森に恋して

静・緑・健康

虚空蔵山~八王子山

2009-09-24 | 丹波・但馬ハイキング
2009/09/23(水(秋分の日))くもり後雨      写真をクリックすると大きくなります。        

昨夜の雨も上がり、薄曇の空模様ながら天気予報では雨の心配はなさそうです。

JR福知山線「藍本駅」に女2・男2が降立ち、同じ電車で何組かのハイカーが降り、それぞれ準備にかかります。(9:30)


スタートしてすぐの庭先に、珍しいショウガの花が咲いています。欄のような可憐な白い花です。


そのすぐ隣には、ノカンゾウだと思われる花が咲いています。



集落の真中にある酒滴神社(サカタレ)は、裏山の岩の間からあふれ出た酒で、村人の疫病を治したとの話が書かれています。(9:40)


真っ赤なヒガンバナや、赤・白のコスモスの咲く農家の外れに、古いバスが有り正面に「DAIHA・・・」と書かれわら等農作業用品の倉庫となっています。
エコですね~


集落を離れ、色付き始めた稲が揺れる田圃の真中に、虚空蔵山への分岐が有り真直ぐの道が伸びています。(9:46)


畦には、一杯のツユクサがさわやかな青色をちりばめ、のどかな風景を広げます。



大きな農業用水の池の横を進み、高速道路の下をくぐり、突き当りの虚空蔵山案内の石柱を左にとると、すぐ前に登山口の案内板が立っています。(10:02)

 

暫く舗装道を登り、石のゴロゴロした山道に入り5分ほどして、「石船」の看板が現れ、「虚空蔵菩薩にお参りの方は、此処で手を清めてください」と書かれていますが、水が少なく手も洗えません。(10:08)

お世辞にも整備されたと言いにくい道ですが、危険箇所にはロープで柵がしてあります。


寺の前の崩れた石段です、この奥には立派な石段が有り、上り切るとお寺の境内に入ります。(10:23)


昔聖徳太子建立と言われた虚空蔵寺が有ったが明治に廃寺となり、その後村人により虚空蔵堂か建てられ、虚空蔵菩薩が安置されたと言われるお堂ですがぼつぼつ傷んできています。(10:35)


普通は、このお堂の右側から山に上がりますが、本日は左の踏み跡をたどってみる事にします。
入口はしっかりした踏み跡ですが、すぐに怪しくなりそれでも細いなりに続きます。
真直ぐ行くと立杭陶の郷からの道と合流するはずですが、途中で右に登る道があり、行き先を確かめに右に曲がりますが、暫く行くと正面の登山道と合流してしまい、そのまま登り立杭からの道と合流し丹波岩で展望を楽しみ山頂へ、山頂には20人ばかりのグループが陣取り、座る場所も有りません、とりあえず写真だけ撮りスタートします。
途中二つばかりピークを越え、高圧鉄塔の立つ場所からすぐの八王子山分岐を左に取り急な坂を登ります。

私達が昼食をとっている間に追い越して行った山頂のグループが、狭い八王子山山頂で休憩しており、写真も撮れず三角点のみを写し先行します。


途中の大岩で小休止するも、またまた先程のグループが追い着いてきた為すぐに明け渡します。
この辺りからなんとなく雲行きがおかしくなり、西光寺山などは雨が降っているような様子さえ見えます。


急いで北向きの尾根を下り、峠から20m余り山上山方面へ登り東へはいる踏み跡に入り、細く崩れかけたような踏み跡を進み、送電鉄塔から八王子池に向け真直ぐに下りますが、雨はいつの間にかかなり激しくなっています。


途中、本日の縦走コース左の虚空蔵山から右の八王子山までの山容です。


池にたどり着き、かさを取り出しやっと落ち着いて歩けます。
土手の上には吾亦紅の花が静かに咲いています。


土手を下り、ススキなどの雑草の中に、ナンバンキセルがピンクの花をつけています。


ヒヨドリソウが白い花で雨の中に清楚に立ち、側には紫色のアキチョウジの花が彩を添えています。


雨は一向に小止みに成らず、天気予報を恨みながら草野の駅に走りこみます。
駅の横にはピンクと赤の酔芙蓉の花が見事に咲いています。


14:13発の快速電車がホームに滑り込み、濡れた体で乗り込みます。
雨のため山上山へは行けず、クサリ場なども通れなかった事を悔しく思います。
後ろのグループは、この電車に乗ってこなかったのですが、どこで雨宿りをしているのでしょう。










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