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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

とかげ 吉本ばなな

2006-03-05 21:15:58 | BOOK
久しぶりに「とかげ」を読む。
この本が出た時は『あ、シンクロしてる』と思ったくらい
私の心にぴったり、ときた作品だった。
こう、心の形に、キレイに添うというか。
でも、今読むとそういう感じではないね。
もちろん、面白いんだけれど。
作品はなにも変わらないから、
読むこっちの心や状況に変化があるということ。
当たり前だ。
13年も前に出版された本だもの。
この頃は、吉本ばななの新刊が出るとストーリーも確かめず
ガシッとつかんで、
新作を読めるのが楽しみでニコニコしながら、
レジに持っていったものだ。
と、書いていたら
「とかげ」を買った旅先の本屋の映像が浮かんできた。
そうそう。
店先に平積みになっていたのを発見した途端、
地元に帰るまで待ちきれずに買って、
電車の中でどんどん読み進んだんだった。

「アムリタ」までは文庫も購入していたので、
本棚の吉本ばななスペースは広い。
「王国」シリーズは文庫にならないのかなぁ。

最近読んだ本たち

2006-02-16 21:25:07 | BOOK
「東京タワー」
家で読んでいたらもっと泣いたんでしょう。
(どこで読んだのかは秘密)
リリーさんとオカンの絆がステキだ。
友達にどんどんご飯食べさせて、
自分の友達にしちゃうとこも。
オトンなんてどこの家でもあんなもんかも。
それにしても、リリー・フランキー。
私は結構前から名前知ってるけど、
世間的には今回で有名になったって本当なのね。
貧乏話にびっくり。

「いつかパラソルの下で」
おもしろかった~。
森絵都は「カラフル」と「永遠の出口」を
読んだことがあるがハズレなし。
~異常に厳格だった父親の影響から逃れられない三兄妹が、
その死後、父親の暗部と過去を追うことになる。
それは同時に自分達を確認する旅となった~
と、ストーリーを紹介しても面白さは伝わらないか。

「さくら」西加奈子
期待して読んだんだけど、好みじゃなかったな~。
なんか違った~。

「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ
何気なく借りたんですが、
けっこう面白い。

「王国その3 ひみつの花園」よしもとばなな
ああ、もう、ババアになっても
よしもとばなな好きな、
けったいなババアでいいです。
と思ったくらい好き。
でもこのシリーズは文庫本化されたらまとめて買おう、
と、購入していないのであった。

今晩(夜中か)の男子フィギュアは
2:30から録画しておけばいいわけやね。

レヴォリューションNo.3/SPEED 金城一紀

2006-02-04 20:44:29 | BOOK
「レヴォリューションNo.3」は
ゾンビーズシリーズ最初の作品で
男子高校生のバカっぷりと
暴れん坊っぷりと
友情の尊さと
青春の眩しさを感じさせてくれて、
笑わせてもくれる。
有名女子高の学校祭に進入するのに
大作戦を練るのが年に一度最重要事項って
アホアホパワー炸裂ですな。
スンシンは活躍するけれど、
メインキャラじゃないのかな。
引きの山下がスゴイ。色んな意味で。

「SPEED」
「フライ、ダディ、フライ」に続くシリーズ三作目。
お嬢様女子高生の探偵ごっこに付き合って
ただで済むわけがないゾンビーズは
大学祭を舞台にした陰謀にたどり着いて
もちろん勝ち抜け。
でも、やっぱ
バカっぷりは炸裂。
男子高校生って基本バカなのか?
と思っちゃうよ。

