牛込日乘

日々の雜記と備忘録

Quelle coincidence!

2010-04-07 23:27:35 | Weblog
初対面の著者候補と会うために長野市に日帰り出張。私の社会人としての振出しは一九九三年に(まったく思いがけず)長野市から始まったのだが、思えば一七年前になるのか。昼過ぎに長野駅に着くと、気温六度くらいとかなり寒かった。入社早々、四月だというのに雪が降り、ますます都落ちした気分になったことを思い出す。仕事の打合せ場所は長野市役所近くのロイヤルホストで、ここも当時何度も行ったものだった。

夕方仕事が終わった後に、長野勤務時代によく通っていた古本屋、善光洞山崎書店に立ち寄る。同行したベテラン営業マンS氏もずっと懇意にしていたことが分かり、びっくり。吉田健一『甘酸っぱい味』(新潮社、一九五七年)、井伏鱒二『文士の風貌』(福武文庫、一九九三年)、安藤鶴夫『三木助歳時記』(旺文社文庫、一九七五年)を購う。すべてとうに絶版で、しめて二五〇〇円也。当時から掘り出し物が多かったが、これはかなり安い。

帰る前に食事していこうと思って駅前をぶらつくが、なかなかいい店が見つからず。言っては何だが、どうも昔から長野市にはうまいところが少ない気がする。思いついて、何度か行ったことのある蕎麦居酒屋を訪れたところ、なんとそこで宴会中の昔いた会社の上司に再会。こっちも驚いたが、向こうはもっと驚いていた。カウンターで一時間ほど昔話に興じ、二〇:二〇の新幹線で帰京。

April Fool's Gold

2010-04-07 00:12:27 | Weblog
組織の中で他の人より仕事ができるっていうのは、自分だけがお利口さんになるってことじゃなくて、内にも外にも数え切れないほどいるおバカさんとか分からず屋さんとか、まあそういった困ったちゃんたちの使える部分を何とか引き出してその気にさせて動かせる力があるってことだと思うんだけど、アタマのいい君たちにどうしてそんなことが分からないのかねえ?