ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

トップセールス #3

2008-04-28 | 海外テレビドラマ
第一回を見逃してしまい、2回、3回を見ました。夏川結衣主演、舞台は昭和49年です。女性が車のセールスなんかしなかった時代にその業界に飛び込んで一流になっていった女性がモデルになったドラマらしいです。経済成長まっただなかの時代背景が懐かしく、ブームになっている昭和30年代とはちがって騒々しいその後の世の中を思い出させてくれます。

さて、久子(夏川結衣)は順調に売り上げを伸ばし始めました。しかし一緒に入社した阿部(塩谷瞬)はなかなか成績が伸びません。時は排ガス規制直前。会社は排ガス規制対応車ではなく、前からの車を売りたいという方針です。それに逆らう営業所長(蟹江敬三)は実質的に営業所の実権をマネージャー(モロ師岡)に握られてしまいました。マネージャーは阿部を無能扱いする。所長にも迷惑がかかると阿部を励ます久子だったけれど、それで追い詰められたのか、阿部は自腹を切って成績を上げる工作をする。しかし、そんな工作は破綻して彼は自殺を図ってしまう。自分を責める久子。一方、高校時代の友人真理子(石田ひかり)に新婚家庭に誘われて行く久子だが、隆男(椎名桔平)が好きだったのは本当は久子だと真理子は言う。

ちょっとした脇役もしっかりした俳優さんをキャスティングしているので、安心してみていられます。さすがNHKですね。お金がある。今回は自殺した阿部の母親を浅茅陽子が演じていました。1回だけのゲスト出演ですが、こういうところがしっかりしていると、見ていてとても楽しいです。

今ドラマの舞台になっている時代は「魔の時代」といわれているそうで、使い捨てになっていた当時の品物が残っていないので、時代考証などにとても苦労するらしいです。確かに、昭和30年代の冷蔵庫などはなかなか壊れなかったけど、その後の家電は結構壊れて「修理できません」と買い替えを勧められる時代に入っていたのでしょうね。景気が良かったので、文句を言いながらもみんな新製品に買い換えていたような気がします。そして、今の時代に続く消費文化の悪いくせをつけてしまったような・・・

この時代はまだ私は学生だったのでニュースなども熱心に見ていなかったけれど、排ガス規制は、重大な社会問題だったのでしょう。自動車業界が公害を撒き散らすとのことで批判され、排ガス規制対応車をつくらざるを得なくなりますが、「走りがさえない」との理由で敬遠されてしまいます。今なら「エコ」とのことで、消費者に受け入れられるのでしょうが、この時代ではまだまだなのは無理もないです。

高校時代の延長の恋愛ざたは少々うざったいかな?卒業7年も経ったのに、まだ引きずっているのはリアリティがないような・・・。それに主要な俳優さんたちも20代前半を演じるには少々つらい・・・。どう見ても30代のみなさん・・・。早く時代が先に進んでくれないと、見ているほうが辛いのですが~(汗)


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