goo blog サービス終了のお知らせ 

もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「ラブストーリー」

2005-01-20 21:56:16 | 韓国映画
純然たるラブストーリーです。
映画としてはよく出来ている。

でも泣けないんだよねー、
周りでぐすぐすいってるのに。
心が冷たいのだわ、きっと。

韓国映画初心者さんにお奨め。
こういうストレートなラブストーリー多いです。

この監督
「猟奇的な彼女」はツボだったんだけどなー。

「オアシス」

2005-01-18 23:04:05 | 韓国映画
またしても韓国映画の底力。

重い脳性まひの女性と
社会に適応出来ずに問題ばかり起こす男の
恋の物語。
(男は知的障害ではないと、私は思った)

最初は純愛なんかじゃないのだが
男は常識にとらわれないだけに
女に普通に接していき
二人に愛が生まれていく。

韓国での障害者の扱われ方も描かれている。
かなり厳しく。

が、女が幻想の中で踊るファンタスティックな場面や
笑える場面も随所にあり
しかめつらして見る作品ではない。
本当に純粋な愛の物語。

脳性まひの女性を演じきったムン・ソリが
とてもリアル。
もちろんソル・ギョングは
意図的ではなく社会に適応できない男を
見事に演じている。

どれをとっても
今の日本では作れない映画だと思う。

「殺人の追憶」

2005-01-18 22:44:47 | 韓国映画
韓国映画の底力発揮。

実際にあった未解決猟奇殺人事件を描いたものだが、
ありがちな
犯人との知恵比べで、刑事が活躍、
という展開ではない。

事件を捜査する刑事達の人間性、
犯人の人権、科学的捜査なんて無縁の時代背景
(地方であることも一因だろうが)
を描ききっている。

ソン・ガンホ演じる刑事が
田舎の刑事らしく素朴で荒っぽく
しかし、捜査に熱心で
だからこそ自分達の無力さに途方にくれる姿が
悲しい。
「シュリ」の特務機関員との落差を思うと
彼の演技力の確かさが分かる。

地味そうに見えながら、
犯人探しの緊迫感もあり
気がつくと物語りに引き込まれている。
日本で刑事の物語をエンタメすると
踊っちゃうのとはレベルが違う。

監督の上手さは
オープニングとラストシーンに現れている。

「シルミド」

2005-01-11 23:29:00 | 韓国映画
韓国の国民的俳優アン・ソンギと
カメレオン俳優ソル・ギョング。
この二人無しには成立しない作品。

実話に基づいているという気持ちで観ると
かなりキビシイ場面が沢山ある。
訓練の場面も
ラストの展開もすさまじい。

最近の韓国の作品では
負の歴史も描かれることがすごいと思う。
つい最近まで
軍事政権だったのだ、かの国は。

そのことを正面から見つめ
さらにエンターティメントに仕上げている
見事な作品。

私は男の友情に涙したよー。

「子猫をお願い」

2004-12-24 18:02:42 | 韓国映画
巷の韓流より地味な女の子たちが出てくるお話だが、
好きな作品。

まだ高校生のしっぽをつけた
二十歳くらいの女の子の感じがよく描けていたと思う。
友情や、仕事や、何者でもない自分の迷い。

暮らしも豊かな部分ばかりではなく
貧しさも描かれていて、
多分韓国の現実に即しているのでは
と感じさせる。 
光当たるところには、影がある。

ヘンに色恋沙汰をとりいれてないのも、
私は好印象。
実際女の子は恋愛に生きてる人ばかりじゃないだろう。
それは日本だって同じ。

仔猫がかわいいのももちろん良し。
タイプやメールのハングル文字の出し方が、
面白かった。

「ハッピーエンド」

2004-12-24 18:00:18 | 韓国映画
どろどろの不倫。

「接続」でかわいい役どころだった
チョン・ドヨンの脱ぎっぷりに圧倒された。
ただの不倫じゃなくて昔の彼氏だからの、
濃いベッドシーンに納得。

チェ・ミンシクはさすがに上手い。
失業中で、ハウスハズバンドにもなりきれない
情けな亭主が恐ろしい逆襲(復讐?)
に到る姿をみごとに演じていた。

まあ、元彼の執着の仕方も怖いし、
愛は怖いのだね。

今でも姦通罪のある韓国ならではの作品。
タイトルの意味を考えながら帰ってた。

「オールドボーイ」

2004-12-21 21:11:28 | 韓国映画
韓国映画の底力を感じる作品。
かなり見ごたえあり。

15年間監禁される罪とは・・・。
その答えにもびっくりだが、
デスが最後に選んだ愛の形については
さらにびっくり。
私は「それでいいのー?」だったけど、
究極の愛
と言う感想もあるし、うーむ。

とにかく、見ごたえのある作品。
チェ・ミンシクはもちろんだが、
ユ・ジテ君が上手い。
復讐の手口ひとつひとつに、冷酷さが際立っている。
彼の映画は4本(のはず)観ているが、
悪人は初めて。
若手でもイメージ云々を気にしない作品選びは、
日本ではありえない気がする。

バイオレンスものが苦手なので、
2箇所くらい目をつぶってた。
だって韓国映画の人を殴る音、リアルなんだよー

韓流を支えている奥様たちは、絶対見ないんだろぅなぁ。

「僕の彼女を紹介します」

2004-12-15 20:00:10 | 韓国映画
「猟奇的な彼女」が大好きなので期待して行ったけれど、
期待を裏切らない面白い作品だった。

予告編を観て
さらにチラシに「ゴースト」が引き合いに出されているのを観て
『あーなってこうかな』
と考えていたのより
ふたひねりぐらいある展開に
『え!』と身を乗り出したりして。
さすが「猟奇的な彼女」の監督。

笑いあり、アクションあり
”そんな女いないって”
”そんな警察官いないって”
と突っ込みながら観てたのに
最後は涙の王道のラブストーリーに。
周りは途中からぐすぐすいってるし、
私もちょい泣き。

韓国映画の泣かせは苦手な私ですが
(ベタなのは本当にベタだから)
この監督には泣かされてるな。

チョン・ジヒョンがかわいいー。

それにしても「猟奇的な彼女」の時は公開まで時間がかかったけれど
今回は早いのね。
これも韓流ブームのおかげかしらー。

テヒョン君ファンも観たほうがいいかも、ふふ。