goo blog サービス終了のお知らせ 

もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「接続~The contact~」

2005-09-14 20:15:30 | 韓国映画
2001年5月13日

ハン・ソッキュ主演作。

ラジオ番組のプロデューサーをしている男は、昔の恋人を忘れられないでいる。
ある日、思い出の曲にリクエストがくる。
彼はそれを彼女だと思いチャットでコンタクトをとる。
人違いだと言い切れず、女が彼女の知り合いだと嘘をついたことで、
二人はチャットでだけ繋がっていくことになる。
女は親友の恋人に片思い、男はあくまでも昔の恋人を思い続ける。
そんな二人が実際に出会うまでには・・・。

純愛ですね。
このハン・ソッキュはインテリな雰囲気。
未練がましく、揺れる男性の心理を上手く演じている。
ディスプレイにハングルが打ち出されるのを初めて見たので、
とても不思議だった記憶がある。
あと、韓国では女性一人で映画を見に行かないんだ、普通。
ということも知りましたね。

ネットでの繋がりということで、森田義光監督「ハル」との共通点を言われる作品ですが、
そもそもの設定が違うので、全く違うもの。
「ハル」も大好きな映画だけど。

ホ・ジノ監督

2005-08-28 21:16:56 | 韓国映画
この名前にピンと来た人は「八月のクリスマス」ファンかしら。
私は、地元の映画祭で「八月のクリスマス」の上映時に一度と、
「春の日は過ぎ行く」の舞台挨拶で来られたときに、お目にかかった。
「春の日~」の時はパンフレットにサインをしていただいた。
おだやかで、切ない映画を撮る監督だ。

最新作は「四月の雪」
そう、ペ・ヨンジュンの出演作。
雑誌にも監督の名前がほとんど取り上げられないし、
先日のソウルでの舞台挨拶のTVで監督がうつらなかった。
なんて失礼なんでしょう!
映画は監督の作品だというのに。
と怒っているんですが、監督の作品は観たいし、
ヨン様ファンに巻き込まれたくないし、
困った気分の今日この頃。

「スカーレットレター」

2005-05-17 22:40:50 | 韓国映画
大好きなハン・ソッキュの新作なので楽しみにしていたのだが・・・。

悪い男を演じるのは全く構わない。
かえって悪っぷりを見せてくれよ、なんてファンは思っていたのさ。
エリート刑事で、妻と愛人を両方手放したくない嫌な男。
激しいベッドシーンで惜しげもなく見せてくれた肉体。
ハン・ソッキュは良かったのよ。
でも、監督の意図が解らないシーンが多すぎた。
“汝、愛の地獄を味わうことなかれ”
それを描くためにあの執拗なトランクのシーンが何故必要だったんだ?
あのシーンの後味の悪さは、なんとも言えない。

パンフレットでハン・ソッキュは、
新人監督と仕事をすることは意図的にやっていること。
と語っていたけれど、「二重スパイ」も監督の力不足がずいぶんとあったと思う。
今回の監督も長編は2本目とのこと。
韓国映画を育てていきたい、という責任感もいいけれど、
きちんと物語を作れる監督の作品に出てもらいたい。
演技力はある人なのだから。

「サマリア」

2005-04-27 23:12:48 | 韓国映画
二人で旅行をするお金を貯めるための援助交際。
くったくなく男と関係を持つチェヨンと、
見張りとお金の管理をするヨジン。
少女期に特有の二人だけの、危ういバランスの世界。
でも、チェヨンがホテルの窓から飛んだとき、
その世界は崩壊した。
親友のはずなのに彼女の連絡先を知らないヨジン。
彼女はチェヨンの罪滅ぼしのためにと、
関係のあった男達にお金を返して寝ることにしてゆく。
そしてそんなヨジンの行動に、父が気づいてしまう。

キム・ギドク監督は、どうも苦手意識が強くて初めて見たのだが・・・。
少女二人の世界はわかる気がした。
でもヨジンの罪滅ぼしの行動、というのがうまく心に落ちてこない。
ただ痛みが増すだけだった。
父親の行動も、わかるといえばわかるし・・・。というカンジ。
悪行と善行はきっちりと分けることが出来ない、
ということなのだろうか。

少女期の儚い美しさと残酷さは感じとれたが、
ラストに希望があるのかどうかが、私には解らなかった。
あと、劇中で何度か語られるキリスト教に関する奇跡のエピソード、
のようなものは、どんな意味があったんだろう。

