TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

美容院

2020年06月28日 | インポート
美容院へ行く。3カ月ぶりである。
美容師さんとの”密”な距離が気になってずっと敬遠していたのだが、白髪交じりのクセッ毛はうねうねとまとまらなくなり、おまけに雨季の湿気を帯びてさらにごわごわとボリュームが出て、さすがに耐えられなくなってきたのである。
電話をすると、「マスクをしたままで、カラーリングもできますので、大丈夫ですよ。お熱を測ってきてくださいね」と担当の声。お熱お熱と、どこに行っても、おでこにかざしてピッと測る体温計が大流行りである。
週刊誌は接触を避けるために取り払われ、常備していた飴もいずこへ。3つあった椅子も、真ん中が取り払われて、なにやらガラーンと殺風景である。
雑誌の表紙のごちゃごちゃした写真も、美容院の雰囲気を彩っていたのね、と気付く。

”飛沫”を避けるためか、美容師さんの口数が少ない。
サービスのつもりなのかあれこれと雑談をしかけてくるかたも多く、相槌に辟易することもあったが、コロナのおかげでこういう場面ではずいぶんと助かる。
(気の進まないことは全部コロナのせいにしてことわってしまおう!という機会も時にある)

帰り際に、担当の美容師さんいわく「また第2波がくるから、その前にちょっと早めにいらしてくださいね」とひとこと。
コロナを理由に、ちゃっかり”営業”の言葉はぬかりないのである。

コメント (2)
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テレワーク

2020年06月06日 | インポート
週に一度の在宅勤務も慣れてきた。
とはいうものの、職場内とは勝手が違うパソコン操作にオタオタ。{%最悪webry%}
ちょっと目を離したすきに、職場から問い合わせメッセージが届いているのではないかと、ビクビク。
電話がかかってくることもなく、窓口のお客さんの怒鳴り声が聞こえてくるわけでもない、なんだか気楽そう☕……と楽しみにして始めたテレワークだが、意外に落ち着かない。
さらに、事務所の中だったら、同僚や上司の話し声やら物音、目からの情報で周りの様子がつかめるのだが、文字でのやりとりだけ、というのは、なにか切り離されたようで心もとない。
それだけに、漫画の吹き出しマークに囲われたメッセージが届くと、(それが上司からの業務上の指示であれ)なんとなく、ワクワクする。声をかける手軽さと違って、(仕事とはいえ)わざわざわたしのために文字を入力してくれているのね……というような📩
ラインはやっていないのだが、きっとこんな感じなんだろう。

これから暑くなる。マスクをして外に出る必要がないだけでも、本当にありがたい。

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