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さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Tooth and Claw

2010-05-17 09:19:34 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library : black (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数8255


Srendni Vashtar
The Story-Teller
Gabriel-Ernest
Tobermory
The She-Wolf


の5編からなる短編集です。

Tooth and Claw というタイトルはそれぞれのお話に共通するテーマです。

1話目を読むと次のストーリーの結末は予想できます。
でもつい夢中になってお風呂に浸かりながら読み終わってしまいました。
(すっかりフニャフニャになっちゃった
第2話に出て来る子どもたちと同じだと思いました。

道徳的には理不尽なこと(でも自然界では当たり前)かなりブラックなお話なので、引き込まれるんでしょう。

ちなみに、1・3・4話のタイトルは登場する動物の名前です。
ストーリーは読んでみてのお楽しみ。。

でも第4話のオチがわからなかったのですが…

象がドイツ語を教えられてなぜ怒るのかなぁ…
象はアフリカとかインド出身だから?
教えてくださ~い。




Mission Apollo

2010-05-15 00:16:08 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.1 語彙レベル1000 総語数5600


アポロ計画に至るまでのロケットや宇宙計画の歴史と1972年にアポロ計画が終了するまでの過程が書かれています。


この Oxford Bookworms Factfiles シリーズは、いつも読む前に退屈そうだなと躊躇してしまうのですが、読み出すと止められなくなり読後はかなり満足させられます。

それはテーマに沿って表面的事実を述べるだけでなく、必ずその裏に隠されている真実に言及して問題を提起しているからだと思います。


_1 The Eagle has landed
_2 Today the spaceship is born
_3 The Russians are in front
_4 Change in America
_5 The space race has started
_6 Apollo takes off
_7 Death on the launch pad
_8 The moon is the goal
_9 The Apollo 11 astronauts
10 Apollo 11 is launched
11 The Eagle
12 ... one giant leap for mankind
13 Back on earth
14 After Apollo 11


の14章から構成されています。


旧ソ連の宇宙開発に軍事的脅威を認識していた故ケネディ大統領は、1962年2月の演説で10年以内にアメリカは人類を月に立たせると言いました。

Mercury program ⇒ Gemini program ⇒ Apollo program と進んで行き、
そしてついに1969年7月19日、Neil Armstrong と Buzz Aldrin の宇宙飛行士が月面に降り立ったのでした。

その10年で当のケネディは暗殺され、ベトナム戦争で何千というアメリカ兵が死に、3人の宇宙飛行士も指令船内での火災(宇宙ではなく発射基地で!)で亡くなるなど、さまざまなことが起こったけれど、アメリカ人たちはアポロ計画に興味を持ち続けたのでした。


アポロ計画では人類にいったい何をもたらしたのだろうか?
という問いかけがあります。

確かに1972年12月、アポロ17号の乗組員が月面に降りたのを最後に現在40年近く経ってもアメリカもロシアも月に行こうとしていません。

宇宙での飛行技術など宇宙開発として有意義なことはたくさんあったけれど、
本書では、人類が月面に到達したこと自体はあまり意味のなかったこと、ある種エンターテイメントだったと結論付けています。

アポロ計画は人類にとって重要な役割を担ったけれど、たぶんしばらくの間は誰も月には行かないだろう。とも言ってます。

私は宇宙から地球や月を見てみたいけどなぁ…

ところで、人類より先に宇宙に飛び出したのは、犬の Laika ちゃんやチンパンジーの Ham クンでした。

そういえば、スプートニクにちょこんと乗せられているワンちゃんの写真を見たことがあります。




The Picture of Dorian Gray

2010-05-14 00:26:01 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数10000


オスカー・ワイルドの有名な作品ですが、小説をほとんど読まない私はタイトルしか知りませんでした。

読み出したらなんだか妙な雰囲気…

これって同性愛とかの話
と思いつつ読み進んだのですが、何しろ1万語程度に短く書き直したものだから、相当端折っているらしく、一番知りたいところが全然わかりません~。

