迫る定年の話題である。
なんでも65才定年制の経過措置として、地方公務員も、段階的に一歳ずつ定年が伸びていくらしい。
働き口が不足している今、それを有り難いとみるか、それともゴールを先に延ばされて、がっくりしたとみるかは人による。わたしは、後者。昔、定年が58才だったころと同じ程度の体力しかもはや残っていないのだ。

そこで彼女と、時間を短縮した働き方(非常勤も含めて)の話となる。
勤務制度に、「高齢者部分休業」というのがある。対象は55才以上、一日のうち何時間か(5分単位で)休むことができる。上限はあるが理由は問わない。年齢要件のみだ。当然、休業部分についての給与は減額される。「部分」というからには、その前後の時間に出勤するのが条件なので、それだけで一日休むとか、有給休暇と合わせて一日休む、などはできないので、意外に使いづらい。
さらに、自己都合(例えば経済的理由などで)で取り消しはできない。高齢を理由にした休みなのだから、若くなっていかない限り、取り消し理由は発生しないはずというのが理屈なのだろう。
それはともかく、ワクチンの優先枠の高齢者が65歳以上なのに、なんでこの制度の場合は55才からが高齢者と呼ばれるのか。この制度をとったとたん、どっと老け込むような、定年退職をもとびこえてしまったような気分にさえなりそうだ。大学に通うための修学部分休業の規定が同じページに併記されているだけに、受けるイメージの差は大きい。もっと前向きに、第二の人生の準備期間に向かっているような名称にしてもらえないものかしら。

この休業制度を利用しているかたを未だ見たことがないのは、使い勝手の悪さだけでなく、
名称のせいでもあるのではないか。職場としては、フォローする人員を増やさねばならず、あまり奨励したくない制度だろうから、わざと利用しづらくしたいのではないかなどと、うがった考えを抱かずにはいられない。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復職にむけて

2021年06月22日 | インポート
復職にむけて、診察に伺った。
実はここ何週間か、日中の緊張感がとれず、不眠やら疲労感やらが続きしんどさが頂点に達したので、しばらく休ませていただいていたのである。
今の時期、保健所は大変だからねえ、と同情されることもあるのだが、わたしの分担など、ほかの職員さんに比べれば軽いもので、残業も全くせず、休日出勤も一日しかしていない。ガチでコロナと戦っている方たちから見たら、全く甘い位置にいさせていただいたのではある。
が、そうはいっても、狭い職場内のこと、いつなにが起こるかわからない追い詰められ感、有無を言わさぬひっ迫感、棘を含んだ殺伐としたやりとり💢💣👊😠⚡{%ダッシュ(走り出すさま)docomo%}‥‥、いつのまにか、そうしたものにまいっていたのかもしれない{%げっそりdocomo%}

 復職は7月初旬。まずは朝一時間、夕一時間の短縮勤務から始めることにした。
こういうことは、自分から頼むのか、それとも先生から提案されるものなのかよくわからない。自分の体のことは自分がよくわかっているので、こちらからお願いしてもいいと思うのだが、プロの目から判断して決めるのが筋という気もする。こっちが勝手に決めちゃっていいものかしら、先生をおざなりにしてないかしら、などと、内心おたおたしてしまう。

最近はインフォームドコンセントのもとに、自分の治療方針は自分で決めるというのが主流となっている。しかし、内科や外科のように診断がはっきりとしている診療科でさえ、通院間隔は〇〇でいいですか? とかお薬はどうしましょうか、などとこちらがお尋ねしたいことを逆に治療者から聞かれることがある。自分で治療法を決定するのに足る知識がないので、時には、先生のほうで、ピシッと頼もしく決定して欲しいと思うこともある。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ざわざわざわ‥‥

2021年06月15日 | インポート
先日は、パソコンへの入力時変換の件で、あたふたしたが、今回はブログのコメント欄に、コメント数が反映されない事態が起きた。確かに書いたのに……。1件のままなので、中身を確認すると2件分、掲載されている。
ただいま問合せ中。こうしたことが起きるたびに、落ち着かなくなる。

さて、昨日はホルター心電図の結果をうかがいに行った。
波形がびっしりと書かれた冊子を見ながら先生曰く、「確かに期外収縮が起こっていますが危険なものではありませんよ」とのこと。気がかりだった新型コロナワクチンも、打ってもかまわないとのこと。
ワクチンへの不安を雑談がてら漏らすと、「今は戦争中ですからね。この状況で接種しないというのは、爆弾が降ってきてるのに、防空壕に蛇がいるからと言って中に入らないのと同じです」。
つまり、接種したほうがいいということですね。接種は一応「任意」ということになっているので、打ちなさい、とはっきり言えないからこそのたとえ話。
中にいる蛇が毒蛇だったらどうなんだろう、と聞いてみたいと思ったが、せっかく気の利いたたとえ話を思いついたようなのに、揚げ足などとっては機嫌を損ねるかもしれないと思い、うなずいておいた。
2,3人の、それぞれ診療科目の異なる医師に、これまでなにげなく伺ってきたが、皆さん口をそろえて打ったほうがいいというお考え(強制はしないが)。50代は高齢者枠ではないが、若くもない。重症化するかしないかの瀬戸際感がある。

いったい何を基準にすればいいのか、誰にもわからない。安心安全などと、まるで○○のひとつ覚えのように繰り返しているが、コロナに限らず、そんな状況は存在しない。みんなそう思っているのに、それでも何かを信じていたくて、自分なりの確かさ、落としどころを求めて右往左往している。頼るべき自分の脳みそが、そもそも日々動揺しているのであてにならない。

それに比べれば、パソコンの不具合は、専門家がちゃちゃちゃっと解決してくれそうで、頼もしい限りである。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちゃんちゃんばらばら

2021年06月13日 | インポート
日本史を学びなおそうと買った参考書、どうにか2度読み終えた。
1度目は物語を読むように、2度目は年表や、電子辞書にはいっている百科事典を繰りながら。
学生のころと違って恐ろしく記憶力が衰えていることに気づく。そもそも歴史に興味がないのね、ということを再確認したことにはなったが、それにしても、さっき、そこ読んだよね!と自分であきれることもしばしば。忘れたいことはいつまでもじわじわ覚えているのに、覚えていたいことは一日もたたずにあっさり忘れている。
高齢になって受験勉強を突破して医学部に入学したかたの話題がニュースになったりするが、そのすごさは、同じような年齢になって初めてわかる。
歴史の概略をたどって流れを学んだだけなので、十分理解したとはいえないが、なんとまあ昔は政権をとるためだけにずいぶん命を削っていたのね。昨日の味方は今日の敵。簡単に敵に寝返って相手をうちのめし、そして次の日には自分が相手の刃先に敗れる。結婚も一族の勢力をのばすための政略的な手段。平均寿命も今ほど長くない中で、刀振り回している間に、人生終わっちゃうじゃないの‥‥‥。
他に夢中になるものがなかったのかしら。
パソコンやスマホがあったら、国盗り合戦のようなゲームをして征服欲を満たすこともできただろうに。
一方では、武士として争いをしながら和歌も詠んでいたりする。
参考書の著者がもしも女性だったら、戦いだけではない、別の視点からの歴史も描かれていたかもしれない。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする