「あやしい彼女」

2016.4.22

多部ちゃんはおばあちゃんを演じてもかわいいぞ。


戦災孤児だった節子は、
口に出せないような苦労をしながら育てた娘と孫と暮らしている。
昔の癖が抜けないからか、ケチで口が悪くて商店街の嫌われ者だ。
でも
娘が出世して孫の世話をして幼馴染の銭湯でバイトして、
歌を口ずさめていられれば、それなりに楽しかった。

ある日娘と大ゲンカをして家を飛び出した節子は
謎の写真館で生まれて初めて写真を撮ることにしたのだが・・・。


若返ってすぐの強烈なパーマと柄物の服も、多部ちゃんだと可愛いかった。
若返って着ている服も６０年代風なんだけど、それがまたよく似合うし
周りとの違和感が全く無いオシャレっぷり。
衣装も見どころで、
スタイリストのチェックをし忘れたのが残念。

歌が重要な要素なんだけれど、選曲が素晴らしくて
特に『悲しくてやりきれない』が胸に深く染み入る。
多部ちゃんの歌声がまた拍車をかけるのさ、センチメンタルに。


笑って笑って、ふと泣いてしまう映画。
久しぶりだと思ったら「なくもんか」「舞妓Haaaan!!!」の監督なら納得。
気持ちいいコメディでした。