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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

生きるロック~HARRY LIVE

2010-05-12 22:24:05 | 音楽
5/11 クラップスホール

前髪も立てておでこを出しているHARRY
初めて見たと思う。
さすがに老けた感じはいなめないが
それはこっちも同じだよね。

”生き様”という言葉は嫌い。

ステージで吠えているHARRYは”生きるロック”だった。
”ロックという生き方”でもなく
”キング オブ ロック”でもなく
”R&Rのならず者”でもない。
それしかできない人なのだと思う。

歌詞に「島流し」や「一揆」が出てくるのには
解ってもらおうという気持ちがないのかな。
サウンドはロックなんで、踊ってしまうけど、
『いや~、実は時代小説好き?!』
なんて思ってしまって
風刺の効いてる歌詞の意味までたどり着けなくてさ。

slidersの曲をやらなくてもカッコ良くていいけど
客がついていけるのか不安だよ。

道さえあれば充分だろう

かつてHARRYが歌った道は
どこに続いてるの?

それにしても、フルに2時間ありがとう。

『桜見た?』に「見たけど。で?」という素晴らしい返しもありがとう。
曲終わりの「はい、どうも」と合わせて
意表をついてのお笑い好き?
そうか「冬がまだ終ってないんだよな」なのか。
昨日も寒かったね。

また、札幌で逢いましょう。

菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ

2010-05-08 23:32:23 | 音楽
5/3 六本木ヒルズ

LIVEがあるのに気がついたのは、
出かける3日前くらい。
J-WAVEのフリーライブということで
おっとり刀でかけつける。

前日の銀ブラの疲労で
結局この日はこれ1本勝負。
なのに、
大江戸線のバカーーーー!!
地下何階なんだよ~!
もう乗らないぞ~!

本当に『駆けつける』でぜーぜーしながら
ヒルズのアリーナに着いたのが15分くらい前。
人の隙間からリハしてる菊地さんが指人形くらい見える席確保。
横に”コアラとユーカリの木”状態のカップルいたけど
気にならないのがIN六本木?!

始まったらノンストップでカッコ良くて
踊っちゃうし寒いし
ステージはちらりとしか見えないし
踊っちゃうし足つりそうだし
ガラス張りのテレ朝から観てる人いるし
踊っちゃうし風は吹いてくるし
毛玉の帽子とリュックヤローと通りすがり邪魔くさいし
踊っちゃうし笑えるし(カッコ良くて)
着物の人恵比寿ガーデンホールの時の方かしらん
寒いですね~
踊っちゃいますね~

演奏は本当にノンストップ30分くらい
ひと言も発せずにメンバーがステージを去った後に
木村さんのPlayが響く様もカッコ良かった。
(ステージは見えていないちびっコの推理)

演奏直後で息の上がっている菊地さんをステージに呼び戻してのトークもステキ。
きゃ~!

お腹減ったので
クレープとチャイで小腹しのぎつつ
ボサノバに菊地さん参加を聴きましたが
寒すぎて合わないことでありました。
クレープ、
何年ぶりだろうか。
あれ焼けている気がしないんだよなぁ。
半生?

時間の使い方がへたっぴな一日で
森美術館に寄れなかったのが残念。
本当に菊地さんとの逢瀬だけのヒルズとなりました。

通りすがりに上田正樹

2010-03-29 22:35:58 | 音楽
土曜日に何気なく立ち寄ったビルのアトリウムで
29日に上田正樹のLIVEお知らせ発見。
しかし、売り切れ。

吹き抜けなのでどこかで聴けるかも、
足を運んだら
コーヒーショップでばっちり聴けました。
サウスの頃から声が好きなの、声が。

『HELP』や『ホテルカリフォルニア』などなど
R&Bアレンジでカバーを沢山。
オリジナルもいい曲で
やってくれないかも と思っていた
『悲しい色やね』も歌ってくれました。
『イマジン』がすごかったです。

