あらためて思うこと。
日本の夏は、なんか白い。
湿度や太陽の位置が高いこと、それに空気の汚れのせいもあるかもしれない。ぼんやり薄い皮膜に包まれたかのようなまどろっこしさが、日本の夏の景色にはある。
それとは正反対なのが、
北欧の夏。
そこでは、空の「青」も雲の「白」も、それに木々の「緑」も、じつは
いろいろな「青」が「白」が、そして「緑」があるということに気づかせてくれる。清澄な空気の中、瑞々しくヴィヴィッドにいきづく「色」、「色」、「色」。
どんな豪華な食事よりも、にぎわう観光スポットよりも、このうつくしいパレットのような「北欧の夏」をぼくはえらぶ。