クローザーⅢ#42

LaLaTVで「クローザー」のシーズンⅢをやっています。難事件を終結させる凄腕のブレンダ・ジョンソンのお話。彼女はロス市警で殺人特捜班に所属していますが、何事もやりすぎ。仕事に熱中するあまり片付けられない症候群だし、甘いもの中毒でもあります。恋人はFBIのフリッツですが、なかなかその間が進展しないのも気になります。

第42回 愛する家族
警備会社「TAS」所有の現金輸送車が襲撃を受ける。1年近く前より発生していた強盗事件と同じグループの犯行と思われたが、今回は多額の現金の強奪とともに2人の警備員までが命を落としていた。難航する捜査に業を煮やしたポープにより、強盗殺人課から捜査権を引き継ぐ形で殺人特捜班が捜査に乗り出した。（番組ホームページより転載）

ブレンダはフリッツとの仲をより安定したものにするために家を売りに出していますが、なかなか買い手が決まりません。クリスマスシーズン突入の今になって「買うために見たい」と言う人が現れ、見栄えを良くする為にクリスマスの飾り付けをすることになるのです。フリッツと二人で一日がかりの仕事のようですね。普通の女性なら喜んでやる、こんなこともブレンダには単なる負担のようで、フリッツとの口論の原因になってしまうのです。

さて、事件のほうは、現金輸送車が襲われ警備会社の人間が二人も殺されると言う凶悪なもの。運転手であるウェスリーは、検査をしなければならないのに病院を抜け出します。彼を疑い、追うブレンダ。ウェスリーは、故郷であるジョージアで発見されます。で、ブレンダは自分の両親が住んでいるジョージアに里帰りする振りをしてウェスリーから供述を引き出そうとします。でも、ことはどんどん大きくなり、保釈金の一部を出して保釈し、その身柄を両親の家で預かることになります。フリンとプロベンザを呼びつけてロスまで飛行機で移送しようとしますが、それも失敗。なんと両親がフロリダ旅行に行くために準備していたキャンピングカーで、総勢7名の旅をすることになっちゃうのです。（ブレンダ、フリッツ、パパ、ママ、フリン、プロベンザ、ウェスリー）

しかし、パパの車の窓を割っただけでなく、ウェスリーはそのキャンピングカーのトイレを詰まらせ、その窓を割って逃亡を図ります。ブレンダはウェスリーから供述を得るために彼の弟が襲われて死んだとうそを言います。部下のタオに命令して殺害現場を偽装しようとしますが、いくらなんでもやりすぎだと思われますし、ロスまで移送するだけでも大問題なのです。

南部の町ジョージアは、保守的な雰囲気の街なのでしょうね。ブレンダのママは、年をとったとはいえスーパー・ママみたいですね。家の飾りつけは「テレビ番組の特集に使えそう」と言われるほどのレベル。どのドアにもカラフルな豆電球。大きなツリーは豪華に飾り付けられ、足元にはたくさんのプレゼント。スノーマンやサンタの飾りつけも部屋のあちこちに大々的にされています。自分自身もクリスマスカラーのニットで気分満点。キャンピングカーのベッドカバーさえクリスマスバージョン。お客さんに出すクッキーも（たぶん）手作り。スノーマンやツリーの形にかわいらしく作ってあるのです。さらにママの素敵なところは、大きなキャンピングカーを運転しちゃうところです。ほとんどバスくらいのサイズなのに・・・。容疑者移送と言う迷惑に愚痴もこぼさず、クリスマスの歌を歌います。明るく陽気なスーパー・ママなんです。

ブレンダを見ていると、相当なスーパー・ウーマンだと感じますが、ブレンダのママはその上を行っていますね。もちろん、パパも素敵。この両親にしてこの娘あり・・・と思います。ブレンダも、ママと比べたらまだまだですね。フリッツの苦労もまだまだでしょう。

シーズン4はいつになったら放映されるのかしら？放送はⅢが一通り終わったところでまたⅠに戻るみたいなんですよ。がっくりです。