さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Ethan Frome

2010-03-21 17:48:16 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数10717


とある事情で…、
明るく楽しい、もしくはバカバカしくて笑える話を読みたいと思っている今日この頃…

なのになぜかこんな暗~い悲惨な話を読んじゃうんですよネ。。。


タイトルの Ethan Frome は主人公の男の名前です。

母の病気の看病に来てくれた従姉 Zeena と母の死後結婚し、その後彼女は暗くて冷たい病弱な女になります。
そして家事の手伝いに身寄りのない Zeena の従兄の娘 Mattie がやってきます。
暗~い家庭に一筋の光が…
ま当然、三角関係が表面化するわけで、結局 Ethan Frome と Mattie は自殺を図ります。
でも、ソリで木に激突して死のうたって、そうは問屋が卸すわけがなく…
事態はもっともっと、もっと悲惨になるわけです。


そうは言っても作り話なので、現実はもっと厳しいこともあるし、どんな厳しい中にもどこか必ずよいこともあるはずですよね。

自殺はキリスト教的には絶対NGだと聞きましたが、そういうことも含みをもたせているのかなぁ…。

私としてはなんだかどうもこれだけではピンと来ないというか。。。

Zeena は悪妻かもしれないけれど、Ethan はそれについて何もフォローしていませんしねぇ。
Zeena の心の動きも知りたいところです。
この内容では想像するしかなく文中からはほとんど読み取れません。

GRなのでちょっともの足りない、きっと原作はこの部分はこうなっているんじゃないか、とか思えるところが多々ありました。

ドンヨリとしたお話の中に the blue shadows of trees on sunlit snow というキラッとした描写がありましたが、ピーカンの時、雪に映る影が青いのは本当です。
スキーに行ったときなどよく見ましたがなかなか美しいものです。


作者の Edith Wharton はニューヨークの上流階級の出身で、The Age of Innocence の作者でもあり、1921年女性初のピューリッツァー賞を受賞しています。

ちなみに、Ethan Frome は 邦題『哀愁のメモワール』(1993)、The Age of Innocence は邦題『汚れなき情事』(1993) で映画化されています。




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