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さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Ned Kelly A True Story

2010-04-25 23:51:49 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 2 語彙レベル400 総語数5775


1860~70年代のオーストラリアで Ned Kelly という若者の実際にあった話です。

映画にもなっているのでご存知の方もいらっしゃると思います。

オーストラリアでは最も有名なアウトローだそうです。

今でも Ned Kelly は義賊なのか、ただの無法者なのか意見が分かれるようです。

すべての源は 貧困 にあると思われますが、社会が悪いといってしまえばそれまでです。

この話は Ned Kelly の側から書かれているので、当時のオーストラリアってずいぶんヒドイ国だったのね。
警察や役人は悪い奴らだらけじゃない!! と思ってしまいます。


ふと思ったのは、わが国日本はなんて恵まれた国だったのだろう(過去形です、これからはわかりません)ということでした。

わが国が近代国家として歩みだしたのは明治維新以降ですが、
それ以前の江戸時代はというと、江戸を中心に日本独自の文化が繁栄し、識字率の高さや文化レベルなど欧米諸国のずっと上を行っていたと何かの本で読みました。

ちょっと乱暴かもしれませんがざっくり言ってしまうと、日本人の国民性はきっとこういう豊かな風土や文化から生まれ育まれたものなのだと思います。

となると貧しさや権力者の横暴から逃れるために自ら血を流して権利を勝ち取ってきた国民とは鍛え方が全然違いますよね。


これからなんだかいろんなことが心配になってしまうのは取越し苦労ってやつですかねぇ…



DISASTER!

2010-04-24 23:38:27 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 4) YL 3.8 語彙レベル1400 総語数14791


79年(約2000年前)のベズビオ山の大噴火、1666年のロンドンの大火災、
タイタニック号の沈没、バングラデシュの大洪水、
ミシシッピー川流域の大洪水、アメリカ中西部の竜巻、
ブラジルの大火災、インドのボパールの化学工場でのガス流出事故、
チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故、
エクソン・バルデス号の座礁オイル流出事件、そして阪神大震災…

などについて書かれています。

災害は自然によるものと人間のテクノロジーの進歩に伴って起こり得るものと大きく二つに分けられます。

完全に自然をコントロールすることはできないので自然災害は避けられませんが、可能な限り被害を少なくするための準備はできます。

またテクノロジーの進歩は私たちに実に役立つものですが、我々が間違いを完全になくすのは不可能です。


ちょっとこれらの文が気になりました。

As we watch disasters on television and read about them in the newspaper, we feel a mixture of fascination and fear.

Perhaps it is only in a disaster that a person's true character appears.


今年は世界のあちらこちらで大きい地震が起こったり、アイスランドの火山が噴火したり、天候も変だし…

これ以上、災害が起こらないで欲しいです。




Sister Love and Other Crime Stories

2010-04-21 22:37:34 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 2 語彙レベル400 総語数5565


タイトル通り犯罪モノ3編が入っています。

Sister Love
容貌も性格もまったく違う Marcia と Karin の姉妹の話。

Joey's Luck
自分はいつもラッキーだと信じている Joey Kerrigan というセコいスリの話。

Hush Money
Rosa は月曜以外はホテルで働いているが、月曜の夜は別の仕事で稼いでいる。
その仕事は…


どの話も結末が どよ~ん としていますが、因果応報ってヤツですネ。
ま、しょうがありません。

けれど、Sister Love は死で報われなければならないほどのことでもないような…
憎しみってのは実に恐いものです。
みなさん、人にイジワルするのはやめましょう。

Joey's Luck はなんだかケチ臭い話がラストでいきなりドラマチックになります。
なんで年月が書いてあるのかな、と思ったらなるほどそういう訳だったのネ。
Hush Money ではやっぱり悪いことをしてはいけません。と、ダメ押しされます。


OBW の Stage 1 を久々に読んだら、文がとてもシンプルで簡単に感じました。

裏を返せばで表現に深みが欠けて少々味気ないということですが…

語彙レベルが低いし総語数も少ないので仕方の無いことです。
むしろこのレベルでこれだけ楽しめるのなら文句をつけるところはありません。

あらすじが分かるとおもしろさ半減ですので、ぜひ読んでみてくださいネ。
短編で読みやすいので多読初心者にもおススメです。





The Call of the Wild

2010-04-17 23:16:49 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数11000


Jack London の原作です。
邦訳『野生(荒野)の呼び声』でけっこう有名なのでたぶんご存知のかたも多いかと思います。

以前読んだ White Fang の逆バージョンみたいな内容です。

暖かいカリフォルニアで幸せに飼われていた大型犬 Buck がその家の使用人に売り飛ばされ、折りしもゴールドラッシュ、極寒の地で犬ぞりの犬として過酷な運命を生き抜き、野生に目覚めていく話です。


この作品は娘時代の頃のことですが、大学の一般教養の英語クラスの教材でした。

最初の3ページくらいはちゃんと訳していたのですが、クラスの誰かが訳本を見つけたのでほぼ全員が訳本持参で授業を受けていました。

ですから4ページ以降のストーリーの記憶がありません。

ただなんか人間って当時は犬にずいぶんヒドイことをしたもんだという印象が強く、とてもイヤ~なイメージだけが残っていました。

これを読むときもどうしたものやら、ちょっと読むのを躊躇したのですが、結局読んでよかったと思いました。

最後は Buck は飼い犬としてではない、別の幸せを勝ち取ったように思いました。

いろいろな意味で(笑)トラウマがなくなりました。
めでたしめでたし。



THE LAST Sherlock Holmes STORY

2010-04-16 23:58:58 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数10000(概算)


こちらはシャーロック・ホームズの話ですが、コナン・ドイルの作品ではありません。
作者は Michael Dibdin です。


なんと ワトソン医師が自分の死後50年経ったら開封してよいという彼の手記があったのでした。

そしてそこに書かれてあったのは誰もが信じられないホームズの秘密でした…

ホームズのシリーズを読んだことのある人なら気付くと思いますが、「スイス」、「滝」、「モリアーティ教授」…
なんか聞いたことあるような…
この作品って、もしかしてパロディだった???

これ以上お話しするとネタバレになってしまうので、興味のあるかたはぜひ読んでみてくださいネ。

とにかく奇想天外な話の展開にはビックリさせられるので、コナン・ドイルのホームズをひたすら愛するファンのかた以外には強くおススメします。