仕事帰りのおじさんや仕事抜けてきた(IDぶらさげたまま)おじさんや
おねえさんも沢山。
大人がLIVEをゆったりと楽しんでました。

こういうのって、いいよね。

SIONと猫引っかき楽団

2010-03-06 12:49:33 | 音楽
昨日LIVEでした。

手術後初のLIVE。
それもスタンディング。

やっぱり踊ってしまいました。
ちょっと痛い気もしたけど、
楽しい物質が凌駕。

しかし
帰りはライブハウスの階段を上るのにひと苦労。
わき目もふらず直帰。
アパートの階段はリハビリのように上り
せっかく買ったCDを聴く気力も無く、
気がついたらCDを手に持ったまま寝てました。

今日は休養日にしよう。
自分を大切にすることも覚えないと。

SIONありがとう。
ありがとう。

感想文は後ほど。

Micro SPACE RHYTHM <2> TOUR

2009-10-30 20:51:36 | 音楽
2009.10.22 札幌市民ホール

バンドを連れたMicroもホールも初めてなので、
楽しみにう列の左側に座る。
右隣は小学生の女の子とお父さん。
やっぱ幅広いな、Micro。

場内アナウンスがご本人で、カミカミなのがキュート。

1曲目「哀音」で、アフリカ的な衣装で登場。
鳥を思わせるゆっくりとした動きの、ダイナミックなダンス。

2曲目からはアップテンポでトばしまくり。
前列は踊ってたりタオル回してたり手振りしてたりノッているのに、
Microの表情がいまいち。
客席に降りたりして。
そっか、ホールは上げるの大変か。
(後でMicro初体験の人が多かったこと判明)
『恥ずかしがってどーすんだよ』
2回くらい言ってたか、Micro。
半分くらい進んでやっといいカンジに。
まあ、最初からワタシは踊ってるし周りも大騒ぎですが。

SPACE RHYTHM <2>の曲は全部やったかな。
「三・三・七」で
『三三七拍子と三本締めは違うからね』じっくりレクチャー受けるも、
間違える人多々(笑)

今回も『跳べ!』って言われたのは「Discoteque 80s」
気がつけばギター二人とベースも弾きながら跳んでました。
若そうには思われないのにスゴイ(笑)
ま、ワタシも跳んでたし。

「踊れ」も、言葉をかみしめながら歌い踊る。
~全てを突き抜けて たどり着くため 踊れ

Microの歌はLIVEでも言葉がちゃんと届く。
「笑顔のその先に」
~つくり笑いなんて言葉 ホンマは無いねんでって

「青い糸」
~向かい風は強く 向かい風がそよぐ

三線を弾きながら歌う「Sea Seed」
~なんくるなくない じゃないさ
 なんとかしなきゃ 今

やっぱりMicroの曲・言葉は、本気100%
伝えたいと本気で思っているからひかれるんだ。
Microが音楽の力を信じているし。

メンバー紹介は
『音楽がなかったら、友達になれてない』と笑いながら。
確かに
ギターの一人はワタシ好みのマッシュルームおサイケさんだし、
ベースは強面でタトゥーバリバリ。
PCとホーン担当の人は落ち着いてる。
ギターのナガチョさんは仲良しなんでしょうが、
みんなMicroをリスペクトしてるのが伝わってくる。
あ、ドラマーの人は・・・忘れてしまった。失礼。

そう。
『キノコの山』と紹介された西村氏は
ファッションもプレイスタイルも好みでしたが、逆サイドでした・・・。
近くで見たかった・・・。

アンコールの「yukiyanagi」が染みたなぁ。

ちいさいMicroの半端じゃないエネルギーの出し方は、尊敬モノです。
全然出し惜しみしてなくて、すごい。
だからこっちもフルパワーになっちゃうさ。
楽しかった~。

