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流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

PRIMUS IP-2243PA Oリング交換 実施編

2021-01-23 14:10:26 | 道具

本記事へのアクセスが多いので2021年1月23日に更新、追記とした。

IP-2243には新旧2種類のバルブがあり、旧タイプのOリングは#1(Oリングが細い)、IP-2243PA新タイプ(マイクロバルブ)は#4のOリング(太い)を使用。旧タイプは2002年まで、新タイプは2003年製造分からになるが、製造と販売開始が同一とは限らない。

見分けるのは、旧タイプは台座の部分が円形、新タイプは台座が半月形なのと、火力調整ノブの形状の違い。

Oリング(新型)交換済み

プリムスのサイトはココに。

<ここから過去記事>

先日破損を確認したPRIMUSのガスストーブ IP-2243PA Oリングを入手したので早速交換した。Oリングが均等に収まるに気をつけてある程度まで押し込み、その後はOD缶をつけてねじ込みながら奥まで押し込んだ。 

ただ、手持ちのSP地やコールマントレッキングストーブはしっかりしたゴムのガスケットがアウターにもついていてOD缶を締めこんだ時のストッパー兼クッションの役をしているのに対し、PRIMUSは内部にあるこの如何にも小さいOリングだけで密閉していてOリングはOD缶の脱着の度にねじ込まれて圧縮されるので劣化が早いと思われるし、実際外したOリングはOD缶の突起と接触していた部分がササクレ立っていて2つに分離していた。

ただこうして写真で見るとコールマンのOリングも変形して割れている様でこれも交換が必要かもしれないと思い、どうせOD缶が共通(とはメーカーは言っていない)だから接合部分の仕様も同じ、Oリングも共用可能な筈と、予備のOリングを使って交換してみたのだが、見た目殆ど同じOリングなのだが何故かPRIMUSに変えるとガスが出ない、締め込みを調整してみたが駄目、入れ直してみたが駄目ということでオリジナルに戻したらちゃんとガスが出た。案外微妙なスペックなのかもしれない。

   SP地          コールマン       IP2243PA
  

 

PRIMUSではOリングの定期交換(2年毎)を推奨しているがこのOリングによる密閉構造は上記の様な状況からその耐久性に不安が残ったのと、実は今回店にOリングの在庫が無く、PRIMUS日本も欠品、納期未定、本当かどうか分からないが、店の話ではたまたまPRIMUSの営業担当が1セットもっていたのでそれを回してもらったと言うが、欠品はそれもまた不安要素、多分もう無いとは思うが、もしも新たにストーブの購入を考えるならその辺の考慮も必要かもしれない。

追記(20160603)

数か月前に某アウトレットモールのコールマン専門店で聞いたところ、コールマンは補修部品としてこのOリングは販売しておらず、交換修理はコールマンが行い、メンテナンス費用+パーツ代で4000円弱掛るとのこと。これだともう少し足せば新品が買えるから特にコールマンのそれに拘りが無ければその方が良いかもしれない。

当初、プリムスは他のメーカーの様にしっかりとしたガスケットとOリングが付いておらず耐久性が劣るとも思ったが、考え方次第では数百円のOリングさえ自分で定期的に交換してやればコールマンの様な費用も発生せず、欧州の合理性、長年使うならこちらの方が維持費は安いとも言える。

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