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福島第二原発も、女川原発も「炉心溶融」は、「紙一重」だった

2012年02月09日 | 脱原発・原発廃止へ

昨日ニュースで報道された「福島第二」。
今朝の「読売新聞」の見出しは「炉心溶融紙一重」というものでした。

 震災当時から現場を指揮してきた増田尚宏(なおひろ)所長(53)は、報道陣に対し、「(大惨事を招いた)福島第一原発と同様の事態まで、紙一重だった」と震災直後の緊迫した状況を振り返った。

 第二原発とメルトダウン(炉心溶融)に至った第一原発の距離はわずか約12キロ・メートル。襲来した津波は第一原発の13メートルに対して第二原発は9メートルだったが、海岸近くにある原子炉を冷却するための海水ポンプの機能が奪われ、原子炉4基中3基が一時危険な状態に陥った。しかし、外部からの高圧送電線が1回線生き残り、中央制御室で原子炉の温度や水位などのデータが把握できた。必要な対策を見極め、事故4日後の3月15日までに全号機で冷温停止にこぎ着け、放射性物質は外部に漏れなかった。「原子炉の状態をつかめなかった第一原発とは大きく違った」と増田所長は指摘する。ただ、復旧までの道のりは険しく、総力戦だった。

更に、「もし災害が平日でなかったら……」とありました。
金曜だったので2000人の作業要員がいた。だから、1トンもあるケーブルを人力でつなぎ合わせることができた。
休日なら40人ほど。そんな時間帯に災害が発生したら……。

第一だけでも恐ろしい状況になっているに、もし第二もだったとしたら……。

更に「宮城県の女川原発」
幸いにも自動停止しましたが、こちらも「紙一重」の状況には、変わりありませんでした。
3.11で、5系統ある電源のうちの受電可能だったの「松島幹線2号」のみ。
そして4.7の余震時も5系統の電源のうち今度は「牡鹿幹線1号」のみ。
非常に不安定な電源設備だと思います。

津波の高さは女川町全体では20メートルまででしたが、原発は13メートル。
原発が耐えられる高さは14メートル。高さをクリアーしても建屋の中には水が入り、2号機は水没。
1号機は火災発生。(14:57に火災報知機動作。20:23消火)
報道されていないものも含めると600件以上の不具合なそうです。
もう少し高い津波が襲ったとしていたら……。もし火災の消火活動が長引いたら……
やはり「紙一重」だっとのだと思います。

こんな危険な原発を止める最も簡単な方法は、原発周辺の「住民・自治体の不同意」だと思います。
再稼働の条件の中では、大きなウエイトを占めているこの「同意」という条件をクリアーさせないことです。




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