くるり ~とろみを感じる生き方~ 札幌市民ホール

2009-10-26 20:57:39 | 音楽
2009.9.21


オープニングは「ジュビリー」

岸田君は髪が短くなってて、
シャツにパンツという爽やかスタイル。
もちろんメガネかけてる。
キャー!今日は特にタイプ~。

以下、曲は思い出した順です。

ユーミンと共演のGAPの歌
「シャツを洗う」
『ユーミンはいませんが、3人でユーミン風味をかもし出します』

「スーパースター」
「ロックンロール」
「ナイトライダー」
「虹」

くるり結成11年目の日ということで
「BIRTHDAY」
『中途半端ですねー、11周年。次は22周年、33周年やりますよ』
(法事か・笑)

「青い空」
ガツガツのロックナンバー、大好き。

「三日月」
「愉快なピーナツ」
「ベベブ」
「デルタ」
「かごの中のジョニー」
「さよならリグレット」
「つらいことばかり」

ムード歌謡バージョン「京都の大学生」
一度引っ込んだ岸田君えんじのジャケット(ベロアか?)着て登場
ミラーボールきらきらの中、
キーボード世武裕子さんとのムーディなデュエット。
大笑いしちゃいましたが、
お客さんムード歌謡がわからなかった模様で
普通にウケてました。

ラストは
「バラの花」
何故か泣けた。

アンコール最初は”物販ウルフ”が
『ギャルになれる携帯ストラップ』などを紹介して、
岸田君もリアクションで参加。
佐藤君が紹介終わりで床に捨てるのを走って拾ったりしてた。
『くるり鶏びゅ~とのCDを買うと、ステキな手ぬぐいが、当たるかもしれない券。がついてるらしい』
と言った時には、自分の使ってるタオルを広げて見せて
『それ普通のタオルやん』突っ込まれてた。
そういえば、
岸田君なんでメガネかけたままで顔ごしごし拭いてたんだろ?
汗拭けたのか、あれで?
あと
『バンドやってる人います?』
一人もいなかったようですが
『バンドやったらええのに。物販楽しいよ』だそうです。

曲は
「魂のゆくえ」
「ワンダーフォーゲル」


やはりくるりの真髄はLIVEですねー。
びしっとロックですよ。カッコイイですよ。
今回はキーボード世武さん参加でまた厚みというか深みがあり、
コーラスもステキでした。

岸田君ギター弾きなんですね。
・赤っぽいSG(蘭ちゃんのに似ている)
・黒いストラト
・フツーのテレキャス(木地の色かな?)
3本を弾き分けてましたよ。
アコギあったかも・・・。

チャボみたいに(ってかキース?笑)
弾きながらぐるん、と手を回したら
顔に当たってメガネ飛んでました~、あはは。
佐藤君がひろって渡してた。ええ人や。

CDだと言葉につい気をとられがちですが、
とてもカッコいいロックバンド。
でも、
泣いてしまう曲もあるよ、LIVEでさ。


それにしても、
く列でくるりはもうないかもね。

スガシカオ ファンクファイヤー札幌

2009-10-25 23:15:31 | 音楽
10/24 Zepp札幌

整理番号がFC優先とは思われない番号で
Bブロック・・・。

1曲目から大盛り上がりしたけど、
いつもながら曲名忘れてる・・・。

ポチだけ嫌いな”ワシントン・ゴーゴー”から
(笑えるくらいカッコイイ)
加速して以降上がりっぱなしなワタシ。
ぎゅうぎゅうでも踊るっ!

めちゃギター少年と化したスガさんのあおりが今回すごかったので、
後ろのほうもえらいことになってたみたい。
最近はお客さん参加曲も多いし。
しかし、道産子案外リズム感悪いらしいよ。
(昔キヨシローに言われた・笑)
「このところちょっと」の刻むとこ、いっつももたついちゃうさ。

曲は覚えているもので
「ドキドキしちゃう」
「正義の味方」
「たとえば朝のバス停で」
「コノユビトマレ」
「午後のパレード」
「SPIRIT」
「13階のエレベーター」
「Party People」
「FANKA HOLIC」
アンコールが
「19才」か「奇跡」か・・・。

