ひと雨すぎて、アスファルトが乾きかけた夕刻にお買い物へ。
立ち読みなんかして、買い物を終えてスーパーの外を見ると土砂降り。
うわぁ、傘持ってきてないんですけど・・・。
小降りにならないものかとしばらく様子を見る。
こういうざあざあ降りに濡れて歩くと面白いかなぁ、5,6分だし
などと考えるも、
濡れた服やらの始末に困るだろうという大人な判断で、
百円ショップで傘を購入。
笑えるくらい大粒の雨の中を歩きながら、
ああ、こんな土砂降りに濡れたことがあったっけ!
それはSMAPの札幌のコンサートがまだ野外だった頃で、
木村君が『みんな普通帰るでしょ』と、
あきれて笑いながら言うほどの土砂降りで、
厚手のレインコートを着ても服はびしょ濡れの観客と、
素敵な衣装も台無し、頭から濡れねずみと化したSMAPメンバー。
年に一度の逢瀬だもの帰られるものか、
というよりも楽しくて濡れてもなんでも良くて。
ふいに浮かんだ楽しい記憶は、
つまらないことばかりの最近をポイントで天然色に変えた。
すごいな、SMAP。
確かあの雨の様子はビデオにもちらりと映っているはず。
帰宅して、
あれは何年のLIVEだったけかと、
うろ覚えで97年のLIVEビデオを再生すると、
大当たり。
ボーナストラックに土砂降りの映像がちらりと。
その場にいたのではっきりと解るのだよ。
ああ、オープニングの衣装がガーディアンエンジェルで、
すごく好きだったよ、このツアー。
そして、途中に札幌でのリハの様子が挟み込まれていて、
その度『うわぁ』
あの頃はこういう楽しみもあったのね、LIVEビデオ。
そしてメンバーはみな若く、
慎吾ちゃんはシャープで剛君は短髪で、
中居君は私の好きになった頃の、少年のようなビジュアルで、
ワクワクとどんどんと見入ってしまう夕方。
なんだか心が暖かくなったりして、
あの土砂降りの中で楽しくて仕方なかった記憶が、
ものすごく宝物なんだなぁ、私にとって。
楽しい記憶は、人の背中を少しだけ押したりするね。
SMAPのファンで良かった。