「大統領の理髪師」

2005-04-20 20:36:14 | 韓国映画
学も政治的な思想も無い町の平凡な理髪師。
彼が思いもかけずに大統領の理髪師になることになる。
その彼の周りで(国全体で)起こっていく出来事。

この作品には、韓国の暗い歴史が描かれている。
不正選挙、クーデター、ベトナム戦争、北のゲリラ、
そして民主主義の弾圧。
彼の息子もその被害者になる。
でも、少しも暗く描かれてはいない。
それは、物語の底に流れているのが
家族を守ろうとする父親の話だからだろう。
時代に揉まれながら、誰を恨むことなく、
息子を治そうと東奔西走する姿には、心をうたれる。

ソン・ガンホはお人好しで気のいい父親を見事に演じている。
ムン・ソリの母親もいい。
演技派の二人を揃えたキャスティングが、
物語を見ごたえあるものにしている。

韓流。
泣ける映画とか、美男子とかから入っても、
こういう韓国の歴史を描いている映画も沢山の人に見て欲しいものだ。
重くないからおすすめ。
(重くてもいい方には「ペパーミント・キャンディ」を)
もちろん、ただの物語としても楽しめる。

「カル」

2005-04-03 20:53:53 | 韓国映画
2000年11月29日

ハン・ソッキュ主演。

彼が連続猟奇殺人事件を追う刑事
ということで観に行った。

普段ホラーとかスプラッターとか
サイコスリラーとかほとんど観ないのだが、
(怖がりだから)
韓国映画だし~
と意味もなく安心していたら
しょっぱなから怖かった。

殺され方がすごいの。
音がねー、また怖いの~。
血もねー、これでもかってぐらいでるの。
黒いごみ袋が怖くなるシーンがあって、
今、無くて良かったー。

大体「カル」とは”刃物”の意味だとか。

なんか、謎とき本が出てたり、
DVD特典で謎カードがあったので、
サスペンス好きにはツボなんでしょうが、
とにかく怖かった印象が。

ハン・ソッキュがカッコ良かったので
DVD買ったけれど、
実は開封していないのであった。
意味が無い・・・。

シム・ウナがきれいです。

「シュリ」

2005-02-17 09:18:38 | 韓国映画
2000年4月6日

「八月のクリスマス」でハン・ソッキュのファンになった私が
次にスクリーンで出会った彼は
優しい写真館の主人とは全く違う
精悍な、銃撃戦もカッコよい特殊機関員だった。

びっくりした。
そして、本気で惚れた。
恋人の正体を知って愕然と崩れ落ちる姿、
かなり演技力のある人だと知ったのだ。

映画はアクションシーンを含め
(俳優達は銃撃シーンの訓練にとても時間を費やしている)
日本では作れない作品だと思う。

先日もTVで放映されていたのでストーリーは
あえて説明しないけれど
キッシンググラミーのエピソードが悲しい。

今日は「シュリ」です

2005-02-06 19:14:14 | 韓国映画
かっこいいハン・ソッキュ、
いいんだけど
スクリーンで2回観て、
DVDも持っているワタクシとしては
カットされてるシーンが気になってしまう
TV放送・・・。
 
が、韓国映画のパワーを感じられる作品なので
沢山の人に見て欲しい。

ファンってば、複雑なものでございます。

「八月のクリスマス」

2005-01-30 20:19:27 | 韓国映画
99年7月2日

映画祭で観て、
韓国映画を好きになった記念の作品。

自分の余命を知っている写真館の男と
彼を”おじさん”とよぶ若い婦警の
淡い淡い恋の物語。

命の限りを知っているからこそ
何も彼女に伝えず
恋は静かに終わる。

老いた父のために
ビデオデッキの取り扱いを書き留める姿が悲しい。

ドラマチックにしようとすれば出来るものを
ホ・ジノ監督は静かに描いている。
そこが余計に切ない。

静かな笑顔のハン・ソッキュに惚れて
その後も2回スクリーンで観た。

それまで韓国映画は数本観ていたが
重かったり、観念的だったりで惹かれなかったのだが、
ここから、私の韓国映画チェックが始まった。

そして今年日本でリメイク版が作られる。
好きすぎて、期待半分、不安半分。

「MUSA」

2005-01-28 18:46:13 | 韓国映画
韓国の時代劇。
MUSA=武士。

ひょんな巡りあわせで、
敵国の姫を守ることになってしまう武士達。
戦の時代、
人々はどうやって生きていたのか、
武士の生き方(死に方)とは・・・。

広大な景色の
ロケーションが素晴らしい。

チャン・ツィイー、気の強い姫は似合うな。
苦手なわりには沢山観ている。
っていうか、出ているんだもん。