あわてて 庭に置いている花棚にビニールカバーを掛け
冬越しのスタンバイOK
本当は 部屋の中に 取り込んであげたいんだけど・・・
部屋の中は もう 定員オーバーなのよね
なんとか 頑張って貰いましょう
昨日は 定例の演劇鑑賞会の日
今回の演目は 『さんしょう太夫』 前進座公演です
『山椒大夫』は 森鴎外の小説によって 広く知られていますが
前進座公演の『山椒大夫』は 説教節の語り物です
鴎外の小説と 説教節の『山椒大夫』とでは 重要な点で違いがあります
ひとつは
説教節では 安寿は山椒大夫や三郎の残虐な拷問によって憤死します
鴎外の小説では 池に身を投げて 死ぬ事になっている点
もうひとつは
説教節では 厨子王は 山椒大夫の首を三郎に竹のこぎりで引かせるが
鴎外の小説では厨子王は 山椒大夫の奴隷となってる奴を解放し
給料を払うようにさせただけで 復讐は行っていない
鴎外の小説は 穏健であり 口当たりの良いものになってるが
説教節の持っていた人民性は いちじるしく希薄になったことはいなめない
(説教節 山椒大夫の パンフレットより抜粋)
たしか 私の 定かではない遠い記憶によると 中学生の時に
森鴎外の『山椒大夫』が 国語の教科書に 載っていた
いつもは 気の強い女性教師が
盲目になった母が「安寿 恋しや ホーヤレホ 厨子王 恋しや ホーヤレホ」と
いう場面を 読みながら 号泣
中学生になったばかりの頃の 我々生徒は
そこまで 感情移入することも出来ず(まして 教科書) ただ 呆然
授業が そこで ストップしたことを喜んだのよねぇ~
そんなことを 思い出しながら 観賞した 『さんしょう太夫』でした
ことしの シャコバサボテンは失敗
庭に出しっぱなしにしてたので 長梅雨のせいか 根腐れしてしまった
挿し芽して 生きながらえた花が 少しずつ咲き出しています
ロールオーバー・ワンクリック 三枚の画像です
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きょうで11月も 終わりですね
明日から師走 のんびりもしてられないかな・・・