たとえば、
主人公の Dorian Gray がボロをまとって夜中に場末の町をうろついてどんなヒドイことをしたのかなぁ…

Dorian Gray は Basil hallward を殺して、拒む Alan Campbell に何か脅迫してその遺体の処理をさせるのですが、どんな弱みを握っていたのかなぁ…

Dorian Gray は美しい顔の下には身の毛もよだつ邪悪さを隠し持っていたのだけれど、
彼にとっての本当の悪魔は、Lord Henry Wotton でしょう。
無邪気な美しい青年におもしろがっていろいろ吹き込んだ張本人ですから。


この作品には未だに賛否両論あるようです。

この話からすると、美の対極に邪悪・醜悪があるのではなく、美のすぐ裏側に邪悪がある、つまり美は邪悪さを合わせ持つということらしく、それって見た目も心も美しい人たちに失礼ですよねぇ。

でもちょっと原作を見てみたくなりました。



ON THE EDGE

2010-05-13 01:26:49 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数11000


男の子が山の背?を走っている表紙を見てもどういう話なのか想像もできなかったのですが、読んだらもっと???

主人公の Tug (Liam Shakespeare) は8キロを37分以内に走り抜くと決めて必死にがんばって家にたどり着きました。
帰宅直後、彼はテロリストに誘拐されてしまうのですが、テロリストが何者なのか、目的は何なのか、始めはよくわかりません。

そして監禁されているうちに Tug は自分がいったい誰なのか混乱してきます。


で、思ったのは、家族というものに反対なテロリストって 「いまどき、どうよ」…

このテロリスト、家族制度(たとえば資本主義を形成する最小単位、とか)に反対というよりは人々が家族でいることから精神的に自由になろうということらしく(資本主義に反対とかいうイデオロギーの問題ではないらしい)、なんだかちょっとビミョーです。

このテロリストグループ(でも登場するのは男女2人だけ)のメンバーは不幸な家族関係を背負っていて、一般的な家族だったらこんな考えが生まれることはあり得ないでしょう。

テーマはけっこう重いのですが、オトナの読み物としては設定に無理があるし、かといって子供向けにしても「そんなテロリストっているのかい?」とあまりに現実味がなさ過ぎるのではないかなぁ…

家族について、自分自身が何者であるか、考えるきっかけにはなると思います。


もう一人の主人公 Jinny Slattery は父親が仕事をたくさん言いつけるので 「殺したくなる」 と言ったのに対し Jinny の母親が彼女に言ったことは、

'It's because you love him that you want to kill him. But it's wrong answer. If you kill the people who you love, or run away from them, you only destroy yourself in the
end. You have to accept them, or change yourself.'

(この言葉が Tug を救うことになります)

Jinny は、
Suddenly Jinny realized that it was true. Accepting what other people wanted, and
working together - that was family life. She smiled at her mother.


なんてモノワカリのはやい良い子でしょう

ラストで、テロリストの女が Tug に言いました。
'We're giving you the chance to choose… - to choose who you really are, inside yourself.'

そして Tug は迷わず 『走ること』を決めるのでした。


興味のある方はもちろん読んでみてください。
私は感想のほうが興味があります。






David Copperfield

2010-05-04 06:58:14 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 5) YL 4.5 語彙レベル1800 総語数21000

昨年、Oxford Progressive English Readers で読んだのですが、GRでいろいろなシリーズで出ているのでこちらも読んでみました。

いつか原作を読んでみたいのですが、まだちょっとその気になりません…。

OBWのステージ5でしたが、例によってかっ飛ばして読みました。

けど、主人公 David Copperfield の波乱万丈の人生にはかなりウルウルしました…

自伝的小説とは言われていますが、どこまで実際にあったことなのか分かりません。
そうは思いながらもすっごく感動してしまいました。

「事実は小説より奇なり」 とは申しますが、やはりこれはフィクションですよね。
ディケンズにはやられました。
シャッポを脱ぎます。


前にも書きましたが、マジシャンの デビッド・カッパーフィールド の名前はこの小説の主人公に由来しているそうです。
そして私の好きだったロックバンド Uriah Heep は作品中の超気持ち悪い登場人物の名前でした。


そしてやっぱり原作を読みたくなりました。
いつかネ…