えー、前のりして日ハム戦を観に行ったそうですが、
サッカー小僧のスガさん、ルールが全くわからず
「外野の人って暇そう」(ネタかも?!)
ゲームが止まった間「帰ろうよ~」って言ったり
相手チームのヒットに喜んで場違いだったりしたんだそうです。

というわけで、
アンコールは全員日ハムレプリカユニホーム着用。
リュウタは白・キッシーはオレンジ・ヨシトは2色のBBの頭の毛つき。
ポチは”仕方なく着てやった”感ありありで笑えた。
ラストに登場スガさんは嬉々として背中の
ダルビッシュを見せながら登場。
そこで、日ハム勝ちました情報。
おお、そうか良かった。

その、健康的?なユニホーム姿で
『50歳になっても歌ってていいですか、この歌』
「イジメテミタイ」
そんなもん、キャーに決まってる!
何がスゴイって会場がアマゾンズになってんの。
~そんなこと 言えるわけ無いじゃない
ワタシも歌いましたよ、もちろん。

踊って手を振って跳ねて歌って、大騒ぎで、
いつも通り気がふれた人となっておりました。
楽しい物質は痛い物質を駆逐します。
時間限定だけどね。

終了のアナウンスを何度流しても客が帰らず
バラシが始まったところでワタシは退場。
スガさんもお疲れでしょう。

ライジングの貸しは返してもらいました。
しかし、
仙台は貸しっぱなしかも。
曲のところどころで、キーを下げてた気がしたので。
咽は大事にして下さい。
50歳まで歌うんでしょ「イジメテミテイ」
UKライブもあるでしょ。

今回は”隙間から見えるスガさん”50%超えで大満足。
しかし髪の毛までは気が回らなかった・・・。

歌詞で物語を生きる

2009-09-10 21:41:11 | 音楽
♪キッチンにはハイライトとウイスキーグラス
 どこにでもあるよな 家族の風景

「お母さんがキッチンドリンカーの歌かと思った」
初めて聞く感想でしたけれども、
本当に解釈は百人いれば百通り。
それこそが歌詞の本質なのでは?


NHKの”ザ・ソングライターズ”がスゴイです。
大御所が、それも私の好きな人が出演して
自分の歌詞、言葉選びのポイント
歌の作り方。
届けたいことを真剣に話してます。
佐野さん相手にごまかすことは確かに難しそうですが、
多分、松本隆が言っていた
「手の内を明かしても、簡単にマネできないから。ふふふ」
そういうこともあるでしょう。
そして、
あの空間にいる人の真剣さが引き出すんでしょうね。

先週の矢野さんの
嫌いな言葉や、届けたい相手の話には
TV前でぶんぶんうなづいてました。
「人を蔑んだり貶める言葉は全部嫌い」
「世の中には二通りの人がいると思っている。
 解らないことを知りたいと進む人と、解らなくていいやという人。
 私は前者に伝わるように歌っている」
あと、
「カバーする時に言葉が大事。いい曲だなと思ったら歌詞をチェックして、 普段自分が使わない言葉が入っている歌は歌わない」
はいはいはい。
私が矢野さんを好きな理由を、矢野さんが説明してくれた気分。
矢野さんの相づちが英語で会話している時みたいなのも、興味深かった。
友人は英語で話す時は英語で考えていると言っていたしなぁ。
英語頭を持っていない私には想像できませんが。


小田さんも好きなので面白かった。
(録画消してしまった~)
が、
さだまさしは特段ファンではないのに、
言葉から物語を引き出し、創り上げてゆくさまをその場で見せてくれてちょっと感動。
その才能あればこその、一線でのキャリアですね。


