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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

まほろ駅前多田便利軒 /三浦しをん

2006-08-28 21:33:39 | BOOK
面白っ!

三浦しをんはエッセイしか読んだことがなくて、
BL好きでバクチクの追っかけのカミングアウト具合が、
♪昔の私見るようなもの~
(BLは卒業したし、好きなバンドはバクチクではない)
と複雑だけれど面白く読んでいた。

挿絵と帯にひかれて初めて小説を読んでみたのだが、
書ける人だな、コイツは。
って直木賞だから当たり前だけど。

多田と行天の関係が、
二足ぐらい踏み外すとやおいになりそうな感じなのがいい。
便利屋事件簿としてのエピソードも深いし、
人情話の要素もありつつ、
一見お気楽な二人の背負っている影も上手い。
特に行天の過去にはもっと色々ありそうだ。
シリーズ化してくれないかなぁ。

これって映画にしたら面白いかも。

のりたまと煙突 星野博美

2006-07-19 20:49:11 | BOOK
”のり”と”たま”をはじめとして、
かかわった猫たちの記憶と、
背筋のピンと伸びた彼女の見た時代の記憶。
堅苦しかったり、
まっとうすぎに聞こえる文章を綴る星野さんの姿勢は、
ちっとも変わらない。
そこにはテレやちょっとした道化もないので、
こちらも向き合ってしまう。
今、こういう文章がどのくらいあるだろう?

橋口さんのHPにも星野さんの近況は書かれていないので、
どうされているのか知らないけれど、
ネットでも解らないことがあるのもいいな。

セ・ジョリ/天然日和 石田ゆり子

2006-06-25 22:48:21 | BOOK
『C'est joli(セ・ジョリ)』
『天然日和』の二冊を読みました。

石田ゆり子、女優としては特に興味があるわけじゃないですが、
なにもそこまで 的な真っ直ぐさが気になったので。
エッセイを読むとますます彼女の真っ直ぐさが解ります。
友達だと微妙かも。
自分が信じるものや心地よいと思うものへのこだわりが強い人。
曲がったことは大嫌いみたい。
もう少し遊びがあったほうが、付き合いやすいのでは。
私に言われてもしょうがないと思うけど。

本人が、凛として居住まい正しいのはステキですが、
そういう人は他人にもそれを求めたりしますよね。
それ苦手。

犬と猫と暮らしていたり、
片付けがあまり得意ではないなど、
仲良くなれそうな面もあるんですけど。
(友達になりたいのか?)

でも、この硬質な清潔感が彼女の魅力ではありますね。

他に今週は京極夏彦の「ウブメの夏」を。
今更、ですが面白かった。
どういう風に映画化されたんだろう、この話。
京極夏彦は文章のこだわりに苦手感がありますが、
そういえば「覗き小平次」も面白かったっけ。

”スーツ男子”

2006-06-09 21:41:44 | BOOK
立ち読み、というかパラパラと。
これはあれですね、
”メガネ男子”好評につき二匹目のどじょう、ですね。
でもさー、なんでチバ・ユウスケがいないかな?
ミッシェルのメンバーが一人もいないなんて、
納得いかん!
リサーチ不足だぞ~。
スーツといえばモッズスーツだろう。

実はスーツ男子、あまり興味がないというか、
良さが解らない。
高い安いや、質がいい悪いが、
いまひとつ見抜けません。
ネクタイの柄もよく解りません。
何故なら目が肥えるほど沢山見てないから。
あまりにも似合っていない人は解るけど。

私の好きなのは、
作業服男子(ニッカとかヘビーなもの除く)
上下お揃いもいいですが、
Yシャツ、ネクタイに作業服もツボ。
溶接時に火花が飛ぶと危ないので、化繊不可。
色目は最近は明るいものが多いですね。
要するに、
そういう人の多い職場環境ということかなぁ。

出ないかな”作業服男子”
いや~、ありそうなのは”制服男子”か?
って、ただマニア本じゃん。
はっ!
”メガネ男子”がすでにマニア本?!
買ってない買ってない。
でも、メガネ男子は好きでござるよ。

豆腐小僧 双六道中 京極夏彦

2006-05-29 22:08:17 | BOOK
全然読み終わらない!
厚すぎるぜ、京極夏彦!

☆先週の読書
「天狗風」宮部みゆき
この人は、人間の心の暗い部分を描いても、
暖かいのがいいなぁ。

「巷説百物語」京極夏彦
まあ、このぐらいなら読めますが。

あと、岸本葉子のエッセイ二冊が図書館本で、
手持ちの幸田文を読み返してます。
きりっと固い文章が心地よい。

SWITCH 浅野忠信特集

2006-05-07 20:38:01 | BOOK
SWITCHを買ったのは久しぶり。
最近は”立ち読みの女王”なのだが、
インタビューのボリュームと、
フィルモグラフィーと、
タキシード姿に購入決定。
崩した着こなしも、ノーマルな正装も
さらりと着こなすのがステキ。

ワールドワイドな活躍をしていくうちに、
年齢を重ねるうちに、
演技に対する考え方も変化してきたようだ。
32歳。
まだまだこれからが楽しみで仕方ない。
チンギス・ハンを演じた「モンゴル」は、
いつ観ることができるのかな。