ゾンビーズシリーズってドラマ化とかしてくれないかな~。
スンシンはぜひ新井浩文くんで。
それと、アギーが気になる~。
容姿の描写が細かくないので妄想が・・・。

疾走 重松清

2006-01-24 22:03:29 | BOOK
単行本刊行時に読んだので、何年か前になるが
今回映画化されたので。
映画は観る予定。

重松清の本は15,6冊読んでいる。
ニューファミリーの行く末や、
家庭持ちの中年男性のリアルな心情や、
現代の子供の世界の複雑さ、
を覗いているような、そんな気分にさせてくれる作家だと思う。
リアルな分、読後感の重いものも多いのだけれど、
「疾走」は群を抜いている。
ただの小説としても、救いがないストーリーなのだけれど、
この不幸にまみれるように人生を転がってゆく主人公の、
たった14歳のシュウジが辿った軌跡と近い人生を送った人物が現実にいるということ。
実在の少年は、
一緒に生きてくれる人を探すのではなく、
一緒に死んでくれる人を求めてか、
池袋の路上で無差別殺人を引き起こした。
そのことをどうして知ったのか忘れたけれど、
単行本で読んだ当時にはすでに知っていた。
なので一層、その救いの無さに気分が重くなった。
親に捨てられるだけでその絶望は深く果てが無いのに、
彼は社会からも捨てられ、
弱者としてつけこまれ痛めつけられるのだ。

人間を絶望に追い落とす闇の深さには限りがないのだな、
と思い知らされる。
だから犯罪を犯しても仕方ない、
という感想ではないが、
小説のラストのシュウジも、
池袋の男も、
救うことが出来ない無力感に襲われた。

この小説のままの映画ではR-15あたりになったと思われるものを
PG-12に仕上げたということは、
どのように映画化しているのかが興味深い。
ラストには救いがあるのだろうか?

お正月の読書

2006-01-09 15:46:30 | BOOK
目のせいで予定が進まなかった読書。

「博士の愛した数式」
小川洋子はずっと以前に「アンジェリーナ」を読んで
どうも好きじゃあなかったので敬遠していた。
なので、映画化と文庫化ということで読んでみたら
すごくおもしろかった!
数学は苦手だし、
素数の美しさなんてちんぷんかんぷんですが、
美しい物語なのは確か。
映画も楽しみ。

「夜のピクニック」
図書館の順番待ちは浮世からずれます。
これもすごく面白かった~。
本当に夜間の遠足の話で青春してるのかと思っていたら、
そんなわけない恩田陸。
高校生にもいろんな事情があって、
一夜の歩行の間に話が展開してゆくさまが読ませる。
そして、学校行事に対する気持ちや
出てくる生徒達が
自分の高校時代を思い出させてくれる。
大人でも子供でもなく”高校生”という生き物だった季節。

私だとマラソン大会かなぁ。
単位のために嫌々走っていたけれど、
完走できるとそれなりに達成感があったのは。

後は横溝正史「幽霊男」と(実は大好き)
雑誌をパラパラ読んでました。
手付かずが3冊ほどあるので、しばらく読む本にはこと欠かないかな。

シネマでヒーロー

2005-12-23 21:55:31 | BOOK
本棚から読む本をあさっていたら、
95年発行のちくま文庫「シネマでヒーロー」を発見。
インタビュー集ですが、
永瀬正敏・三上博・豊川悦司・佐野史郎
ピンポイントでツボな顔ぶれ。
(三上博もデビュー時から大好き)
あまり雑誌などの露出の無い人たちなので、
読むとおもしろい。
インタビューは93年当時なので
全員今でもバリバリ主役級ってすごいかも。

さらに、96年発行の監督編も。
北野武・周防正行・竹中直人・塚本晋也・松岡錠司

こちらもインタビューは93年のもの。
この頃は日本映画って
まだあんまりお客さんが入ってなかったよなぁ。
私は観てましたけどね。
この辺の監督はもう中堅だよね、若手じゃないよね。
10年選手ってベテラン?

周防監督は「Shall we ダンス」以降新作なしだけれど、
他4人は撮ってるというのがいいよね。
監督と呼ばれ続けるのは大変だろうと思う。
北野武は今や別格なカンジかな。
(実はそんなに好きじゃないです、私は)

下妻物語 完

2005-12-14 20:14:10 | BOOK
図書館にリクエストしていたのが、やっと回ってきました。
映画も原作もとてもおもしろかったので、完結編を。
桃子のロリータ王国にはさらに拍車がかかっていて、
イチゴは相変わらずおつむが軽いヤンキーで、
何故か殺人事件に巻き込まれ、
それがアガサ・クリスティばりの事件。

という、非常に濃い、野ばらワールド炸裂なお話。
面白いですが、
映画は野ばらワールドを万人向けに翻訳してたのね~、
と改めて気がついた。
ロココとヤンキーとオタクの心を描ける野ばらさんって、
ステキ。