スガさんの回の、視点のずらし方や
音に言葉をのせる時に重要視すること。
”月”が好きな理由も興味深かった。

スガさんは別立てで1本書きますか。


そうそう。
同じくNHKの陽水特集も面白かった~。
「ワカンナイ」が
宮澤賢治への返歌だとは知りませんでした。
やられちまったぜ、ちっ!
悔しいのは、ワタクシ賢治好きなもので。
陽水も言葉遣いの名手で迷手ですし、
これから歌の言葉は淘汰されていくのかもね。

私が好きな歌うたいで、
ありがちな言葉を歌う人はまずいない。
噛まないで舌の上で溶けて消える、あとには何も残らない
そんな甘い言葉はいらないの。
租借して自分の血肉にしたいのかも。
今、ふと思いましたが。

ライジングサン~”スガシカオ”

2009-08-19 21:54:44 | 音楽
今回のRSR、
私の中では初日のメインはスガさん。
RSRで観るのは3回目。
が、前回は「フェスなのに小屋かよっ!」で入場規制をくらい
入ることは出来たものの姿は見えず。
クヤシイからその状態で踊りまくり、
終わった後は酸欠で救護テントでぐったり。
という負け試合に等しいものだったので、
グリーンオアシスだからオープンじゃーん、と気合いれてました

ひとつ前の真心もちゃんと楽しんで、にじにじっと3列目あたり確保。
すでにぎゅうぎゅう。
変な押し方する人は押し返すが基本だが、
最前にいる知り合いと携帯で話しながら、無理やりそこに入り込もうとする人は
周り中から阻止されてました。
とーぜんだよな。

そんな状態の中、楽しみに待っていたスガさんの第一声。
「声つぶしちゃいました」
なんだと~!
私の直近のスガさんLIVEは、12月の仙台。
声が出なくて、途中でやめちゃって、振り替えになったヤツ。
つ・ま・り
続けて2度目ってこと。声の出ないLIVE。
そりゃ怒るでしょう。

一曲目からオクターブほど下げていたのにはびっくり。
仙台は普通のキーで初めてましたから。
そんなに喉の状態が悪いのかぁ・・・。

よしっ。それでは盛り上がりましょう。
泡ふくまでとはいかずとも、踊りましょうとも。
(from パーティピープル)
大体、スガさんが目の前で歌っていて
踊らずにいられるものか。

曲はフェス仕様でアゲアゲメニューだったし、
初めてさんたちは『スガシカオ、カッコ良い!!』連発で大盛り上がり。
アンコールなんてかけてた人いましたが、
あの声じゃ無理だから。
ツアー来てみ。
カッコ良すぎて倒れるよ、キミたち。
「はずそうと思ったんですが、やれる気がしてきたので」
と歌った“春夏秋冬”
良かったですけどね。

・ 19才
・ 奇跡
・ コノユビトマレ
・ 13階のエレベーター
・ 春夏秋冬
・ パーティピープル
・ 午後のパレード

RSR用にとどこかで話していたスペシャルメニューは、
影も形もなく
10分くらい持ち時間を残してのステージ終了。

「お客さんの盛り上がりにパワーもらいました。」
それはいいよ。
スガさんに文句はない。
あの日のありったけを出してくれたことは解るから。
でも、完全燃焼はできなかった。
ちゃんと歌えるスガさんのLIVEのすごさを知っているから。


仙台の時も書きましたが、
あの事務所は何を考えているんだろう?
フェスで名前を売ることと日帰りのキャンペーンを沢山回らせることを止めず、
挙句に声が出ないスガシカオはしょうがないんですか?
その日に当たるこちらの不運ですか?