それにしても、
海外での評価の高さが国内に認知されないというのは、
どうしたものだろう?
まあ、本人は全く気にしていないんだろうけど。

~~~~
めずらしく”題名のない音楽会”の時間に目覚めたら
フジコ・ヘミングでした。
そこで、グールドの名前が出ていたので、
グールド聴いてます。
映画も観たなぁ、グールド。
演奏会の嫌いだったピアニストの若き姿は、
カッコよかった。
クラシックは全く詳しくないので
好きに聴いてます。

ぢぞうはみんな知っている 群ようこ

2006-04-23 20:56:03 | BOOK
おおっ。
西原りえぞう先生との迷対談集「鳥頭対談」で
娘の稼ぎを使いまくっていた母上、
さらにすごいことになっていたのね~。
”浪費ばか一代の中村うさぎ嬢が母になったようなもの”
そりゃスゴイですわ。
だって、
洋服はイッセイ・ミヤケ、ジル・サンダー、ギャルソン
ダイヤの指輪に
500万の着物。
さらに月の小遣い50万!
(ダンナもこんなに稼がないのでは)
追い討ちで、
弟と母だけが住む家のローン!!

群さんには悪いけど、
甘やかしすぎでしょう。
おもしろいけどね、読む分には。

群ようこの本もほとんど処分して、
今は図書館読みがおもですが、
この母さんは、どうなるのか見届けたい~。
ぜひ書き続けてもらいたいものだ。

☆今週の他の読書
「しょっぱいドライブ」大道珠貴
「ひかりのメリーゴーラウンド」田口ランディ
「リアルワールド」桐野夏生

3冊とも、というか3人とも相性悪し。
読後感のしっくりこないものばかり。
もちろん、図書館本。

なんくるなく、ない よしもとばなな

2006-04-16 20:48:35 | BOOK
最初は「なんくるない」が文庫化されると思ったんだよね。
でも、HPの表紙写真が違う雰囲気で、
本屋で見かけたときは
ムック「本日の、吉本ばなな」の文庫化?
と思った。
そして、手に取って見ると
「なんくるなく、ない」おお、違っているじゃん。
沖縄旅行記みたいなもので、
雑誌に掲載されたものやHPの日記の再編集でした。
初めて読む文章は少なかったのに、
買ってしまったよ。
読んでしまったよ。
沖縄って、
北国から見るとまるで異国だなぁ、何もかもが。
行ってみたいな~。
と夢ばかりが膨らむのでありました。

そうそう、
以前にりんけんバンドのLIVEに行ったとき
うちなーぐちの歌詞の訳が
舞台の横に出ていたのよ。
で、カチャーシーを客席皆でやったんだけど、
あの映像で見る沖縄の人々の柔らかい手の動きは、
道産子にはなかなか出来なくて、
やはり”ソーラン節”の地でござるなあ、
と思ったんだよ。

冷たい銃声 ロバート・B・パーカー

2006-04-08 20:36:27 | BOOK
スペンサーシリーズの最新刊。
冒頭、ホークが撃たれて重症!
というショックな書き出し。
スペンサー本人よりタフなホークに何が起こったのか?
という事実は淡々と綴られ、
ホークが自分を自分たらしめる為の、
報復へ向かうさま描かれる。

スペンサーシリーズでは、
大量の死人が出ることはあまりない。
そこも好きなところだが、
今回は組織を潰すために大きな戦いになりそうだな、
と思って読み進むも、
具体的な殺傷場面は少なくて安心。
ストーリー上は20人以上死んでいるが、
スペンサーが手を下したものはない。

シリーズが長すぎるかもしれないけれど、
自分のルールを曲げないスペンサーが好きだ。


☆今週の他の読書
「映画を見ればわかること」川本三郎
「無名」沢木耕太郎
「4teen」石田衣良(再読)
「日々ごはん 3」高山なおみ

すべて図書館読み。
4月から10冊まで借りられるようになったんだよ~。
でも徒歩なので重量的に6冊が限度かなぁ。

触れもせで 久世光彦

2006-03-25 20:05:18 | BOOK
昨日から懐かしの少女マンガをふいに読み始め
同じサイズなので棚にまぎれていたのを。

先日亡くなった久世光彦が
向田邦子との二十年を綴ったエッセイ。
彼は
突然の飛行機事故で亡くなった向田の最後を
~あの人のラストシーンは、なんだか周到に用意されたものだったような気がしてならないのである~
と綴っている。
老いる姿も、病み衰える姿も見せずに、
美しく出来の良い姉のようなまま、
忽然と姿を消した向田邦子を。
そうして、本人もそのように亡くなってしまった。
残された者が唖然呆然としたのは、同じことだろう。

なんだか、
あの世という場所で
二人が
「うまく消えたよね、お互い」
と笑い合っている気がしてしまう。
そうして、昭和初期の話なんかをしているような。
52歳で亡くなった向田は
「あなた老けたわね」と笑っていそうだ。

私は高校時代から向田邦子が好きで読んでいたが、
(ドラマはもっと前)
年齢を重ねて読むとその上手さが解る作品も多い。
ドラマも何かの折にNHKの古い作品を観ることがあるが、
子供の時とは違うところに感心をする。
子供にも大人にも楽しめて、
何気ない人生の深さを描き出すシナリオ作家というのは、
今はいないだろう。