moiのブログ~日々のカフェ

北欧&フィンランドを愛するカフェ店主が綴る日々のあれやこれや

フィンランドデザイン・イヤー2005 その2

2005-08-10 16:37:00 | SUOMI
ょうは正午から「打ち水大作戦」「全国いっせい打ち水」の日だったのですが、それを知ってか荻窪では昼前から「天然『打ち水』」(つまりは「雨」ね)がザァーッとあったため、とりあえず今回は見送りました。とはいえ、まだまだ暑い日がつづくようなので、引き続き「打ち水」に励みたいとおもいます・・・。

さて、きょうも「フィンランドデザイン・イヤー2005」から、ヘルシンキ以外の都市でおこなわれるイベントを。

はじめは、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのフィンランド発のファッションブランド「イヴァナ・ヘルシンキ」の7年のあゆみをふりかえる展示です。今回は、デザイナーのパオラ・スホネンとテキスタイル・アーティストのシルッカ・コノネンとの二人展となるようなので、あるいはコラボ作品も登場するかもしれません。リンドフォルスもそうですが、パオラ・スホネンもまた「フィンランド人らしからぬ(?)したたかさ」を持ちあわせていますね。これくらいじゃないと、フィンランドのアーティストが世界を舞台に活躍するのはむずかしいということなのかもしれません。展示は10/1から10/18まで、ポリ市の「ポリジナル・ガレリア」にて開催されます。

そしてもうひとつ、おもしろそうな企画がラップランドの町イヴァロで開催されます。名づけて「フィンランドデザインのアイドルたち、荒野へゆく」。イナリ湖の湖畔にたたずむこの町をハッリ・コスキネンやリトヴァ・プオティラをはじめとする10人のデザイナーたちがおとずれ、かれらがこの極北の地からインスピレーションをえて制作した作品の数々を展示するというもの。イナリ湖のほとりといえば、フィンランドデザイン界の巨匠にして野生児、タピオ・ヴィルッカラが好んで滞在し数多くの傑作を生んだことでもしられる土地だけに、十人のデザイナーたちが十人十色、北の空気のなかではたしてどんな作品を生み出すのか、じっさいにその土地の景観にふれながら確かめてみたいものです。なおこの企画は、9/8ににオープンする「Design House Idoli」の常設展示となるそうなので、イヴァロに行かれる方はぜひいかがでしょう。

ほかにもたくさんあるのですが、興味のある方はぜひ「フィンランドデザイン・イヤー2005」のウェブサイトをチェックしてみてください。