一緒に借りた「トラベリング・パンツ ラストサマー」も面白かった。
だってワタシって乙女ですもの~、あはは。

yosimotobanana.comの文庫は、水を飲むように一気読み。
毎日チェックしているHPですが、
本って、触れるしどこにでも持ってゆけるから、やっぱり大好き。

泣かない女はいない/ジャージの二人  長嶋有

2005-11-29 20:20:31 | BOOK
そーいえば、この作家「猛スピードで母は」を読んで
どーもフィットしないなぁ、と思ったんだっけ。

タイトルにひかれて読んだ「泣かない女はいない」
うーん、いまひとつ。
表紙が大島弓子だったので読んだ「ジャージの二人」
ああ、いまふたつ。
相性が悪いのかな。


夕べから嵐。
風の音がひどくて、夢の中でも嵐に会っていた。
それも高層マンションに住んで揺れまくり。
ニュースの影響もあるのかなぁ。
何故か床がスケルトンで地上が見えて、それも恐かった。
それにしても、大風大雨雷って、もう11月も終るというのに、何事?!


昨日会ったもう一人の人は
どういうルートで話をしていっても、
最終目的は”マッサージ”と”社長”に行き着くという面白い人だった。
私の最終目的は、ふっふっふっ。
ひ・み・つ。

銭湯の女神  星野博美

2005-11-16 20:38:56 | BOOK
手持ちの文庫。読むのは三回目かな。

星野博美さんには会ったことがある。
彼女が写真家の橋口譲二さんのアシスタントだった頃、
私が東川町まで、橋口さんの写真を見に行った時だ。
(詳しくは橋口さんのことを書くときに)

その後彼女は
写真家でありノンフィクションライターになっていた。
彼女の名前を本屋で発見したのは、
大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した
「転がる香港に苔はつかない」で、
その厚さと値段に躊躇したものの、何ページかを読んで買ってしまった。
香港という土地ではなく、香港人について書いてある
かなり面白い本だ。

この「銭湯の女神」は日常的なことがテーマになっていて、
その価値観が、とても私に近い部分があって面白い。
彼女の方が生真面目な度合いと、旅人の部分ははるかに多いが。

たとえば、ファミレスでのマニュアルも極まれりな出来事への違和感の持ち方。
ウェイトレスが一人で来店した小学生に
「お煙草のほう、お吸いになりますか?」
と聞いたというのだ。
その場面をスルーするか、笑い話で終らせるか、
自分の中でひっかかりとするか。

私も一人暮らしを始めてから結構の間、風呂ナシのアパートに住んでいて、
不便だとか恥ずかしいとかは思っていなかったからなぁ。
泊まりに来た友人を銭湯に連れて行っていたが、
一人だけ「恥ずかしいから」といって入らなかったっけ。
彼女とは今でも仲良しだけれど、価値観はすっごい違う。
時として、笑えるくらい。

トラベリング・パンツ

2005-11-11 19:36:45 | BOOK
映画「旅するジーンズと16歳の夏」の原作。
図書館で探したら、ヤングの書棚にあった。
YA文学、というのはティーンズ向けとは違うのかなぁ?

シリーズの1,2作をまとめて借りてきた。
2作目は次の年の夏のお話になっているので、
映画は1作目を元にしているらしい。
本としては2作目「セカンド・サマー」のほうが面白いけれど
映画はオリジナルのエピソードを入れ込んだり、
エピソードを膨らましていたりして、断然面白い。
リーナの恋も、カルメンの味わう疎外感も、
ティビーの小さな友達も、深みを増して描かれている。

女の子の友情物語で4人組のお話って、
ありそうで無い気がする。
実際だと2:2に分かれちゃいそうだし。
でも、キャラクターが立っているので、
『あるある』という気持ちになる。
16歳の気分を思い出してしまうね、
大人が見たらキラキラしていたんだろうな、私たちも。
本人達にはつまらない日常だったけど。
(という感想がすでに大人だよなぁ、しみじみ)

3作目の「ラスト・サマー」は貸し出し中だったので、
読むのが楽しみ。