ライジングサン~”SIONと猫ひっかき楽団”

2009-08-18 23:49:33 | 音楽
えっと、ステキな英語の名前です、ホントは。
ま、SIONも日本語で言ってるしね。
GWに東京で1回観てる。

SAKEROCKが終ってお客さんがハケたら前にダッシュ!
って、最前にはりついてる人しかいないじゃん・・・。
ちょびっと淋しいけど、ほぼ真ん中確保はうれしい。
へへへ。

両隣は一人で来ている男子。
左の人となんとなく話していて
その昔「スマイリーとキスしたLIVEも観たよ」
って話したら「すごい」だって。
男同士のキスがか、私のファン歴がか?
その人とアルバムの話をしていて
「”サイレン”は一番聴いてない。つらくなるから」
と、友達とよく言い合ってたことを話したら
「オレは落ちたときこそアレ聴いて、いったん底の底まで落ちます。
そして上がってくる」って笑ってた。
強い人なんだと思う。

その前か後か忘れちゃったけど、
ステージ前で撮影のセッティングしてる人に話しかけられた。
「SIONの曲で1曲といったら何ですか?」
考える前に口からこぼれたのは「”俺の声”かな」
「やりますかね」
「どうでしょう?最近はお客さん合唱曲なんで」
「やってくれたらいいな」
なんと撮影スタッフさんSIONファンでした!
しばらく”新宿の片隅から”だの”ガード下”だの
”砂の城”だの話してた。
「何の曲やるんでしょうね」
だって野外のイベントでSION観るの初めてだからさ、
初めてのお客の心もつかむメニューでしょ、多分。
それがわからんのよ。

サウンドチェックにはメンバーご本人登場。
一彦のギターは相変わらずやかましく(褒めている)
ベースの清水くんは硬派の匂いがします。
ドラムの相澤さんはよく見えない。
SIONはいないよ。

インターバルのち
空っぽになったステージに
メンバーがスタスタと現れ、
SIONはTシャツにブルーの花柄の七分袖のシャツ
そして鮮やかなターコイズブルーのパンツでご登場。
いっきに気がふれるワタシ。

MCもほとんど挟まず
SIONが水を飲む間も挟ませず
曲が次々に演奏される。
今回、わりと覚えてるので書きます。
曲順はぐちゃぐちゃ。
1曲目さえ覚えていない。

・住人
・HAPPY
・俺の声
・好きで生きていたい(スカアレンジだったのはこれか?)
・新宿の片隅から
・ハレルヤ
・通報されるくらいに
・一瞬
・マイナスを脱ぎ捨てる
新しいアルバムから4曲
・Teadrop
・鬼は外
・slide
・お前の空まで曇らせてたまるか
ラストが
・遊ぼうよ

もっとやってるかなぁ。
50分の持ち時間めいっぱい歌ってくれたんだよね。
何回も水のボトルに手をかけたのに、
一彦が始めちゃって
『鉄の48歳に水を飲ませてやれ~』と
心の中では思っていたが
うれしかった。
野音しばらく行けてなくて、
バンドで歌うSIONをちゃんと聴くのは久しぶりだったから。

4時半からというステージで
西日が直撃だったようで、
時々日差しを手で遮って歌ってたSION。
でもずっとニコニコしてた。
いつも通りに跳ね回ったり、ステージ前まで来てくれたりしながら
笑ってたね。

本当に、ながいことファンやってて、
野音は何度も行ってるけれど
明るいうちにお外でSIONを観たのは初めて。
もちろんフェスでも初めてで
お日様の下のSIONの笑顔がステキでした。
野音だと少し明るくてもテレてるのにさ、ふふふ。

私は曲が始まる度に
笑ったり、歌ったり、少し泣いたり
忙しいの。
だって「俺の声」「新宿の片隅から」が聴けて
なにより
「遊ぼうよ」歌うんだもん、SIONたら。
懐かしすぎる~。
あの頃の自分が戻ってきたさ、一瞬。

でも、笑ってた分量が一番多いな。
楽しくて楽しくて。
そう、
とにかく楽しくて。

終わりも淋しくならずに
「またね~」ってぶんぶん手を振って
笑いながら見送った。

帰りに撮影スタッフさんと
「やりましたね」
「聴けてうれしいです」
みたいな会話をして。

もう二日目のライジングは終ってもいいよ。
(自分の)
それぐらいSIONに満たされました。
ぎゅうっと濃縮された時間に。


SION、
また遊ぼうね。